過去の講演の記録 3
平成17年9月20日〜令和5年3月14日までのメイン授業



令和5年3月14日(火)
修了記念講演
本学理事長 山田祥次 先生


令和5年3月7日(火)
@大阪市立自然史博物館外来研究員友の会会長 鍋島靖信 先生「大阪湾のさかな達A」
A大阪教育大学名誉教授 山田勝久 先生「遣隋使・遣唐使の活躍」


令和5年2月28日(火)市民公開セミナー(南海浪切小ホール)
@和歌山大学教育学部准教授 彦次 佳 先生「おとなのスポーツで人生を豊かにする」
A西大和学園教諭 浮世博史 先生「もうひとつ上の日本史・近代編」B


令和5年2月21日(火)
南木倶楽部全国代表
南木隆治 先生「近未来−日本の可能性」N


令和5年2月14日(火)
佛教大学非常勤講師
柴田広志 先生「西洋古代史ギリシャ・ローマ」


令和5年2月7日(火)
上方文化評論家
福井栄一 先生『菅原道真 異聞:御霊 から学問神へ』


令和5年1月31日(火)
美術評論家
岩佐倫太郎 先生「大阪の日本画展 他」― 大阪中之島美術館 ―


令和5年1月24日(火)なにわ創生塾副理事長
森田登代子 先生 シリーズ:女性から見た江戸時代B


令和5年1月17日(火)
@歌手、作詞・作曲家 加藤ヒロユキ 先生「人間いたるところに青山あり」
A日経xwoman副編集長 小田舞子 先生「心をくじく駄言を無くすために」
B京都大学名誉教授 大石 眞 先生「鵜の眼・鷹の眼・まことの眼」M


令和5年1月10日(火)新春公演
謡曲クラブ講師
坂口宏子 先生「謡曲と仕舞」
特別参加:謡曲クラブのみなさん
 

令和4年12月13日(火)
@京都大学人間・環境研究家教授 中嶋節子 先生「都市と建築の歴史」
A毎日新聞学芸部専門編集委員 畑 律江 先生「有吉佐和子さんの書かれた演劇について」
B2020東京パラリンピック・アーチェリー出場 上山友裕 先生「夢と目標について」


令和4年12月6日(火)
大阪工業大学工学部准教授
瀬尾昌孝 先生「私たちの身近なパートナー<人工知能>」


令和4年11月29日(火)
同志社女子大学講師
アンドレ・アンジェイ 先生「ヨーロッパ事情B」−フランスの一年の生活を彩る祝祭のイベント−


令和4年11月22日(火)
浪曲師
真山隼人 先生「闘病記〜死んでたまるか」


令和4年11月15日(火)
関西大学社会安全学部准教授
城下英行 先生「生活の中の防災を活かす」


令和4年11月12日(土)市民公開講座(南海浪切小ホール)
@第一部 講演会「『米中新冷戦』で緊迫するアジア情勢」ジャーナリスト・関西学院大学非常勤講師 近藤 伸二 先生
A第二部 コンサート ボーカリスト プリンセスmaya さん ピアニスト アルベルト田中 さん バイオリニスト 武田基邦 さん


令和4年11月1日(火)
美術評論家
岩佐倫太郎 先生「『ボストン美術館の浮世絵展』の楽しみ方」


令和4年10月26日(水)
神於山保全クラブ
田口雅士 先生「里山保全活動を続ける楽しさ」


令和4年10月19日(火)
ゲームクリエーター
稲船敬二 先生「稲船流コンセプト仕事術」


令和4年10月4日(火)
南木倶楽部全国代表
南木隆治 先生「近未来─日本の可能性」M


令和4年9月20日(火)
@なにわ創生塾副理事長 森田登代子 先生「明日へひょうひょう」
A上方文化評論家 福井栄一 先生「天神さんの虚像と実像;道真、死して神となる」
B同志社女子大学講師 アンドレ・アンジェイ 先生「ヨーロッパ事情A」−ヨーロッパ産業革命から生まれた近代美術−印象派を中心として−


令和4年9月6日(火)
@京都大学名誉教授 大石 眞 先生「鵜の眼・鷹の眼・まことの眼」
A西大和学園教諭 浮世博史 先生「もう一つの日本史A」
B俳優・タレント 山田雅人 先生「山田雅人・かたりの世界」


令和4年8月23日(火)【市民公開授業】
フラ講師・LUANA Hula Studio主宰
稲船理江 先生 HULAフラダンス〜心と体を元気に〜


令和4年8月16日(火)
元産経新聞台北支局長
吉村剛史 先生「海洋国日本を取り巻く国際諸問題B」


令和4年8月2日(火)
歴史研究サークル南木倶楽部全国代表 南木隆治 先生
「近未来─日本の可能性」L


令和4年7月12日(火)市民公開セミナー(南海浪切小ホール)
@僧侶 草薙龍瞬 先生「僕がブッタに出会うまで 出家・草薙龍瞬の道のり」
A聖徳太子没後千四百年御遠忌・記念フォーラム「シルクロード 仏陀の道から太子の法隆寺へ」
元NHKチーフアナウンサー 児島建次郎 先生
大阪教育大学名誉教授 山田勝久 先生
西大和学園社会科教諭 浮世博史 先生


令和4年6月28日(火)
相愛大学客員教授
前垣和義先生「大阪のおばちゃん学」


令和4年6月21日(火)
美術評論家 岩佐倫太郎 先生
「来日するフェルメール《窓辺で手紙を読む女》と、ドレスデンの名画たち」


令和4年6月7日(火)
@浄土宗西光寺住職 寺尾昌治 さん「人生に彩りを」
Aフランス語講師 アンドレ・アンジェイ 先生「ヨーロッパ事情」−日本と比較して−
B-学生発表-「高野山でのひと時」 39期生 堀尾崇信 さん


令和4年5月30日(火)
桃山学院大学非常勤講師
檜本多加三 先生「鎌倉時代のはじまり」


令和4年5月24日(火)-学生発表-
44期生
山中 薫さん「巨大地震に備えよ」〜私のyoutubeも少し〜


令和4年5月17日(火)
上方文化評論家
福井栄一 先生「歌舞伎のABC」


令和4年5月14日(土)第10回 市民公開講座 (泉佐野市文化会館 エブノ泉の森ホール 小ホール)
@山田雅人 さん「山田雅人・かたりの世界」
Aピアノ演奏 宮崎 剛 さん


令和4年5月10日(火)-学生発表-
42期生 塩田 鉄 さん「エネルギーについて」


令和4年4月26日(火)
@毎日新聞学芸部専門編集委員 畑 律江 先生「OSKの歴史と特徴について」
A京都大学名誉教授 大石 眞 先生「鵜の眼・鷹の眼・まことの眼」K
BDoujima Sake Brewery UK&CO CE0 橋本清美 先生「日本文化の世界への発信」


令和4年4月19日(火)
@西大和学園教諭 浮世博史 先生「もう一つ上の日本史」
Aなにわ創生塾副理事長 森田登代子 先生「遊楽としての近世天皇即位式」


令和4年3月23日(水)仏教特別講演会
僧侶・著述家 草薙龍瞬 先生
「『心の出家』で究極の健康を手に入れる」


令和4年3月15日(火)
本学理事長
山田祥次 先生 修了記念講演


令和4年3月8日(火)
南木倶楽部全国代表
南木隆治 先生「近未来-日本の可能性」


令和4年3月1日(火)市民公開セミナー(南海浪切小ホール)
@和歌山大学教育学部准教授 片渕美穂子 先生「季節の健康法ー江戸時代の養生論からー」
A大阪国際大学・短期大学部教授 阪口葉子 先生「航空会社100年の歴史・そして更なる発展」
B元NHKチーフアナウンサー 児島建次郎 先生世界遺産シリーズH「東大寺・お水取り」


令和4年2月22日(火)
大阪河崎リハビリテーション大学博士
今岡真和 先生「要介護とならない様に」


令和4年2月15日(火)
日本看取り士会・看取りステーション「たんぽぽ」滋賀所長
西河美智子 先生「人としての尊厳を守るために」


令和4年2月10日(木)
上方文化評論家
福井栄一 先生『蝶の不思議:生態と文化誌』


令和4年2月2日(水)
美術評論家 岩佐倫太郎 先生
「中之島周辺の美術館情報」― 中之島美術館開館に伴い ―


令和4年1月18日(火)
@薬師寺副住職 生駒基達 先生「般若心経とその心」
A京都大学名誉教授 大石 眞 先生「鵜の眼・鷹の眼・まことの眼」J
B米本合同税理士法人・税理士 吉岡智行 先生「寸劇で学ぶ楽しい相続」〜誰もがいつかは迎える相続改めて学びませんか?〜


令和4年1月11日(火)
米国人講談師
旭堂南春 先生 新春公演


令和3年12月14日(火)
全体授業@GHエデュケーション 鳴尾真平 先生「毎日を楽しむ豊かな『雑談力』を身につけよう!」
全体授業A39期生 堀尾崇信 さん−学生発表−「高野山でのひととき」
全体授業B在大阪スリランカ民主社会主義共和国名誉領事 D.W.アルッガマゲ 先生「スリランカ事情」


令和3年12月9日(木)
大阪市立自然史博物館外来研究員友の会会長
鍋島靖信 先生「大阪湾のさかな達」


令和3年11月18日(木)
環境保全家
泉原一弥 先生「自然環境保護の意味」


令和3年11月9日(火)
毎日新聞学芸部専門編集委員
畑 律江 先生「上方歌舞伎の女たち〜片岡秀太郎さんを偲んで」


令和3年11月7日(日)
第9回市民公開講座(南海浪切大ホール)
第一部 講演会 評論家 石 平 先生「中国の国内情勢と米中・日中関係」
第二部 ダンス 岸和田3校によるダンス共演、久米田太鼓部とのコラボ(久米田、和泉、岸和田産業高校総勢140人出演)


令和3年10月19日(火)
@京都大学名誉教授 大石 眞 先生「鵜の眼・鷹の眼・まことの眼」I
A上方文化評論家 福井栄一 先生「もののけが岸和田にやってきた」


令和3年10月5日(火)
美術評論家
岩佐倫太郎 先生「ゴッホとマティス」―印象派を超えて―


令和3年9月21日(火)
大阪工業大学教授
鳥居 隆先生「宇宙の中の私たちと私たちのいる宇宙」


令和3年9月20日(月・祝)第8回 市民公開講座 阪南市立文化センター(サラダホール 大ホール)
第一部講演会 京都大学iPS細胞研究所未来生命科学開拓部門副所長・教授 齊藤博英 先生「iPS細胞とRNAが拓く未来の医療」
第二部 筝曲コンサート 琴:辻栄恵都 さん尺八:川崎貴久 さん


令和3年9月15日(水)
元産経新聞台北支局長
吉村剛史 先生「海洋国日本を取り巻く国際諸問題A」


令和3年9月7日(火)
@上方文化評論家 福井栄一 先生「笑いの文化誌」〜ココロもカラダも健やかに〜
A京都府立大学准教授 井上直樹 先生「朝鮮に造られた日本の城−文禄・慶長の役の一断面−」
B俳優・タレント 山田雅人 先生「山田雅人・かたりの世界」


令和3年8月17日(火)
美術評論家
岩佐倫太郎 先生「琳派と印象派」―東西交流のドラマ―


令和3年8月10日(火)
元 関西テレビアナウンサー
森田 恵 先生「おおさか すっきやねん」


令和3年8月3日(火)【全体授業】
@大阪大学名誉教授 長谷川 晃 先生「縄文から飛鳥にかけて育成された日本人の『心』と『形』」
A京都大学名誉教授 大石 眞 先生「鵜の眼・鷹の眼・まことの眼」H


令和3年7月27日(火)【全体授業】南海浪切小ホール
@阪南市市長 水野謙二 先生「公民協働のまちづくり」
A当時統合航空統制所長・元陸将 金丸章彦 先生「東日本大震災の記憶」
B関西大学非常勤講師 横山輝樹 先生「江戸の人物像」C─ 池田光政 ─


令和3年7月21日(火)
関西空港税関考査官
七村義人 先生「税関行政と密輸動向」


令和3年7月13日(火)【市民公開セミナー】南海浪切小ホール
@桃山学院大学エクステンションカレッジ檜本多加三 先生「女性から見た日本史ー和泉式部と平安王朝の女性たち」
A毎日新聞学芸部専門編集委員 畑 律江 先生「坂田藤十郎さんの仕事〜『一生青春』を座右の銘に」
B講談師 旭堂南春 先生「米国人の私が講談師になった理由(わけ)」


令和3年6月29日(火)【全体授業】南海浪切小ホール
@大阪切子保存会 高橋太久美先生「切子の歴史と大阪切子」
在籍者表彰
A杉原富人 先生・木村元廣 先生「新型コロナウイルス禍の逆転発想」−図書館から岸和田ルネッサンス−
B歴史研究サークル南木倶楽部全国代表 南木隆治 先生「近未来─日本の可能性」I 


令和3年4月20日(火)
毎日新聞客員編集委員・サンデー毎日元編集長
八木亜夫 先生 八木亜夫の「世相を斬る」


令和3年3月9日(火)
南木倶楽部全国代表
南木隆治 先生「近未来-日本の可能性」H


令和3年3月2日(火)【市民公開セミナー】南海浪切小ホール
@上宮高等学校卓球部顧問 河野正和 先生「オリンピックの卓球観戦の方法」
A高野山大学名誉教授 清凉院住職 静 慈圓 先生「現代中国によみがえる空海」
B関西大学非常勤講師 横山輝樹 先生「江戸の人物像」A−大久保彦左衛門−


令和3年2月10日(水)
上方文化評論家
福井栄一 先生「小野小町は美女だったのか」


令和3年2月3日(水)
元産経新聞台湾支局長
吉村剛史 先生「海洋国日本を取り巻く国際諸問題」


令和3年1月26日(火)
海星病院看護部
正田美紀 先生「最期まで自分らしく生きる【人生会議】をしていますか」


令和3年1月19日(火)【全体授業2】
京都大学名誉教授
大石 眞 先生「鵜の眼・鷹の眼・まことの眼」G


令和3年1月19日(火)【全体授業1】
ビジネスマン育成塾代表
野宗邦臣 先生「描こう!海洋国家日本の肖像!」─「日本の領土」を中心として─


令和3年1月12日(火)
新春コンサート
チェロ・ピアノコンサート
伊石昂平さん & 伊石有里さん


令和2年12月12日(土)第7回市民公開講座
第一部 講演会 からすま和田クリニック院長
和田洋巳 先生「がんはどうしてできるのか?ガンにはどう対処すればよいのか?」
第二部 落語寄席 笑福亭松枝 笑福亭縁


令和2年12月8日(火)【全体授業2】
大阪大学名誉教授
長谷川 晃 先生「古代日本史が生み出した日本人の心」-魏志倭人伝を読み直す -


令和2年12月8日(火)【全体授業1】
歴史研究サークル南木倶楽部全国代表
南木隆治 先生「近未来-日本の可能性」


令和2年11月17日(火)
高野山大学名誉教授
静 慈圓 先生「輝いて生きる」


令和2年10月27日(火)
テレビ岸和田取締役社長
米田智範 先生「時代は4Gから5Gへ」


令和2年10月20日(火)
美術評論家
岩佐倫太郎 先生「お出掛け美術館」この秋の美術展、イチ押しとニ押しはこれ!


令和2年10月13日(火)【全体授業2】
毎日新聞学芸部専門編集委員
畑 律江 先生「上方喜劇の系譜とその魅力」


令和2年10月13日(火)【全体授業1】
公益社岸和田エリアマネージャー
香川一彦 先生「今どきの葬儀事情」


令和2年10月6日(火)
京都大学名誉教授
大石 眞先生「鵜の眼・鷹の眼・まことの眼」F


令和2年9月8日(火)
歴史人物研究家
加藤昌夫 先生「日本の美と心」


令和2年9月1日(火)【全体授業2】
落語家
桂 茶がま さん「笑いと健康 」


令和2年9月1日(火) 【全体授業1】
民話語り部
吉川裕子 先生「東日本大震災の記憶と福島民話」


令和2年8月25日(火)
環境省自然公園指導員
田中正視 先生「日本のもり【現在過去未来】」 


令和2年8月18日(火)
元関西経済同友会・安全保障委員会副委員長
田中克彦 先生「みんなで考えよう安全保障」


令和2年8月11日(火)
上方文化評論家
福井栄一 先生「京・大阪にみる陰陽師 安倍晴明の足跡」


令和2年8月4日(火)
第6回市民公開講座(南海浪切大ホール)
第一部 講演会 関西大学非常勤講師 横山輝樹 先生「徳川吉宗の生涯」
第二部 コンサート「チェロとピアノで奏でる名曲アルバム」 チェロ 伊石昂平さん・ピアノ 伊石有里さん


令和2年7月28日(火)
毎日新聞客員編集委員・サンデー毎日元編集長
八木亜夫 先生八木亜夫の「世相を斬る」


令和2年7月14日(火)
近畿大学教授
三谷 匡 先生「2万8千年前のマンモスのDNAは果たして目覚めるか?」


令和2年7月6日(月)
京都大学名誉教授
大石 眞 先生「鵜の眼・鷹の眼・まことの眼」E


令和2年6月30日(火)
岸和田徳洲会病院理学療法士・リハビリテーション科室長
前 宏樹 先生「腰や関節の痛みの予防」


令和2年6月23日(火)
歴史研究サークル南木倶楽部全国代表
南木隆治 先生「近未来─日本の可能性」F


令和2年6月16日(火)
日本工芸会正会員
古野幸治 先生「トランプ大統領へのプレゼント 瑠蒼釉鉢の逸話」


令和2年6月9日(火)
カラーコーディネーター
日高かほり 先生「色のかたち新しい自分に出会う」


令和2年2月25日(火)
本学学長
鶴田隆志「Olympic・Scene」― from1896to2020 −


令和2年2月21日(金)市民公開講座
富山大学教授
中井精一 先生「泉州弁『だんじり』が守った」


令和2年2月4(火)学生発表
36期生 國廣英夫 さん「どうする空き家」


令和2年1月28日(火)
本学理事・社会福祉法人西谷会理事長
山田哲明 先生「終(つい)のすみ家は」
14:40〜岸和田徳洲会病院総長
東上震一 先生「心臓血管外科の新しい治療」〜体にやさしい心臓の手術・心臓血管病の話〜



令和2年1月21日(火)
毎日新聞大阪本社元G3部長
木田智里 先生「東日本大震災9年」


令和2年1月14日(火)第5回市民公開講座(南海浪切小ホール)
第一部 講演会 大阪市立大学名誉教授 毛利 正守 先生「日本書紀における天照大神及び皇孫降臨―古事記と比較しつつー」
第二部 コンサート新春〜二胡の調べ 二胡奏者 雪本 直子 さん*蘇州夜曲 *夜来香 *ふるさと他


令和2年1月7日(火)
新春の舞「年の初めを舞楽で祝う」
原笙会代表 生川純子 さんら



令和元年12月10日(火)
京都大学名誉教授
大石 眞 先生「鵜の眼・鷹の眼・まことの眼」D


令和元年12月3日(火)
毎日新聞客員編集委員・サンデー毎日元編集長
八木亜夫 先生 八木亜夫の「世相を斬る」


令和元年11月26日(火)
学生発表「ネパールへの招待」
 第1部 「わが祖国ネパール」本学英会話講師 USHA MAHAT先生
 第2部「世界の屋根 ヒマラヤ」35期生 北 敏和さん


令和元年11月19日(火)
上方文化評論家
福井栄一 先生「令和元年にふりかえる元号(年号)と日本人の歩み」


令和元年11月5日(火)
南木倶楽部全国代表
南木隆治 先生「近未来─日本の可能性」D


令和元年10月29日(火)
公益財団法人角屋保存会理事長
中川清生 先生「京島原の歴史と文化」


令和元年10月15日(火)
泉佐野市長
千代松大耕 先生「ふるさと納税をめぐって」


令和元年10月1日(火)
朗読家・フリーアナウンサー
辻 ひろ子 先生「谷崎潤一郎の魅力」─お話と朗読─


令和元年9月17日(火)
近畿大学名誉教授・水産研究所顧問
村田 修先生「近大マグロの増養殖」


令和元年9月10日(火)
毎日新聞学芸部専門編集委員
畑 律江 先生「大阪の古典芸能の今」


令和元年9月3日(火)
和歌山大学准教授
大橋直義 先生「『平家物語』と奈良」


令和元年7月16日(火)
毎日新聞客員編集委員・サンデー毎日元編集長
八木亜夫 先生八木亜夫の「世相を斬る」


令和元年7月9日(火)
田中克彦と「イリマ アイランダース」「年は寄ってもハワイアン」


令和元年6月25日(火)
京都大学名誉教授 大石 眞 先生「鵜の目・鷹の目・まことの目」C
同夫人 大石悦子 先生「歌会始のこと」


令和元年6月18日(火)
書工房 慶樹主宰
辻 慶樹 先生「どうする人生100年時代」─ プラスのことばは魔法のことば ─


令和元年6月11日(火)
岸和田市立病院主任医療ソ-シャルワーカー
澤近敦子 先生 シリーズ講座「フレイル&サルコペニアの備え」@─ 病院の役割分化の現状について─


令和元年6月4日(火)
且ゥ然総研主任研究員 荒武貞雄 先生「人生100年時代を生きるお金との向き合い方」
池田泉州銀行営業統括部 小関守弘 先生「自宅を活用した老後資金の作り方」


令和元年5月28日(火)
岸和田市長
永野耕平 先生「岸和田市政について」


令和元年5月21日(火)
大阪府立近つ飛鳥博物館名誉館長
白石太一郎 先生「百舌鳥・古市古墳群の語るもの」


令和元年5月14日(火)
大阪地方裁判所裁判官「裁判員制度」


令和元年5月7日(火)
フリーアナウンサー
渡部淑子 先生「難病を克服して」


平成31年4月23日(火)
理事長 山田祥次 先生・(理事=内定)山田哲明 先生
「たいまつを受け継ぐ」


平成31年4月16日(火)
フレンズ・ウィズ・アウト・ア・ボーダー代表
赤尾和美 先生 特別記念講演「ラオスからの便り」


平成31年3月19日(火)
本学理事長
山田祥次 先生 修了記念講演


平成31年3月12日(火)
マンドリンアンサンブル「はるか」
三好貞夫さんら「ブラボー!!マンドリン」


平成31年3月5日(火)
毎日新聞客員編集委員・サンデー毎日元編集長
八木亜夫 先生 八木亜夫の「世相を斬る」


平成31年2月26日(火)
東京国際大学教授
阪口規純 先生「戦後日本と明仁天皇の平和主義」


平成31年2月16日(火)
耳ツボジュエリーアーティスト
小橋美栄子 先生「耳ツボを知っていますか」


平成31年2月12日(火)
産経新聞編集委員
石野伸子 先生「女性記者45年の置き土産」


平成31年2月5日(火)
37期生(管理栄養士)
双和光雄 先生「健康寿命を延ばす食事管理」


平成31年1月29日(火)
美術評論家
岩佐倫太郎 先生「お出かけ美術館」


平成31年1月23日(水)
京都大学名誉教授
大石 眞 先生「鵜の目・鷹の目・まことの目」B〜 2019年の展望 〜


平成31年1月15日(火)
特別公演
堺シティオペラ理事長
坂口茉里 先生「オペラはいかが」


平成31年1月8日(火)
新春コンサート
コーラスクラブ講師 平松啓子 先生・ピアノ太田紀子 先生「世界の歌 日本の歌」



平成30年12月11日(火)
京都大学名誉教授
大石 眞 先生「鵜の眼・鷹の眼・まことの眼」A


平成30年12月4日(火)
泉佐野泉南医師会看護専門学校副学校長
西田好江 先生「看護学あれこれ」


平成30年11月22日(木)
毎日新聞客員編集委員・サンデー毎日元編集長
八木亜夫 先生 八木亜夫の「世相を斬る」


平成30年11月6日(火)
上方文化評論家
福井栄一 先生「蛸蛸から漫才まで:タコの文化誌」


平成30年10月30日(火)
司馬遼太郎記念館館長
上村洋行 先生「司馬遼太郎の考えたこと」


平成30年10月23日(火)
桂山智哉さん&江上 昇さん
元漫才師公務員の「お笑い行政講座」


平成30年10月17日(水)
作家
難波利三 先生「てんのじ村と吉本興業」


平成30年10月2日(火)
元「宝塚・アフガニスタン友好協会」代表
西垣敬子 先生「私のアフガニスタン」


平成30年9月18日(火)
和歌山大学准教授
大橋直義 先生「平清盛と西行」


平成30年9月11日(火)
桃山学院大学エクステンションカレッジ講師
檜本多加三 先生「だんじり祭総まくり」



平成30年8月7日(火)市民公開講座B
森之宮病院心臓血管センター部長
大久保修和 先生「大動脈瘤治療の改革」−ステントグラフト治療−


平成30年7月31日(火)市民公開講座A
森之宮病院心臓血管センター部長
大久保修和 先生「心臓血管外科の治療の進化」−冠動脈疾患・弁膜症手術など−


平成30年7月24日(火)市民公開講座@
関西大学法学部教授・同大学法学研究所長
久保宏之 先生 「家族の法の現在」−最近の最高裁判決と相続法改正−


平成30年7月17日(火)
毎日新聞客員編集委員・サンデー毎日元編集長
八木亜夫 先生 八木亜夫の「世相を斬る」


平成30年7月10日(火)
アンサンブル・レヴィオール
ヴィオラ・ダ・ガンバ橋詰玲子さん
リュート小出智子さん 「現代に生きるルネサンス音楽」


平成30年7月3日(火)
岸和田署交通課・生活安全課 生活・交通安全講習


平成30年6月26日(火)
野花ヘルスプロモーター冨田昌秀 先生
にしだJクリニック西田純子 先生「“みまーも岸和田”参上!」



平成30年6月19日(火)
和歌山大学災害科学教育研究センター客員教授
マーケティング・プランナー
今西 武 先生「リアルな防災対策を」


平成30年5月29日(火)
歯科医&ラジオパーソナリティー
中井大介 先生「唾液は万病の薬」


平成30年5月22日(火)
大阪健康福祉短期大学学長・小児科医
眞鍋 穣 先生「診察室から見える子どもの心と体…食物アレルギーにふれて」


平成30年5月15日(火)学生発表
35期生井上正己さん「受章とボランティア活動」
39期生 玉置福夫さん「初級・相続について」)」


平成30年5月1日(火)
神戸大学教授
巽 好幸 先生「地震列島・火山列島の日本に暮らすということ」(下)」


平成30年5月1日(火)
神戸大学教授
巽 好幸 先生「地震列島・火山列島の日本に暮らすということ」(上)」


平成30年4月24日(火)
神戸大学教授
松岡広路 先生「持続可能な社会づくりに果たす私たちの役割」


平成30年4月17日(火)特別記念講演
京都大学名誉教授
大石 眞 先生「鵜の眼・鷹の眼・まことの眼」@


平成30年3月20日(火)修了記念講演
本学理事長
山田祥次 先生


平成30年3月13日(火)
さかい利晶の杜(与謝野晶子記念館)学芸員
森下明穂 先生 生誕140年記念「情熱の歌人・与謝野晶子」


平成30年3月6日(火)
毎日新聞客員編集委員・サンデー毎日元編集長
八木亜夫 先生 八木亜夫の「世相を斬る」


平成30年2月27日(火)
東京国際大学教授
阪口規純 先生「憲法9条と安全保障」


平成30年2月20日(火)
能楽師
勝部延和 先生「応仁の乱と能」(下)


平成30年2月13日(火)
毎日新聞元運動部長
玉置通夫 先生「センバツ90回の春」


平成30年2月7日(水)
南木倶楽部全国代表
南木隆治 先生「平成30年−昭和は遠くなりにけり」


平成30年1月30日(火)
羽衣国際大学教授
浮田 哲 先生「Fake Newsの波紋」


平成30年1月23日(火)
上方文化評論家
福井栄一 先生「初春を寿ぐ海老のはなし」


平成30年1月16日(火)
DAS総合デザイー協会会員
広瀬カヤ子 先生「70歳の青春」〜 マスターズスイマーの挑戦 〜


平成30年1月9日(火)
新春ほほえみコンサート
ソプラノ 柳内葵衣さん・バリトン 松澤政也さん・ピアノ 吉田衣里さん清冽な空気を切り裂くようなソプラノ。圧倒的な力強さで迫って来るバリトン。抑制のきいたシャープな音色のピアノ。


平成29年12月12日(火)
NPO法人「遺族支え愛ネット」前代表・健康生きがいづくりアドバイザー
出口久美 先生「よりよく生きるために」約10、000人の遺族と接することで「よりよく生きるとは」を探った。「大切な配偶者を亡くした遺族の喪失感は計り知れない。今までの生活を取り戻すには半年、1年かかる」「どこかで新しい人生に転化するきっかけが。


平成29年12月5日(火)
毎日新聞客員編集委員・サンデー毎日元編集長
八木亜夫 先生八木亜夫の「世相を斬る」半年ぶりに“八木節”が炸裂した。「小池百合子は都知事選、都議選を制し衆院選に臨んだ。女性初の首相を目指したのは間違いない」「ところが一言で転んだ。記者会見での民進党“排除”発言だ。記者にダメ押しされたため」。


平成29年11月28日(火)
龍谷大学世界仏教文化研究センター博士研究員
唐澤太輔 先生 生誕150年によせて「巨人・南方熊楠の実像」鋭い眼光、大きな鼻、意志的な唇・・・。「熊楠は学問と"決死"すべしとの信念を持っていた。大英博物館の図書館に通い、書を読み筆写した」「書き写した通称“ロンドン書抜”は52冊。


平成29年11月21日(火)
大阪国際大学客員教授
阪口葉子 先生「おもてなし観光」おもてなしの心とは。茶聖・千利休の七則と経営の神様・松下幸之助の言葉をあげた。「利休の茶席での心得。"夏は涼しく、冬は暖かに"、"降らずとも雨の用意"など究極のおもてなし」「幸之助は"一期一会"という。その心は""機転をきかすことが大切"と説く」。


平成29年11月7日(火)
橘流日本橘会大師範・重要無形文化財保持者(人間国宝)
奥村旭翠 先生「筑前琵琶への誘い」天地を貫く筑前琵琶の演奏。歴史を生きた人間の心情を切々と訴える語り。混然一体、忘我の境地に。「歴史物語は所詮作り話。でもその中に秘められた思いが私たちに訴えかける」。


平成29年10月31日(火)
京都国立博物館学芸部長
山本英男 先生「『国宝』展の魅力」逸品ばかりで目移りするが、我流で3点を。室町時代の雪舟筆「慧可断臂図(えかだんぴず)」、尾形光琳の「燕子花図屏風(かきつばたずびょうぶ)」、「いちばん小さな国宝」の弥生時代の「金印」か。


平成29年10月24日(火)
上方文化評論家
福井栄一 先生「にっぽん大泥棒ものがたり」 歴史上の人物の評価は難しい。まして泥棒となれば。「石川五右衛門は実在したかどうか不明。手下は3000人といわれ、豊臣秀吉の寝所に忍び込み捕まった」「京都・三条河原で釜ゆでにされたのはご承知の通り」。


平成29年10月17日(火)
産経新聞編集委員
石野伸子 先生「浪花の女傑再発見」好調のNHK朝の連ドラ「わろてんか」は興行界を風靡した吉本興業創始者の吉本せい(1889〜1950)が主人公。「これは2年前の『あさが来た』で取り上げられた広岡朝子(1849〜1919)の影響が大。


平成29年10月3日(火)
岸和田市危機管理課 甲地将史 先生「災害時の心構え」
消防本部予防課参事 小幡 昇 先生「災害心理について」災害から命を守るためには「自助・共助・公助といわれる。いずれも大切だが、自分の身は自分で守る効果が圧倒的」「阪神淡路大震災で家屋に閉じ込められた被災者のうち自力で脱出した人が8割を占め、隣人・友人らによる救助は2割足らず。


平成29年9月19日(火)
和歌山大学准教授
大橋直義 先生「平家物語と熊野」『平家物語』と熊野信仰。冒頭の「祇園精舎」「殿中闇討」に続く「鱸(すずき)」。「平清盛は平治の乱(1159年)で功をあげ、太政大臣に」「これより前、清盛が伊勢から海路熊野に参詣の途中、大きな鱸が船中に飛び込んできた」「中国で殷を倒した周の武王の船に白魚が飛び込んできた故事にちなみ、熊野権現のご利益(りやく)と鱸を皆で食べた」。


平成29年9月12日(火)
美術評論家・毎日新聞元専門編集委員
田原由紀雄 先生「日本史を書きかえた飛鳥美人〜その光と影〜」1972(昭和47)年、奈良県明日香村・高松塚古墳石室で見つかった極彩色の壁画群。特に有名な“飛鳥美人”の45年間は苦難続きだ。「当初は1300年以上前に描かれたとは思えない鮮やかな色彩感と豊穣さがあった」


平成29年9月5日(火)
国際総合研究所代表
中島英迪 先生「退位と譲位のはざ間」〜新皇室像をめぐって〜御製は天皇が作った詩歌。「明治天皇は約2万首も作られた。そのうちの1首が“あさみどり澄み渡りたる大空の 広きをおのが心ともがな”」。


平成29年8月8日(火)
夏季公開講座B「日本国憲法の今日と明日」〜デモクラシーのかたち〜
大阪大学准教授 片桐 直人 先生統治の仕組みとしての憲法。「この国のかたちを決める基本的なルールの総体」「議院内閣制で内閣は国会が決める。国会の与党・野党は選挙の度に入れ替わる」。


平成29年8月1日(火)
夏季公開講座A施行70年「日本国憲法の今日と明日」
近畿大学教授 上田 健介 先生1973年の尊属殺重罰規定違憲判決。法律が違憲とされた初めての例だ。「実父を殺害した女性が刑法200条の尊属殺人罪に問われた。最高裁は重罰規定が法の下での平等をうたった憲法14条に反すると判断」。


平成29年7月25日(火)
夏季公開講座@施行70年「日本国憲法の今日と明日」
京都大学名誉教授 大石 眞 先生憲法改正論議は現実論に則り「現行憲法は制定手続き上に瑕疵(きず・欠点)があったことを認めるところから始めるすべき」。「制定時はGHQ(連合国軍総司令部)の占領管理統制下。


平成29年7月11日(火)
市民公開講座
岸和田・北町だんじり劇場館長
久場共見子 先生「だんじり女一代」〜つよく やさしく しなやかに〜

市民公開講座・仏教特別講話
僧侶・著述家
草薙龍瞬 先生「心のお通じ」に抜群の効果!〜 仏教式・お悩みスッキリ解消術 〜「だんじり女一代」はテーマに劣らぬ力走・疾走ぶり。筆舌に尽くしがたい生活の中で「自分を育てたのは図書館。どんな状況でも勉強の機会はある」。「子らにだんじりを曳かせたくて49歳で貝塚から岸和田へ。そのため会社勤めのかたわら夜居酒屋でアルバイト」。


平成29年6月27日(火)
本学講師
店田全弘 先生 没後150年「今に生きる坂本龍馬」司馬遼太郎の『竜馬がゆく』を通して坂本龍馬ファン。「龍馬の唱えた薩長連合に桂小五郎(後の木戸孝允)は薩摩に援助を乞うことになる。恥辱以外にない。


平成29年6月20日(火)
社会福祉法人五風会理事長
土金新治 先生「どうなる、どうするこれからの日本の保育」昨年の新語・流行語トップ10に入った「保育園落ちた 日本死ね」は強烈だった。「待機児童、保育士不足、少子化と課題は山積」「問題の待機児童は4月時点で岸和田市25人、泉佐野市ゼロで大都市圏と比べ緩やか」。


平成29年6月13日(火)
本学短歌クラブ講師
鈴木きぬ子 先生「正岡子規の周辺」生誕150年の正岡子規(1868〜1902)。死去の前年に随筆「死後 」を残している。「死んでから棺に入れられるのは窮屈。ただでさえ空間に寝かされて体のまわりにおが屑などを詰められて身動きできない」


平成29年6月6日(火)
岸和田警察署交通総務課
米田 孝 警部補 交通安全講習岸和田署管内で昨年起きた死亡事故は5件。「亡くなった5人のうち4人までが高齢者。全国平均の50%台、大阪府内の40%台に比べて比率が高い」「まさか対向車の直前右折はないだろう、前の車は急ブレーキをかけないだろうなどの思い込みが事故に」。


平成29年5月30日(火)
野村證券岸和田支店ファイナンシャル・アドバイザー
行松浩司 先生「トランプ相場を読む」米国の第45代大統領トランプ氏の特徴は予測不可能性。「それでもトランプノミクス(トランプ氏の経済政策)は1980年代のレーガン大統領時代のレーガノミクスと類似性が」「ディール(取引)中心のトランプ相場は正直読みづらい中でドルコスト平均法が有効」。


平成29年5月23日(火)
上方文化評論家
福井栄一 先生「蟹づくしの結末やいかに:蟹と日本文化」驚きと発見、笑いがないまぜになった蟹(かに)づくしをたっぷり。「蟹(かに)は何色か。アスタキサンチンという色素とタンパク質が結合し岩石のような色をしている」。


平成29年5月16日(火)
龍谷大学名誉教授
木坂順一郎 先生「田中角栄の光と影」(下)異能の政治家・田中角栄とロッキード事件。「灰色高官」「ピーナツ」「記憶にございません」「ハチの一刺し」などが浮かんでは沈む。「角栄は東京地裁で懲役4年、追徴金5億円の実刑判決を受けた。


平成29年5月9日(火)
龍谷大学名誉教授
木坂順一郎 先生「田中角栄の光と影」(中)田中角栄が輝きを放った時代。「39歳で戦後最年少の郵政相を皮切りに政調会長、蔵相、幹事長など自民党の要職、主要閣僚を歴任」。佐藤内閣総辞職後、三角大福の争いを制し「1972(昭和45)年7月第1次内閣を発足、今太閤、抜群の記憶力と決断力で数字に強いコンピューター付きブルドーザーとも」「バックボーンの日本列島改造論はベストセラー、ブームになったが


平成29年5月2日(火)
龍谷大学名誉教授
木坂順一郎 先生「田中角栄の光と影」(上)〜吉田茂・池田勇人を超えて〜)田中角栄(1918〜1983)ほど庶民的・魅力的で毀誉褒貶の激しい首相はいない。最近の角栄本の多さがその関心度を裏付ける。「兵役を病気で除隊し、3日後に古里から上京して田中土建を設立。


平成29年4月25日(火)
フォーラム「健老のかたち」18期生 太田重雄さん・30期生 古江常太郎さん・一ノ瀬和彦学生自治会会長・池田晶一 副学長 (司会 鶴田隆志)性善説を説いた孟子は「天の時は地の利に如(し)かず、地の利は人の和に如かず」とも言い、事を成すには人の和が基と述べている。本学のNPO法人化、40周年記念事業への取り組みを目の当たりにしその重みを痛感した。チーム「健老」としての動きはここ1年、重ねた会議の数、書き上げた書類の山に示されている。


平成29年4月18日(火)
特別記念講演
大阪城天守閣館長
北川 央 先生「大坂の陣後日談」大坂の陣の西軍武将・後藤又兵衛。「慶長20(1615)年5月6日、夏の陣の道明寺合戦で討ち死にしたというのが通説」「しかし最期は諸説ある。東軍の松平下総守部下の山田十郎兵衛が討ち、伊達政宗の手にわたったと記した文書、家来が又兵衛の遺命で首を切って田に隠したなど異説も」。


平成29年3月21日(火)
本学理事長 山田祥次 先生 修了記念講演 持論の「人生論大学」をズームアップすると。「生命は38億年前に誕生し進化した。胎児は母体に38週いる。1週間が1億年に当たる」「われわれは大きな生命の流れの中で生きている。


平成29年3月14日(火)
京都大学教授
奈良岡聰智 先生「岡部長景」─ある華族政治家の軌跡─昭和史の一コマ「岡部長景 巣鴨日記」。「筆者は戦後A級戦犯容疑者で巣鴨プリズンに収容された岡部長景(1884〜1970)」。


平成29年3月7日(火)
毎日新聞客員編集委員・サンデー毎日元編集長
八木亜夫 先生八木亜夫の「世相を斬る」異例だが2週続きで米国のトランプ大統領関連。「初めての議会演説はまずまず。自身を支持した白人の貧しい階層向けの公約実現を訴えている」「(フォード・GMなどが表明した)国内での雇用創出、老朽化したインフラへの投資、メキシコ国境の壁建設、軍事費の増加、減税…」。


平成29年2月28日(火)
東京国際大学教授
阪口規純 先生「米国トランプ新政権と日本の安全保障」トランプ大統領が国家通商会議代表に指名したカリフォルニア大のピーター・ナヴァロ教授(経済学・公共政策学)。「米国の通商政策の軸でアジア通、対中強硬派の人物」「著書の『米中もし戦わば』が安全保障の関係者らに評判。


平成29年2月21日(火)
和泉市久保惣記念美術館学芸員
後藤健一郎 先生「泉州の宝庫」─地元に眠る名品の数々─宮本武蔵筆の水墨画の「枯木鳴鵙図(こぼくめいげきず)」。「国宝2点、重要文化財29点を含む約11000点中最も人気」「専門の絵師ならば取らない画面を左右に割って枯れ木が立つ構図。


平成29年2月14日(火)
本学講師
橋純子 先生「日本とカナダの懸け橋に」〜橋純子の挑戦〜最も聴きたかったのは、家族と別れてまでカナダ・バンクーバーで英語学院を開く経緯。「カナダの友人から話があり、世界に目を向けた新しいことをしたい」「折り返しを過ぎたこの機を逃せばきっと後悔する。


平成29年2月7日(火)
「救犬ジャパン」理事長
松林良子 先生「頼もしい救助犬」災害救助犬のチュモン。「ジャーマンシェパードの雄で7歳。昨年4月の熊本地震では崩れた家屋の捜索で生存者はいないか調べた」「チュモンが反応した場所から後日、遺体が見つかった」。


平成29年1月31日(火)
のばな訪問看護ステーション管理者
冨田昌秀 先生「認知症の人の気持ち」〜思いを理解して関わる〜2004(平成16)年から認知症と呼ばれるように。患者数推計約462万人、10年後約700万人。「アルツハイマー型が6割前後。他にレビー小体型、脳血管性が各1〜2割、前頭側頭型が1割」「脳の神経細胞が破壊されることで記憶障害(物忘れ)などが起き、日常生活が困難になった状態」。


平成29年1月24日(火)
本学講師
永田之子 先生「コミュニケーションナビ」 コミュニケーションの取り方は4類型に分けられるという。第1は「自分の言いたいことを表現できないし相手の話も聞かない」、第2は「話す力はあるが相手の話を聴かない」、第3は「話をすべて受け入れ真剣に対応する」、第4は「自分をはっきり主張し聴く耳を備えている」タイプ。「ほぼほぼ」思い当たる。


平成29年1月17日(火)
上方文化評論家
福井栄一 先生「龍と海女珠取伝説」十二支の中で唯一架空の動物の龍(辰)。「真っ先に思い浮かぶのは龍頭蛇尾。米国の次期大統領のトランプ氏の将来かも」とチクリ。


平成29年1月10日(火)
新春コンサート「ニコニコニ胡」
39期生 片山芳子さんら二胡の音色を聴き絶世の美女といわれた楊貴妃につながった。まろやかで優美、凛とした冴え、嫋々とした連綿、繊細な小宇宙がわずか二弦によって醸し出されたためか。約1500年前、中国・唐代にペルシャ(イラン)からシルクロード(絹の道)経由で伝わったとされる伝統楽器。


平成28年12月13日(火)
生命の貯蓄体操普及本部理事長
矢野順子 先生「今こそ求められる東洋医学」みそは複式の丹田呼吸法か。「複式呼吸は赤ちゃんの時にやっていた。肺の下の横隔膜が10〜1aの幅で上下し呼吸。内臓をマッサージし自律神経も和らげる」。


平成28年12月6日(火)
学生発表「介護保険あれこれ」
27期生 山本一美 さん現場力は強い。「看護師歴32年。岸和田市の介護相談員を経て2000年からの介護保険法のもとでケアマネジャー(ケアマネ)に」「今も民間の介護事業所で活動し、介護者家族の会の代表なども」。


平成28年11月29日(火)
毎日新聞大阪本社元編集局次長
吉田嘉彦 先生「人生模様─じじい爺の哀歌」」10月20日にガンで亡くなった田部井淳子さん。女性で初めて世界最高峰のエベレストに登頂した登山家は「病気なんて問題ない。自分は山に登るんだ」と前を向いた。


平成28年11月22日(火)
美術評論家・美術ソムリエ
岩佐倫太郎 先生 楽しさ倍増!!「絵の見方・美術館のまわり方」」旬の話題の東京・永青文庫、京都・細見美術館であった「春画展」と京都国立博物館開館120年記念の「国宝展」(2017年10月3日〜11月23日)。これらを折り込み分かりやすい鑑賞ガイダンスに。


平成28年11月15日(火)
マンドリン・アンサンブル「はるか」代表
三好貞夫さんら「マンドリンは招く」イチジクを縦割りにしたような形のマンドリン。単一の高さの音を連続して小刻みに演奏するトレモロ奏法。嫋々と切々と包みこみ語りかける。


平成28年11月1日(火)
文芸評論家
倉橋健一 先生「関西の夏目漱石」」関西を舞台にした夏目漱石(1867〜1916)の唯一の長編小説『行人』。「朝日新聞入社後、講演で大阪や和歌山などを訪れる。当時猛烈に暑かったし、胃潰瘍も患っていた」「この体験が小説に間違いなく生かされている」。


平成28年10月25日(火)
立命館大学非常勤講師
保井 温 先生「本居宣長からみた源氏物語」江戸末期の国学者・本居宣長の『源氏物語』論。注釈評論書『源氏物語玉の小櫛』で「物のあわれを知らしめることを眼目、狙いとしている」「この物語の本意を勧善懲悪といい、好色の戒めというのも無理な解釈」と説き「不敬、不倫などの不道徳の書」の見方も退ける。


平成28年10月18日(火)
毎日新聞客員編集委員・サンデー毎日元編集長
八木亜夫 先生 八木亜夫の「世相を斬る」健老にかかわりの深い健康長寿の話題。「織田信長ではないがかつて50年といわれた人生が今や90年時代」「100歳以上も今年6万5692人、何と女性が87・6%」「国から百寿者に贈られる銀杯は今年度から経費節減でメッキに」。


平成28年10月4日(火)
高野山霊宝館副館長・高野山大学名誉教授
山陰加春夫 先生「平家物語と高野山」源氏と平家の攻防で「一の谷の合戦は、太平洋戦争でのミッドウェー海戦同様、ターニングポイント。平家の悲劇の始まり」。平清盛、重盛に続く維盛は「妻子を忘れがたく屋島を逃れ高野山へ。


平成28年9月13日(火)
和歌山大学准教授
大橋直義 先生「文覚の恋=『平家物語』と室町物語」『平家物語』で文覚上人(俗名遠藤盛遠)は重要人物。「有夫の女房(一部で袈裟)に懸想した盛遠が夫の身代わりとして女房を殺す基本構造は諸本で同じ」「彼女の母は盛遠の叔母、彼女とはいとこ同士との説もあり、話の筋は『恋の病型』か『脅迫型』かになる」。


平成28年9月6日(火)
関西大学法学部教授
山野博史 先生「発掘 司馬太郎」没後20年の司馬遼太郎の作品は「68巻の全集に入っている。特に『燃えよ剣』と『空海の風景』が気に入っていた」「ひとつの小説でテーマはひとつ。一台の荷車に何もかも乗せられないと。例えば『竜馬がゆく』では日本史の奇跡を展開した」。主人公には「自分が人間的に好きな人」をすえた。

平成28年8月9日(火)夏季公開講座B
全日本らくらくピアノ協会大阪支部2級認定講師
古曵知子 先生ら(岩田瑞代先生 上野玲子先生)「ピアノ弾きませんか」ピアノを弾いてみたい人には興味深かいメソッド。「初めて取り組む方も短時間でマスターできる道が開けるから“らくらくピアノ”。カギは文字通り紙鍵盤です」


平成28年8月2日(火)夏季公開講座A
毎日新聞大阪本社元運動部長
玉置 通夫 先生「リオデジャネイロからT0KYOへ」〜 オリンピックの展望と課題 〜リオデジャネイロ五輪開幕。「施設整備の遅れ、反対デモ、政情不安、ロシアのドーピング問題など異例なほど問題山積」「テロに対してもセキュリティーが不安。


平成28年7月26日(火)夏季公開講座@
京都大学防災研究所地震予知研究センター准教授・博士
西村卓也 先生「熊本地震の発生メカニズムと南海トラフ地震」GEONET(GPS連続観測システム)は全国1300所のGPS(全地球測位システム)を結ぶ観測網。「常時地震や火山活動などによる地殻変動を監視、1秒単位で解析する。


平成28年7月19日(火)
毎日新聞客員編集委員・サンデー毎日元編集長
八木亜夫 先生 八木亜夫の「世相を斬る」混迷の世界、転機の日本。耳目を集めたニュースで参院選の結果は「改憲勢力が3分の2を占めたが、一足飛びに進まない。自民と公明でもずれがあるし、国民投票となれば国論が真っ二つ。



平成28年7月12日(火)
帝塚山学院大学生涯学習センター講師
八木孝昌 先生「万葉集の概要」万葉集巻1の8番は「熟田津(にきたつ)に 船乗りせむと 月待てば 潮もかなひぬ 今は漕ぎ出でな」。「熟田津で船乗りしようと月の出を待っている。潮も満ちてきて船出に具合がよくなった。


平成28年6月28日(火)学生発表
@「私と走り」鈴木克爾さん(35期)
A「地域社会と共に」平田勝巳さん(28期)学生発表は己の身に引き付けて聴くから味わい深い。鈴木克爾さん(35期)。「41歳で中1の子供と五木の走り始めたのがきっかけ。以後雨の日以外5〜10`走る」「マイペースで楽しめる。記録は二の次」「岸和田健康クラブの会長として多くの大会に出た。


平成28年6月21日(火)
岸和田徳洲会病院臨床検査科副技師長
林 光久 先生「血液検査の見方について」健康診断の検査は「食わず嫌い」で「何となく不安」。「検体検査は各臓器によって疾病によって血液・尿・便・組織などの検体によってさまざま」「血液検査だけでは疾病の診断はできない」「検査の基準値も幅があり、検査機関で違う。健常の人の分布の上下2.5%をカットした数値」。


平成28年6月14日(火)
NPO法人TMC会員
芳木通泰 先生「鐵よもやま話」中国産鉄鋼の過剰生産・不当廉売が国際経済の大きな懸念材料。「世界の粗鋼生産量は約16億トン。1位は中国で8億トン、2位がEU1・6億トン、日本は3位で1・1億トン」「中国は20年前に1億トンを超え、今や全世界の生産量の半分。


平成28年6月7日(火)
岸和田警察署交通総務課
米田 孝 警部補 交通安全講習岸和田署管内の交通事故の発生傾向は。「昨年1年間の人身事故は1265件、死者5人、負傷者1599人。物損は5084件で、ここ数年人身が減少、物損が増えている」「65歳以上の関連事故は336〜368件で推移」。


平成28年5月31日(火)
上方文化評論家 福井栄一 先生
「目を見張る 目のはなし〜目と日本文化」斜視ならぬ邪視。耳慣れぬ言葉だが「見られると身体や財産に危難が及ぶという信仰。英語でevil(邪悪な・害を与える)eye」。


平成28年5月24日(火)
歴史研究サークル南木倶楽部全国代表
南木隆治 先生「『近現代史をひもとく』の締めくくりに」評論家・作家の江藤淳が『閉ざされた言語空間―占領軍の検閲と戦後日本』(1989年、文芸春秋)で明らかにした「WGIP」(ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラムト)。「WGIPは太平洋戦争終結後、連合国軍最高司令官総司令部(GHQ)のとった占領政策、宣伝計画。


平成28年5月17日(火)
産経新聞元台北支局長
吉村剛史 先生「どうなる台湾、民進党政権〜いよいよ蔡英文新総統が就任」5月20日に台湾の新総統に就任の民主進歩党・蔡英文氏。「1月の総統選で56%超を得票、国会議員に当たる立法委員選でも圧勝」「前の中国国民党・馬英九政権2期目は尖閣諸島周辺海域での台湾漁船の操業問題を解決、対中サービス貿易協定を締結した」。


平成28年4月26日(火)
「心のうた・健老のうた」
指導 乕田良子 先生と「心のうたをうたいましょう」グループ誰もが口ずさんだ記憶がある「うさぎ追いしかの山 小ぶな釣りしかの川……」の文部省唱歌『故郷』。東日本大震災のチャリティーソング『花は咲く』は「花は 花は 花は咲く いつか生まれる君に……」と歌いあげた。聴いていてまぶたが熱くなった。


平成28年4月19日(火)
奈良大学教授
上野 誠 先生「万葉びとの生活」『万葉集』は日本最古の歌集、20巻からなり相聞歌、挽歌、雑歌など約4500首を収録――などの教科書的イメージが吹っ飛んだ。「時代と共に歌がある。1250年前も現代も同じ」「生活や文化の反映である歌をどのように読み解くかがカギ」。



平成28年3月15日(火)
本学理事長
山田祥次先生 修了記念講演笑いが血糖値を下げた。「筑波大名誉教授が糖尿病患者対象の実験で1日目は糖尿病のメカニズムに関する難しい講義、2日目に吉本興業の漫才を聞かせた」「漫才の日は講義の日に比べ血糖値がほぼ3分の2に下がった」。なぜか。


平成28年3月8日(火)
学生発表「自分史を語る」
山田勝子さん(32期)
中大路芳一さん(21期)人に歴史あり。人生にドラマあり。家庭科担当の元中学教師の山田勝子さん、大手銀行の行員だった中大路芳一さんの学生発表を聞いてそう思った。


平成28年3月1日(火)
毎日新聞客員編集委員・サンデー毎日元編集長
八木亜夫先生 八木亜夫の「世相を斬る」安倍内閣の危うさ、お粗末さ、子供っぽさ。「甘利口利き、高市停波、島尻歯舞、麻生1000軒、イクメン不倫、丸山青ガエル……」の言葉の一筆描きは絶妙。


平成28年2月23日(火)
日本学協会関西支部事務局長
野崎眞夫 先生「日本学入門」 「日本学」と「論語」。「月に1回、子供らを対象に論語寺子屋教室を開いている」「近くの小学校で剣道を指導、日本史塾も」という日常活動には爽やかな趣が。


平成28年2月16日(火)
本学副学長
池田晶一 先生「真田幸村の郷・九度山」NHK大河ドラマ「真田丸」。好調な出足の視聴率にやや陰りが見えるが「書店に数十種の関連本が並び、真田のこころ生きる郷・九度山の盛り上がりを見るとこれから」。真田人気は「過去の少年向け講談本・立川文庫に行き着く」「真田十勇士はいずれも架空の人物だがモデルも。


平成28年2月9日(火)
サイクル・トレイン旅企画
田中貞夫 先生「旅することは生きること」童話の「人魚姫」や「「みにくいあひるの子」などで知られるデンマークのアンデルセンとSL(蒸気機関車)の宝庫のドイツ・ザクセン州のメルヘンチックな組み合わせ。「アンデルセンは挫折続きの人生(旅)を『旅することは生きること』と書いた」「この詩に導かれ現役時代になじみのドイツへ。


平成28年2月2日(火)
和歌山大学教育学部准教授
大橋直義 先生「『平家物語』を読むということ〜 概論として」『平家物語』は幾種もの異本があり、現在刊行されているほとんどが語り本の系列の覚一本系という。「最も古い形態が読み本系の延慶本。他本と構成が異なる面も多いし、改変も」「つまり『平家物語』の大筋の上に古典芸能、民間伝承、寺社縁起などが取り込まれている」。



平成28年1月26日(火)
毎日新聞編集委員
中西 満 先生「経済記者から見た社会動向」全国紙の論調が毎日・朝日と読売・産経に二分される中、読者は新聞をどう読めばいいのか。「今月29日には関電高浜原発3号機が動く。九電川内原発1・2号機に次いで3基目」「これで電気料金は間違いなく下がる。かなり大幅になる」。


平成28年1月19日(火)
帝塚山学院大学 名誉教授
鶴崎裕雄 先生「大坂夏の陣・落人の行方」NHK大河ドラマ『真田丸』の主人公は真田幸村か、信繁か。「国史大辞典では幼名御弁丸のち源次郎。左衛門佐と称し、名は信繁。幸村の確実な史料はない」。大坂の陣に触れた『駿府記』には「夏の陣の起こった慶長20(元和元)年4月13日の項に大坂方の浪人は3組に分かれ、左衛門佐は木村長門守の元にあった」


平成28年1月12日(火)
松下政経塾元塾頭・「志」 ネットワーク代表
上甲 晃 先生「人生に無駄な経験などない」志の詩(うた)が力強く朗々と響いた。パナソニック(旧松下電器産業)グループ創業者、PHP研究所、松下政経塾の創始者の松下幸之助(1894〜89)の薫陶だろう。「今の日本の若者に目に力がない。豊かになり過ぎたため」「目は意志を表す。このままでは将来が危ない」


平成27年12月8日(火)
浄土宗安福寺住職
伊藤正哲 先生「人生のたそがれを美しく」岸和田市の久米田寺に分骨されている唐の玄奘三蔵とかつての小学校教科書教材で、最近映画化された「お母さんの木」がつながった。「7人の息子を持つ母は子が生まれる度裏山に桐を植えた。子は一郎から七郎と名付けた」。


平成27年12月1日(火)
モラロジー研究所教授・京都産業大学名誉教授
所 功 先生「『昭和天皇実録』に学ぶ高齢者の生き方」 『昭和天皇実録』は61冊12000n。「コピーの提供を受け最も早く目にした。緊張が過ぎて病気に」「昭和20年12月8日の項に皇居の焼け跡の整理作業に当たる勤労奉仕をご覧になっての御製がある」。「戦にやぶれしあとのいまもなほ 民のよりきてここに草とる」と「をちこちの民のまゐきてうれしくぞ 宮居のうちにけふもまたあふ」の2首。


平成27年11月24日(火)
NPO法人「下水道と水環境を考える会・水澄」理事・市民講座部会長
小沢和夫 先生「水環境の担い手・下水道を知る」世界で最も古い下水道は四千数百年前のインダス文明の都市(モヘンジョ・ダロ)に作られ、日本では約2000年前の弥生時代だった。「14世紀のパリは花の都ならぬ汚物まみれの都市。踏んづけてもドレスが汚れないようハイヒールが発達した」「マントは窓から投げ捨てられる汚物を防ぎ、香水は悪臭隠し。ペストも大流行」。



平成27年11月10日(火)
mottoひょうご事務局長
栗木 剛 先生「いまどきの高齢者」認知症や膨らむ医療費などは高齢者の関心事。「家から出る、人と会う、おしゃべりがいい」「聴いたことを周囲に広めることで刺激に。声掛けが地域全体や仲間の下支えし、お互いを高め合う」。「女性は男性より脳みそをよく使う。服の選択、お化粧など」「その上過去に同じ服を着ていないかチェックする。


平成27年10月27日(火)
奈良大学元講師
向野幾世 先生「絆」岸和田健老大学創立の1978年、『お母さん、ぼくが生まれてごめんなさい』が上梓された。奈良県立明日香養護学校教諭と脳性マヒの重度障害児と一心同体ともいうべき交流を綴った実話だ。


平成27年10月20日(火)
毎日新聞客員編集委員・サンデー毎日元編集長
八木亜夫 先生 八木亜夫の「世相を斬る」 今月7日発足した第三次安倍改造内閣は。「二軍内閣。入閣待ち適齢期が自民党内に60人。もう少しましな人材はいないのか」「新入閣組のスキャンダル、大筋合意のTPP、一億総活躍などの新三本の矢と突っ込みどころ満載」。



平成27年10月6日(火)
子規研究家・作庭家
正岡 明 先生「正岡子規の周辺」正岡子規の句で最も有名な「柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺」は東大寺の鐘らしい。「子規は親友の夏目漱石から大金を借り奈良を訪れた。明治28年10月、東大寺近くの高級旅館に泊まった」「子規の随筆では可愛らしい少女が給仕に出てきて好物の柿をむいてくれた」。原文のままだと「余は其を食ふてゐると彼女は更に他の柿をむいてゐる。


平成27年9月15日(火)
野村證券証券学習開発課 須長忠男 先生
岸和田支店 行松浩司 先生「どうなる年金・これからの将来」わが国はいつから高齢化社会になったのか。3択のクイズの回答は平成6年ごろがほとんど。「昭和45年が正解。国連の決めた高齢化率(65歳以上が総人口に占める割合)7%を超えた時点」。「さらに24年後の平成6年に高齢社会(14%)、平成17年に超高齢社会(20%)、今や4人に1人が65歳以上」。この24年のずれはどこからか。


平成27年9月8日(火)
パナソニック潟Gコソリューションズ社エイジフリーBU主幹
志方宣之 先生「よりそう ささえるロボット」産業用、軍事用、家庭用、サービス用から人型、パワードスーツとロボットブーム。子犬型ペット「AIBO」は未来技術遺産になり、人型の「ペッパー」も人気。ロボットは「人間に危害を加えない、人間に与えられた命令に服従する、これらに反しない限り自己を守る」。


平成27年9月1日(火)特別記念講演
ACグループカウンセラー
白井好子先生 「カウンセリングマインド」〜心の声を聴く〜
監修 山田祥次 先生人間は自己実現する力を備え、成長と可能性の実現を目指す。この本能を促す環境をつくるのがカウンセリング。「これが米国のC・ロジャースが創始した来談者(クライエント)中心のカウンセリングの基本」


平成27年8月25日(火)夏季公開講座B
東京国際大学国際関係学部教授
阪口規純 先生「戦後70年日本の平和を考える」〜憲法と日米安保の狭間で〜今年学生と訪れた被爆地の広島・長崎の平和祈念式典。被爆者代表が「安保法制は戦争につながり平和を覆す」などと述べると大きな拍手の一方、安倍総理のあいさつにヤジが。「現行憲法は占領軍の押し付けというが、当時の国内の民主勢力による試案なども参考にしている。


平成27年8月4日(火)夏季公開講座A
座談会「昭和1けたの覚悟」
16期生降旗忠良さん 13期生水野ヒデさん 28期生坊農喜代治さん 18期生松阪喜代治さん 18期生太田重雄さん 35期生楠部治さん 14期生藪道子さん 19期生内田幸子さん 25期生中西久忍夫さん座談会終了後、36期の前川妃富美さんの感想がすべてだった。「私たちは終戦前後をメディアで表面的にしか知らなかった。皆さんのお話で事実の重み、歴史の厳しさを教えられた。ありがとうございました」。



平成27年7月28日(火)夏季公開講座@
座談会「大正世代の底力」
22期生岡田哲夫さん 31期生山田トキさん 9期生角谷芳雄さん 17期生古賀玉彦さん最年長の岡田哲夫さん(93)は「工業専門学校を繰り上げで昭和17年9月14卒業、同10月1日本籍地の岐阜で入隊、騎兵第3連隊で戦車乗りに…」。角谷芳雄さん(90)は「終戦直前には山口県防府の陸軍の航空学校で飛行機の整備を。


平成27年7月21日(火)
毎日新聞客員編集委員・サンデー毎日元編集長
八木亜夫 先生 八木亜夫の「世相を斬る」衆院を通過し参院に送られた11本の平和安全法制。「野党は国会論議で説明不足を追及したが、説明不能が正しい。堂々めぐりのコンニャク問答」とズバリ。「政府は安全保障環境の変化を具体的に説明しないしできない。



平成27年7月14日(火)
関西医療大学はり灸・スポーツトレーナー学科准教授
坂口俊二 先生「きょうから使えるツボの話」 東洋医学と西洋医学。「西洋医学は健康か病気かの二元論。東洋医学は両者の間を未病でつなぐ一元論」「未病は肩こり、腰痛、冷え症、むくみ、全身倦怠など、病気とまではいえない状態。薬用酒のCMでおなじみ」。


平成27年6月30日(火)
歴史研究サークル南木倶楽部全国代表
南木隆治 先生 戦後70年「近現代史をひもとく」@ウオー・ギルト・インフォメーション・プログラム(WGIP)。「Warは戦争、Guiltは有罪、Tnfomationは情報、Programは計画」。「大東亜戦争=太平洋戦争後GHQによる戦争への罪悪感を日本人に植え付ける宣伝計画」のこと。


平成27年6月23日(火)
日本野鳥の会男里川探鳥会リーダー
中田 亘 先生「野鳥に魅せられて青い宝石、ヒスイなどの別名を持つカワセミとの出会いはロマンチック。「頭や背中は青、喉と耳のあたりが白い。胸と腹などは橙色で足は赤い」。「くちばしは長く、黒い。メスのくちばしの下は赤いのがオスとの違い」。


平成27年6月16日(火)
芥川賞作家
吉村萬壱 先生「高齢者の文学」 裏話に笑い、ベストセラーを生む作家と編集者との関係にびっくり。「小説のアイデアを求められた。思いつくままに10項目書いたが、採用はひとつだけ」「編集者は美しく仕上がっている小粒な小説より、粗削りな原石が欲しい。両者で原石を磨き、作品に仕上げる」。


平成27年6月9日(火)
重要無形文化財[総合]能楽師
勝部延和 先生「能の魅力」〜道成寺〜紀州道成寺の創建にまつわる安珍・清姫の伝説が織り込まれた能の「道成寺」。「花の外には松ばかり。花の外には松ばかり。暮れそめて鐘や響くらん」と謡われる。「能舞台の天井に鉤で鐘を吊るのも、鐘の上げ下げに鐘後見がつくのもこの曲だけ」。


平成27年6月2日(火)
岸和田警察署交通課
米田 孝 警部補 生活安全講習 交通事故防止と特殊詐欺警察庁の発表によると昨年の振り込め詐欺を含む「特殊詐欺」の被害総額は559億円超。「大阪人は金に弱い。金にからむおいしい話は基本的にない」「警察はかつて民事不介入だったが、もし不審な点があれば遠慮なく相談を」と親切だ。


平成27年5月26日(火)
高野山大学名誉教授
山陰加春夫 先生 高野山開創1200年記念「高野山の歴史と信仰」高野山が1200年の歴史を保つ秘訣は空海の歴史的存在(高野山信仰)と弘法大師の霊的な存在(入定信仰)。「高野山に徒歩で参れば心身とも健康になり、1泊すれば仏に連なる」「現世の利生も厚生の引導も疑いないし、永劫の極楽に行ける」という5つの功徳を挙げる。


平成27年5月19日(火)
本学副学長
池田晶一 先生 大坂夏の陣400年「真田丸を行く」最近、「参謀本部陸地測量部の地図や米軍の航空写真から台形説が」「これには私自身かかわっており、自信を持って主張したい」。現地調査で地層や地形、等高線などの研究で裏付けられるそうだが、新説は虚像と実像が入り組んだ人物にふさわしい。今後がおもしろそう。


平成27年5月12日(火)
ゲームソフト会社「ユークス」社長
谷口行規 先生「企業家レーサーの疾走!!」インベーダーゲームに熱中した小学校の卒業文集に「コンピューター会社の社長になり、ランボルギーニに乗る」夢を書いた。30余年後ゲームソフト会社の社長で、日本と世界のレースを制覇したレーシングドライバー。「コンピューターでゲームソフトを作った。遊びに使うソフトがなかったから」「その意味では飛び切りのオタク。


平成27年4月28日(火)
38期生歓迎ジョイントコンサート
コーラスクラブ・ボーカルクラブ



平成27年4月21日(火)特別記念講演
雑誌『上方芸能』発行人
木津川 計 先生「生き甲斐のこれから」岸和田健老大学の目指す方向と過不足なく重なる”木津川節“。例えば生涯学習の持つ効能について。「人間を平等にする力がある。現役時代の肩書をひけらかすのは愚の骨頂」「友人、仲間が出来る。どんどん輪が広がる」。


平成27年3月17日(火)
本学理事長
山田祥次 先生 修了記念講演元看護婦長が訪ねてきて「先生が回診で患者さん一人ひとりにかけられた言葉を今も覚えている」。30数年前の話ですっかり忘れていた先生が尋ねると「足の悪い人には、これまで歩きすぎたから。少し休養しなさいという合図」「内臓の病人には胃腸が働き過ぎで悲鳴を上げている」「患者さんは安心して顔が和らぎ、癒されているのが分った」……。


平成27年3月10日(火)
毎日新聞大阪本社元G3部長
木田智里 先生「新聞記者が見た東日本大震災」〜3.11から4年故郷を想い考える〜3・11東日本大震災で宮城県気仙沼市の生家は津波にのまれた。1週間後、現地で「被災地につながる人間は、記憶を根こそぎ奪われた」と痛いほど感じた。4年後、同じ場所で「切れた記憶は元に戻らなかった。復興とは新たな記憶を積み上げていくことなのに」。


平成27年3月3日(火)
毎日新聞客員編集委員・サンデー毎日元編集長
八木亜夫 先生 八木亜夫の「世相を斬る」仏の経済学者トマ・ピケティの『二十一世紀の資本論』が日米で大人気。最近来日したが、そのミソは「格差論」とズバリ。「著書によると資本主義では富の不公平が拡大する」「放置すれば富裕層が富を独占し中産階級が消滅する」「経済格差を制御するには富裕税が効果的」と解説。


平成27年2月24日(火)
羽衣国際大学現代社会学部教授
泉 紀子 先生「伊勢物語から源氏物語へ」在原業平が主人公の歌物語『伊勢物語』と光源氏が輝く作り物語『源氏物語』。比較文学の精緻な手法で「源氏は、伊勢の和歌、場面を引用し人物、筋、構想を創っている」「先に書かれた伊勢の中身を積極的に源氏に取り込んでいる物語取りだ」と指摘。


平成27年2月17日(火)
ライオンズ国際協会335-B地区第1副ガバナー
中村 猛 先生 シニアの皆さんへ「社会への恩返しの心で頑張ろう」「年を重ねただけでは人は老いない。夢を失った時初めて老いる」。サミュエル・ウルマン(米・1840〜1924)の詩「青春(Youth)」の一節。本学事務局に額がかかる。「私の夢は社会への恩返し。ライオンズクラプの社会奉仕、外科医としての医療・福祉を通して実現を目指す」



平成27年2月10日(火)
ミキ・ブレインズ電子出版局
実城良一 先生「自分で出来る電子図書出版」米国のアマゾンのKindle(キンドル)などによって、本をデジタル化した電子書籍がいつでもどこでも読める時代。「有名作家の新作も紙と同時に電子版に。著作権切れの作品が無料で読める青空文庫も。


平成27年2月3日(火)
上方文化評論家
福井栄一 先生「誰もが気になる髪のはなし」面白かった。さまざまなエピソードを髪というひとつのテーマに収斂させる手際はあざやか。「人の頭皮の面積は700平方aセンチ、1平方aの頭髪密度は150本、1人当たり大体10万本前後が平均本数」「頭髪の寿命は4年、最長60aくらいまで伸びる。毛母細胞が働かなくなれば抜け毛・薄毛に」。



平成27年1月27日(火)
武蔵野大学環境学部教授
一方井誠治 先生「環境経済学の発想(原点)」米国のエコロジー経済学者のハーマン・デイリーが提唱した持続可能な社会のための3原則。「大気、水、土壌などの生態系の利用は再生速度の範囲に限定」「化石燃料や鉱石など再生不可能な資源の利用は代替物が開発される速度の範囲内」「汚染物質の排出は自然界の自浄能力を超えてはならない」。


平成27年1月20日(火)
喜多クリニック院長 喜多 薫 先生「腰痛よさようなら」腰痛は患者数2800万人という国民病だ。二本足歩行によって「背骨のバランスの崩れ、腰の筋肉の疲労が大きな原因」。「腰の周囲には腹横筋が取り巻いている。腹横筋の老化によって内臓が下がり、腹が出る。痛みが生ずる」。腹横筋は整形外科の治療などに使うコルセットの役割を果たしているのだ。


平成27年1月13日(火)
水間鉄道会長
関西佳子 先生「女性として企業経営者として」30年前の1985(昭和60)年にできた「男女雇用機会均等法」。「証券会社に入社2年目。意識しなかった」「寿退社、“主婦卒業”後はいかに稼ぐ力を養って生きていくか必死の毎日」。システムエンジニア(SE)の仕事がきっかけで水間鉄道に。


平成27年1月6日(火)
新春コンサート〜愛と花にあふれて〜
ソプラノ 花篤孝子先生
ピアノ   道下佳世 先生今年3月11日で4年になる東日本大震災のチャリティーソング「花は咲く」。2012年に発表されて以降、誰も耳にしている。最近は被災地出身であるフィギュアスケートの金メダリスト、羽生結弦選手が滑走に使い話題になった。


平成26年12月9日(火)
理事長 山田祥次
学 長 鶴田隆志
「健老40年に向けて」〜理事長&学長対談〜最も印象に残ったのは生命に対する高らかな賛歌。「どんなに科学が進歩しても生命(人間)はつくれないとてつもない存在。それゆえに生きていることはかけがえがない」。文字にすれば平板だが、深い造詣に裏付けされた言はズシンときた。「生命活動である本能、人間が人間として生きること意欲が減衰している。


平成26年12月2日(火)
毎日新聞客員編集委員・サンデー毎日元編集長
八木亜夫 先生 八木亜夫の「世相を斬る」12月2日公示の衆院選は、1890(明治23)年の第1回から47回目、投開票日は14日。赤穂47士と討ち入りの数字が重なり「今回は忠臣蔵選挙」「安倍さんはアベノミクス選挙といっているが長期政権を目指す“安倍の選挙”」。


平成26年11月18日(火)
岸和田徳洲会病院検診センター長
畠山勝二 先生「生活習慣病について」死の四重奏といわれる高血圧、脂質異常症、糖尿病、肥満の生活習慣病。「人間ドック学会の新基準値が独り歩きしている」。例えば血圧。「高血圧学会の基準は140(収縮期)以上、90(拡張期)以上が高血圧、新基準では上が147、下が94まで広がった」。


平成26年11月4日(火)
文芸評論家
倉橋健一 先生「読書のウラオモテ」漱石や鴎外の時代に40歳代は老人だった。昭和初期でも人生50年。「超高齢社会は前例、経験、手本がない。各自の生き方がサンプルに」。この前提に立てば「現在は壮大な実験段階。岸和田健老大学もユニークな実験」。「1000年前、紫式部で代表されるように女性が輝いていた。



平成26年10月28日(火)
【学生発表】 32期生 水野和夫さん「運営委員を務めて」
【映像による発表会】 @ノルディックウオーキング・A囲碁・Bペンギンゴルフ・C水泳
【学生発表】 35期生 井上正己さん「語学研修の旅」


平成26年10月21日(火)
医療法人気象会東朋病院医師
桑島士郎 先生「目からウロコの生命科学」STAP(刺激惹起性多能性獲得)細胞の論文不正問題は世界の科学界で三大捏造のひとつと認識されているという。「他は2002年米国であった超伝導研究の不正事件と2005年に韓国で起こった胚性幹細胞捏造事件」。これら同様、STAP細胞は世界レベルですでに葬り去られているのだ。


平成26年10月7日(火)
大阪大学人間科学研究科准教授
権藤恭之 先生「老年行動学入門」サクセスフル・エイジンク(幸福な老い)は「活動理論と離脱理論の対立的な考え方がある」という。「活動理論は若いころと同じように積極的な働き、活動を肯定する考え方」「離脱理論は加齢ともに世間から離れていく生き方。日米では活動理論が優勢」。


平成26年9月16日(火)
ミュージシャン
渡部勝喜 先生「アンデス音楽の魔術師」南米・アンデス山脈に培われた民俗音楽を指すフォルクローレ。「インカ帝国前からの先住民の音楽に16世紀以降、スペイン系のギターなどによる影響を受けた。さらに黒人のリズムにも」。「葦笛のケーナは日本の尺八のようなシンプルな構造。



平成26年9月9日(火)
日本体育協会公認上級指導員
清水幸恵 先生「こんな坂みんなで越えよう」〜簡単体操でしなやかに〜サルコペニアやロコモティブ・シンドロームに続いて最近ではフレイル。「サルコペニアは骨格筋や筋肉が落ちていく状態または病気」「骨、関節、筋肉など運動器の機能低下がロコモで、筋力や活力が衰えた段階がフレイル」。


平成26年9月2日(火)
日本体育大学理事長日本アフガニスタン協会理事長
松浪健四郎 先生 特別記念講演「イスラム教の国々」イスラム教の教義やムスリム(イスラム教徒)の実践の基本が「六信五行(ろくしんごぎょう)」。「六信は神、天使、聖典、預言者、来世、予定の信条、五行は信仰告白、礼拝、喜捨、断食、巡礼の義務」「アッラー(神)は唯一絶対、ムハンマド、コーランは最後の預言者、聖典とする一神教の原理だ」。



平成26年8月5日(火)夏季公開講座B
東京国際大学国際関係学部教授
阪口規純 先生 東アジア情勢と日本の安全保障 〜第1次世界大戦後100年の節目に〜近現代の国際関係を説明する「覇権循環論」。「16世紀のポルトガル、17世紀のオランダ、18、19世紀の英国、20世紀の米国がその時代を担ってきた」。第1次世界大戦開戦から100年後は「米と、台頭してきた中国によるG2、あるいはGゼロとも」。


平成26年7月29日(火)夏季公開講座A
大阪市立大学大学院 特任教授
川上三郎 先生 ―宇宙の始まりから現在まで―ビッグバン理論(仮説)と定常宇宙論。「宇宙は始まりがある。爆発のように膨張し現在のようになった」「相対性理論のアインシュタインでも宇宙は不変で始まりはなく定常とした」。1929年に発表された「バッフルの法則」で、地球より遠方の銀河が遠ざかる、つまり宇宙が膨張していることが観測された。


平成26年7月22日(火)夏季公開講座@
毎日新聞大阪本社元運動部長
玉置 通夫 先生「高校野球100年目の夏」地方大会たけなわの全国高校野球選手権大会に続く全国中等学校優勝野球大会が始まったのは大正4(1915)年。「明治末期に学生野球の強い害毒論があった。その数年後に関西で大会が開かれたのはなぜか」「害毒論は東京のマスメディア中心で関西まで届かなかった。



平成26年7月15日(火)
木山財務コンサルタント事務所代表
木山順三 先生「知っておきたい遺産相続」資産がなくても相続問題は、無縁ではない。「親が亡くなった時に困るのは、預貯金の口座が分からないケース」「親の借金も立派な相続財産。相続放棄などの遺産整理手続きをしないと子(相続人)が泣きをみる」。


平成26年7月1日(火)
毎日新聞客員編集委員・サンデー毎日元編集長
八木亜夫 先生 八木亜夫の「世相を斬る」 歴史的な転換点になる7月1日。「自民・公明両党の与党協議会は今朝、集団的自衛権の行使を容認する憲法解釈変更の閣議決定案に合意した」「午後には閣議決定され、安倍総理が記者会見し国民に説明する。これは聞き逃せない」とリアルタイムの解説。


平成26年6月24日(火)
岸和田市消防本部消防長
貝塚谷光一 先生「地域防災力を高める」想定される南海トラフ大地震に備える地域防災力は「自助・共助・公助が一体的に機能することが重要」「まず個人や家庭で常日ごろから備える自助が6割」「隣近所や自治会などの助け合いの共助は3割。公助はほんの1割に過ぎない」。


平成26年6月17日(火)
新風書房社長
福山琢磨 先生「自分史のすゝめ」「自分史」には手づくりの温もりがある。温もりの源は人。「自分だけのことを書く自分だけ史や自慢史のではなく、他人を書いてほしい」「人生では会うべき時に、会うべき場所で、会うべき人に会っている」「あの人がいなかったら今の自分の居場所はなかった。


平成26年6月10日(火)
女 優 林 英世 先生
「表現する楽しさ〜こえことばの世界〜」─ひとり語り・太宰 治「葉桜と魔笛」&ワークショップ ─太宰治の短編「葉桜と魔笛」の朗読からさまざまな感情が伝わってきた。「ひとつの言葉は声によって無数の意味を持つ。言葉の意味より声のあり方で多くの情報を得ている」そのため「声を出す道具である体を磨き、体全体を楽器として使う」「文字としての言葉から音声としての言葉、言霊を持った言葉を獲得する」。



平成26年6月3日(火)
岸和田警察署交通課 米田 孝 警部補
交通安全講習自転車に乗るのは簡単だが、ルールとマナーを守らないで自転車事故を起こすと大変なことになる。「加害者の少年の母親に9500万円の支払いを命じた神戸地裁判決が一例」「裁判官は少年がヘルメットを着けていなかったなどから母親が監督責任を認定した」。


平成26年5月27日(火)
大阪観光大学准教授 崎本武志 先生
「鉄路はつづく」〜オリエント急行からななつ星まで〜「ミステリーの女王」アガサ・クリスティの『オリエント急行殺人事件』で知られる豪華列車。「1883年にパリ〜コンスタンティノープル(現イスタンブール)間で開通」した。「構想は、米国の大陸横断鉄道から生まれた」「西欧とアジアを結ぶ初の試み、コンパートメント(個室)式の豪華な寝台車、沿線の食材を使った食堂車、車内設備の充実、サービス係の配置などが受けた」


平成26年5月20日(火)
池田泉州銀行
常務 野田 隆 先生
副部長 近藤圭一郎 先生「アベノミクスと消費税増税」消費税増税の影響は「1〜3月期の国内総生産(GDP)速報値は年率換算で5・9%増。駆け込み需要で個人消費が伸びた」「4〜6月期の反動減は想定内で落ち着く。日本経済は緩やかな回復基調」がトレンド。問題はアベノミクスの3本目の矢・成長戦略の成否。「TPP交渉が7月の首席交渉官会合でどうなるか」「論議が始まった法人税減税の推移」がカギを握る。



平成26年5月13日(火)
紀三井寺副住職 前田泰道 先生 「仏教といやし」世の中思い通りにいかない苦に満ちている。生老病死に愛別離苦・怨憎会苦・求不得苦・五陰盛苦の四苦八苦だ。「お釈迦さまは、愛する子を亡くした親に子を生き返らせてほしいと迫られ、葬式をした家からあるものをもらっておいでといった。


平成26年4月22日(火)
本学講師小山 昇 先生
古典への招待62「枕草子と藤原一族」誰もがなじみのある『小倉百人一首』(1235年成立)。「<夜をこめて 鳥のそらねは はかるとも よに逢坂の 関はゆるさじ>は清少納言の歌」「<ちぎりきな かたみに袖を しぼりつつ 末の松山 波こさじとは>の詠み手は父の清原元輔、<夏の夜は まだ宵ながら あけぬるを 雲のいづこに 月やどるらむ>は曽祖父の清原深養父」。


平成26年4月15日(火)
日本安全保障・危機管理学会顧問日本経済大学大学院特任教授 矢野義昭 先生
特別記念講演「緊迫する北東アジア情勢─何が動かし、どこへ向かおうとしているのか─」南北逆転した東アジア地勢図は太平洋をめぐる米中の覇権争い、日本の安全保障上の課題を語る。「中国は太平洋に進出する海洋国家を目指している」「沖縄などの西南諸島、台湾、フィリピンを結ぶ第一列島線の確保を核心的利益とするのもその表れ。尖閣も含まれる」。一方の米国は「アジアに安全保障の重心を移すリバランス(再均衡)を進めている」が、軍事費削減に追い込まれ2020年には中国に抜かれる見通し。


平成26年3月18日(火)
本学理事長 山田祥次 先生 修了記念講演耳に残ったのはポルトガル語の「サウダージ(サウダーデとも)」と「合唱する心を持つ施設・病院運営」。「サウダージは郷愁、憧憬、思慕、切なさを表す言葉。人生の哀愁とでもいうべきか」「人生を謳歌した後の寂しさがそこはかとなく漂ってくるような感情」「優れた芸術にはサウダージがある」。


平成26年3月11日(火)
和歌山大学防災研究教育センター客員教授
今西 武 先生「私たちは『3・11』を忘れない」3・11東日本大震災の犠牲者捜索にあたった自治体職員、消防団員らの極限状態を描いたルポ『遺体 震災、津波の果てに』(石井光太・新潮社)。夜を徹して読んで茫然としたが、朗読にはまた別の迫真感があった。


平成26年3月4日(火)
毎日新聞客員編集委員・サンデー毎日元編集長
八木亜夫 先生 八木亜夫の「世相を斬る」NHKの会長、経営委員の発言や言動に対する批判と人物論は手厳しかった。ジャーナリストとしての矜持なのだろう。NHKを含むテレビの放送内容についても痛烈そのもの。「昼間、どのチャンネルも同じようなクイズ番組をやっている」「それもそのはず。番組を制作しているのは専門の下請け業者」「下請けは出演者までセットで売り込むから同工異曲」「こんなテレビを見ていたらアホになる」。


平成26年2月25日(火)
学生発表
@「伊勢神宮式年遷宮に参加して」31期生 西田和子さん 33期生 松阪ナツ子さん 35期生 田野晴子さん
A「異文化との付き合い方」34期生 米子明義さん昨年は伊勢神宮式年遷宮関連のニュースでにぎわった。だが「世界でも例のない行事は8年前から始まった」。「内宮・外宮はじめ神社内の125社が建て替えられている」し、神域にお白石を奉献した日は「気温35度。隣の参加者は80歳の女性」・・・・。多彩な海外駐在経験からの比較文化論は具体的で多面的。「それぞれの国・地域の文化を知るにはその地の歴史を学ぶのが一番」「言葉が通じるに越したことはないが、文化を理解し受け入れることが大切」は示唆に富む・・・・。


平成26年2月18日(火)
毎日新聞編集委員
西村浩一 先生 「世界遺産・富士を語る」かつて海外から「フジヤマ・サクラ・ゲイシャ」といわれた。富士山は今もわが国のシンボルだが、昨年6月の富士山の世界遺産(文化)登録前には「ごみにまみれ富士惨といわれた」「特に登山者の排泄物。悪臭のためトイレで倒れる人も」。


平成26年2月4日(火)
アナウンサー・古典芸能解説者
葛西聖司 先生「こいつは春から縁起がいいわ」〜歌舞伎の力〜歌舞伎「與話情浮名横櫛(よはなさけうきなのよこぐし)」。「粋な黒塀と見越しの松の大道具、下手から風呂帰りの女性が登場」「赤いぬか袋を口にくわえ雨傘を差したあだな姿」「洗い髪には櫛が真横に。これが死んだはずのお富さん」。極彩色の情景がくっきり。


平成26年1月28日(火)
料理研究家
程 一彦 先生「健康を食べる食事学」〜 日本料理と中国料理で元気に 〜記録的な長寿を保った泉重千代さん(1986年死去・鹿児島県徳之島)と木村次郎右衛門さん(2012年死去・京都府京丹後市)に何度か合う機会があった。「どちらも日当たりがいい部屋に住み、自宅の周囲はは緑がいっぱい」「お2人とも好奇心旺盛で茶目っ気たっぷり。泉さんの口からピチピチギャル、木村さんからサンキューベリーマッチが出た」。


平成26年1月21日(火)
フリーアナウンサー
渡部淑子 先生「美しい日本語」人と人との上下、親疎関係を反映した言語表現とされる敬語は一般的に尊敬語、謙譲語、丁寧語だ。丁重語、美化語を加えた分類もあり、使い方は難しい。「『お食事お済みになりました』と『飯食った』を比較すれば分かる」「正しい敬語は高い人格、豊かな教養を感じさせる」はごもっとも。


平成26年1月14日(火)
女優・ベルばら初代オスカル
榛名由梨 先生 宝塚歌劇100年「タカラヅカ歌語り」1974年から始まった「ベルサイユのばら」は社会現象になっただけにタカラヅカ門外漢も記憶が。その初代オスカル役の実話は40年後もプロ根性横溢。「配役発表で観客があげたどよめき。拍手で頭髪がなびいた。


平成26年1月7日(火)
新春コンサート「世界の歌・日本の歌」
本学講師 平松啓子 先生 ピアノ伴奏 太田紀子 先生「名も知らぬ遠き島より 流れ寄る椰子の実一つ」「故郷の岸を離れて 汝(なれ)はそも波に幾月」。知らぬうちに島崎藤村の「椰子の実」を口ずさんでいた。民俗学者の柳田国男が愛知県・伊良湖岬で病気療養中、椰子の実が流れ着いたことを藤村に語った。これをもとに藤村が着想を得たとされるエピソードも浮かぶ。


平成25年12月10日(火)
大阪城天守閣研究主幹
北川 央 先生「熊野街道をめぐる物語と信仰」7年前の「紀伊山地の霊場と参詣道」のユネスコ世界遺産登録に間接的にかかわった際の裏話。「1000年以上脈々と続くわが国の聖地という視点から伊勢神宮も包括するよう働きかけた」「『梁塵秘抄』に熊野に参る道は『紀路』と『伊勢路』とうたわれた今様がある」「霊場にいたる熊野街(古)道も高野街道も大阪が起点。大阪も含めてはと主張した」。


平成25年12月3日(火)
毎日新聞客員編集委員・サンデー毎日元編集長
八木亜夫 先生 八木亜夫の「世相を斬る」中国でいう「未富先老」。豊かになる前に高齢化社会に入る意味だ。「中国は日米欧の先進国とは違い、大衆に富が行き渡る前に老いてしまった、世界初の国」。くだいていえば「金を持たない若者に高齢者を世話する負担を負わせること」「中国の抱える問題はインド、韓国などでも。地球全体の高齢化」。


平成25年11月26日(火)
長尾クリニック院長
長尾和宏 先生「平穏死・10の条件」生きることは「食べることと移動すること。当然の事実を今の医療は見ようとしない。最期まで人間らしく生きる平穏死を妨げているのは医者」とズバリ。「平穏死・尊厳死・自然死はほぼ同じ。私は11年掛かって平穏死にたどり着いた」



平成25年11月19日(火)
生命の貯蓄体操普及会理事長
矢野順子 先生「養生について」─ 生命の貯蓄 ─「生命(いのち)の貯蓄体操」は東洋医学をベースにした日本式の養生健康法。「生命活動の根本である気(生命力エネルギー)を自然から取り入れる丹田(たんでん)呼吸法」と「気が流れる経絡(けいらく)を動かす運動」が柱という。


平成25年11月5日(火)
浄土真宗親鸞会布教師
山中 徹 先生「親鸞聖人の教え」親鸞聖人は約800年前の鎌倉時代の人、東西本願寺につながる浄土真宗の宗祖、肉食妻帯、他力本願、悪人正機、教行信証、言行をまとめた歎異抄……。バラバラな知識だが、すべては「平生業成(へいぜいごうじょう)」でつながるという。


平成25年10月29日(火)
大学祭月間・映像発表会「継続は力なり」
水泳・ペンギンゴルフ・囲碁・ノルディックウオーキング 各クラブ聴いて・見てひとこと


平成25年10月22日(火)
拓殖大学客員教授
惠 隆之介先生「沖縄はいま」戦後から1972年まで27年間続いた米国統治は沖縄で全く評価されていない。「女性解放を進め、看護婦の養成システムを確立し結核など感染症を撲滅」「大学の創立や留学生制度を設け、人材育成や高等教育を推進」「道路、ダム、発電所などインフラを整備」したのに。



平成25年10月8日(火)
天理大学名誉教授
村上嘉英 先生「台湾の言葉と文化」台湾での現地文化学習で女子学生が食中毒に罹った。「彼女とペアで学習していた現地の大学生ら数人が病院で寝ずに看病した」「台湾嫌いだった彼女は台湾人の心に触れ、理解者になり、台湾のとりこになった」。東日本大震災で台湾は200億円の義援金、560dの救援物資を届けた。


平成25年10月1日(火)
和歌山大学防災研究教育センター客員教授
今西 武 先生「リアルな防災対策」2011年3月11日の東日本大震災から2年半後に見た防災啓発用DVD「3・11メッセージ」。毎日新聞記者が被災地で撮影した43枚の写真、短いキャプション(写真説明)に「宵待ち草」から「故郷」までの懐かしいメロディーがエレクトーンの演奏で流れ、被害の断面を生々しくえぐり出した。


平成25年9月17日(火)
学長 鶴田隆志「サバイバル10」〜22・67・80目指し〜5月から始めた「70の手習い」のソフト(軟式)テニスは、練習相手とボールを打ち合う「乱打」を続けられるようになりたい。サーブ、ボレー、スマッシュ、バックなどをこなし、ゲーム(ダブルス)を楽しみたい。めどは1年。3年後は体重67s、ウエスト67cm、BMI(体格指数)22のスリム化を達成する。5年後は試合に出る。


平成25年9月10日(火)
三田市吹奏楽連盟会長・縦笛の魔術師
梶谷正治 先生「笑って歌って笛聴いて心さわやか 良い気分!!」とにかく多彩なタレントだ。リコーダー(縦笛)2本を口だけでなく鼻でも吹く。「みんな驚き、不思議がり、笑う」が、「種も仕掛けもない。楽器演奏は練習あるのみ」。「音楽で心豊かになり、笑いで元気を与えたい」と発起したのが鼻演奏のきっかけ。


平成25年9月3日(火)
写真家・大阪芸術大学非常勤講師
宮田昌彦 先生「カメラが見た『岸和田旧市だんじり祭』」9月14・15日の「岸和田だんじり祭」。熱い汗と情熱が一足早く飛び散った。プロカメラマンの魂だ。4年間だんじりと共に法被姿で走った。「どちらも動くからファインダー越しに被写体をとらえるのは、目を傷つけるので危険」「イメージしたアングルにカメラを向けシャッターを切る」「下手な鉄砲では駄目。シャッターチャンスは数回」と聞いてびっくり。


平成25年8月6日(火)夏季公開講座B
東京国際大学国際関係学部教授
阪口規純 先生「憲法改正問題を考える」集団的自衛権は「国連憲章51条で認められた固有の権利」。わが国では「憲法第9条で自衛権の行使は必要最小限の範囲にとどめ、集団的自衛権の行使はその範囲を超える」。「この憲法解釈は、内閣法制局が積み重ねてきたもので妥当」だが、今月になって解釈変更、行使容認に向けての流れも。


平成25年7月30日(火)夏季公開講座A
岸和田市立光陽中学校校長
堂本啓祐 先生「民間人中学校長の現場からの報告」9月28日施行の「いじめ防止対策推進法」。「児童生徒に対し一定の人間関係にある他の児童生徒が行う心理的、物理的影響を与える行為」で「児童生徒が心身の苦痛を感じているもの」がいじめ。フェイスブック、ブログなどに誹謗・中傷を書き込むネットいじめも含まれる。



平成25年7月23日(火)夏期公開講座@
トルコ航空旅客サービス
ユルドゥルム・ファーティ 先生「トルコと日本〜文化の違い」「日本とトルコの友好の始まりは、1890(明治23)年に和歌山県串本町沖で起きた海難事件」。当時のオスマン帝国(一部が現在のトルコ)の軍艦エルトゥールル号が帰国中に台風で遭難。587人が犠牲になったが、地元民の必死の尽力で69人が奇跡的に救助されたのだ。「トルコでは教科書に載っており、誰もが知っている」。


平成25年7月16日(火)
毎日新聞客員編集委員・サンデー毎日元編集長
八木亜夫 先生 八木亜夫の「世相を斬る」21日投開票の参院選。242議席の半分の改選数121議席のうち「自民、公明の与党で80前後。非改選の59を足すとねじれは解消、すべての常任委員長ポストを独占できる安定多数を確保する」「見え見えだから投票率は低い。共産党は頑張っているが、大きな受け皿になりえない」。といって自民党を忌避して棄権するのは「ノー」・・・。


平成25年7月9日(火)
料亭 はんなり経営
松阪義典 先生「おもてなしの心」マニュアルによる対応は「決まったこと、決められたことをやる」。サービスは「それを超え、受け手の心を温かにする」が、おもてなしは他者への思いやり。「相手を思う気持ちを持ち続ける。見返りを求めてはだめ。思い続ければ感動が生まれる」・・・。。



平成25年6月25日(火)
ユナイテッド航空関西国際空港支店長
阪口葉子 先生 「世界の空と日本の空」「頼まれたら断らない」「隣にいたら手を出す」積極的で前向きな姿勢は迷いがない。切れ味鋭い表現の中にユーモアと明るさがあふれていた。「空港にはドラマがあり、航空業界はおもしろい」のも、このキャラクターに加え、世界の航空会社で実績を残しているキャリアと自信の裏付けがあるからだろう。


平成25年6月18日(火)
シニアライフ研究家
中村 義 先生 「エッセイを楽しもう」多くの人が「エッセイは難しい」と思っているし、「書く機会もあまりない」。だが「自分の足跡を子や孫に形として残すため気軽に取り組めばよい」。「ただし嘘は駄目だし、美化してもいけない。楽しく、気軽に」。そうであればテーマは「身辺雑話、気になること、自分や家族の夢など書くことは無限大」という・・・。


平成25年6月11日(火)
大阪府地球温暖化防止活動推進員
奥 清司 先生「泉州から地球温暖化を考える」地球温暖化は人類共通の問題。今後100年間で気温は1.1〜6・4度上昇する可能性やCO2(温室効果ガス)濃度の過去最高値、北極の氷の縮小とショッキングな現象に対して日常的に省エネに取り組もう。「車で1`b移動すればCO2排出量は191.3g。鉄道なら10分の1以下」・・・。


平成25年6月4日(火)
岸和田警察署
交通安全教育歩道で自転車と何度も接触しそうになった経験があるので、怖さは肌で分かる。「加害者になれば車やバイクと違って、保険が普及していないので全額自分で償わなければならない」「死亡事故で賠償額が数千万円に」。加えて「たかが自転車」で済まないのは、違反は青切符(交通反則切符)でなく赤切符(交通切符)で刑事手続きも。


平成25年5月28日(火)
本学短歌クラブ講師
鈴木きぬ子 先生「高齢者の詠む短歌」「高齢の 我儘なれど 許されよ。見たい行きたい。見ようよ、行かうよ」「ああ嫌だ 嫌だと声に 出だしけり 何が嫌だか わからないまま」「充分に 生きたりこのあと 如何せむ 思へど今は おなかが空いた」。96歳で現役の歌人・宮英子さんの歌である。「老いの境遇を見詰めてありのままに詠んでいる」ので分かりやすい。


平成25年5月21日(火)
本学OB
小林太一 先生 「91歳・ボランティア三昧」「六十五の手習い」だった中国語を通し本学初代学長の故正井尚夫氏と出会い、意気投合。10年間、本学で中国語講師を続け「活到老(ファダァオラオ)学到老(シュエダァオラオ)」。「生ある限り学び続ける意味。高齢者にとって珠玉の言葉だ」。本学の目指す生涯学習とぴたり重なる上、「この思いが中国語会話の指導、小学生らへの戦争体験の語り部、ハーモニカ宅急便へ連なる約20年のボランティア活動のエネルギーに」とも。



平成25年5月14日(火)
兵庫県立大学教授
石倉和佳 先生 「徳冨蘇峰と新島八重」「大言論人」の徳富蘇峰とNHK大河ドラマのヒロインの八重は、八重の夫で同志社創立者の新島襄をはさんで対峙した。蘇峰が「風采が日本ともつかず、西洋ともつかずいわゆる鵺(ぬえ)如き形」などとけなせば、八重は「(襄も)徳富さんは近頃余程攘夷熱が昂ぶって来た様だと申していた」。


平成25年5月7日(火)
大阪大学大学院教授
阿部武司 先生「泉州における繊維産業の盛衰」─東洋のマンチェスターの周辺─19世紀末から20世紀にかけ綿工業都市だった大阪市が「東洋のマンチェスター」と呼ばれていたのは、教科書で習った覚えがある。この呼び名、実は泉州の綿織物業が支えていた。「泉州は江戸時代から綿花栽培と綿糸、綿布の生産地」「20年代から30年代にかけ白木綿産地として発展、製品の多様化・差別化もあった」「大阪で生産された綿糸を大量に消費していたのが泉州」という構図。


平成25年4月30日(火)
本学35期生
北 敏和 さん 学生発表「日本百名山を踏破して」日本は山国。どこに行っても山がある。誰もが山に親しみ、懐かしみ、仰ぎみる。神秘性に引き寄せられる。選び抜かれた「日本百名山」なら特にそうだろう。「単身赴任のストレス解消」から始まり「60歳までの達成」を目標に。


平成25年4月23日(火)
上方文化評論家
福井栄一 先生「古事記物語」〜なにわのことは夢のまた夢〜わが国で最古の歴史書とされる『古事記』の天岩屋戸神話が大いに笑いを誘った。「太陽の神アマテラス大御神(天照大御神)が岩屋戸に隠れ、世界が真っ暗になった」「八百万の神々が一計を案じ、アメノウズメノ命(天鈿女命)が踊り狂うお祭り騒ぎを繰り広げた」「アマテラスが騒ぎを気にし戸を少し開けたところを、力持ちのタジカラオノ神(手力男神)がこじ開けた」。


平成25年4月16日(火)
特別記念講演
毎日新聞社論説副委員長 
近藤伸二 先生「危機に立つ日本のものづくりと台頭するアジア企業」パナソニックやシャープの苦境、韓国のサムスン電子や台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業などアジア企業の大躍進。その苦境と躍進がコインの裏表の関係にあり、わが国の「ものづくり」がピンチになったのだ。「世界の製造業は全行程を自社で手掛ける垂直統合型から国境を越えた水平分業に移った」「部品やシステムを同一規格にするモジュール化と受託生産に向い、後発国で製造業が台頭した」。


平成25年3月19日(火)
修了記念講演
本学理事長
山田祥次 先生岸和田健老大学の在り方を分かりやすく説いた。「小さなことに喜びを感じること」の大切さだ。未知への挑戦、新たな体験、友との出会い、趣味・スポーツを通した達成感・解放感など健老ではさまざまな喜びを感じる機会があふれている。刺激がいっぱいだ。


平成25年3月12日(火)
弁護士
相馬達雄 先生「エンディング法律相談」「90歳の車いすの夫と85歳の妻離婚した。介護ができないが理由」「88歳と85歳の夫婦で土地家屋が妻名義になっていて離婚で夫の住む場所がなくなった」「遺産相続で遺言を書く人が多い」「家族の供養が期待できなくなり、永代墓が増えた」「葬儀について生前に葬儀業者と契約する例も」。超高齢・長寿社会の反映だけでなく、個人が尊重が過ぎる余り、「家族制度や村落共同体がバラバラになり、崩壊した帰結」と指摘。


平成25年3月5日(火)
毎日新聞客員編集委員・サンデー毎日元編集長
八木亜夫 先生 八木亜夫の「世相を斬る」金融緩和、財政出動、成長戦略の三本の矢でデフレ脱却を目指すアベノミクスが俎上に。昨年末の政権交代以来、円安株高になり期待感もあるが、受け止め方はばらばら。「経済学者やエコノミスト、評論家など専門家はあてにならない」のは全く同感。「アベノミクスは老人いじめ」は心しておかなければならない。「物価は上がるし消費増税や医療・介護の負担増も見え見え。一方で年金は同額なのだから」。


平成25年2月26日(火)
宝樹寺住職
土井歓晃 先生 法話「水心力」時空を超えて膨らむ話題をひとことでまとめるのは不可能。メモを読み返してもつながらないが、記録にも記憶にも残ったのは、浄土宗の開祖・法然上人の作で宗歌の「月かげの いたらぬさとは なかれども ながむる人の 心にぞすむ」。


平成25年2月19日(火)
「大阪アスベスト弁護団」弁護士
西本哲也 先生「泉南アスベスト訴訟の今」肺がんや悪性中皮腫などを起こすアスベスト(石綿)。13年間寝たきりで2005年に死去した患者の遺族は、介護に疲れはて「早く死んでくれ」といった。「もう少しの間や。堪忍してくれ」。双方とも血を吐くような叫びである。「この苦しみを国や原因企業に見せてくれ」。遺族は訴訟の原告団に加わり国に救済を訴える。


平成25年2月12日(火)
「ことば&書」創人
辻 慶樹 先生「プラスのことばは魔法のことば」ステージいっぱいに張られた短文を見て、日本の美称である「言霊(ことだま)の幸(さき)わう国」を思い出した。『万葉集』の山上憶良の歌は言葉に宿るとされる霊威・呪力、即ち「言霊」によって幸福がもたらされると考えた。「どうせなら笑って生きよう」「独りやない仲間がいっぱい」「みんなちごててええやんか」「あなたが輝けばみんな輝く」「一日一日今を感じて生きよう」……。


平成25年2月5日(火)
フロンティアエイジ元編集長
朝日新聞元記者
向平すすむ 先生コミュニティーハウス法隆寺「小さな共生の住まい」前例のないコンセプト、手探りのトライ、論議の積み重ね、前進と後退の末、誕生した共生の住まい。様々な人生を歩み地縁も血縁ない50〜80歳代の12人が支え合った8年間が聴く者に迫った。「業者ではなく1人ひとりが建てた」「1人750万円の出資で28平方bのスペースを確保。


平成25年1月29日(火)
枚岡神社宮司 中東 弘 先生「神道と元氣蘇生」「見えないものに目を向けない」「見えるものと金しか信じないのが今の世の中」と痛烈な一撃。「民族の神話を教えない国家は滅びる」に続いて、「古事記は神話につながる」から大和言葉の神道上の解説は面白かった。



平成25年1月22日(火)
日本ペンクラブ会員・毎日新聞元編集委員
田原由紀雄 先生「京都宗教界と作家たち」〜宗教記者35年の取材ノートから〜3人の大家(井上靖、司馬遼太郎、水上勉)には仏教への深い造詣が。毎日新聞学芸部記者だった井上は、宗教欄に仏教典を噛み砕いて解説を連載、後に『天平の甍』などに結実した。司馬は1950(昭和25)年の金閣寺放火炎上事件で産経新聞京都支局記者として現場を踏み、犯人を修行僧と特報した。戦国時代や幕末維新の歴史小説には京都での寺回りの蓄積が生かされている。


平成25年1月15日(火)
本学川柳講師
吉道航太郎 先生「笑って川柳」ある日の毎日新聞朝刊。1面に健康川柳、3面に万能川柳、6面のサラリーマン川柳が。身につまされたり、うなずいたり、うなったり、にやりとしたり。紹介されたシニア川柳はこれを超えて笑いが渦まいた。「探し物やっと探して置き忘れ」「恋かなと思っていたら不整脈」「女子会と言って出掛けるデイケアー」……。


平成25年1月8日(火)
新春クラシックコンサート
「フルート・ヴァイオリン・ピアノの調べ」
田尻トリオ 豊田真理(フルート)、石田知子(ヴァイオリン)、脇 由美子(ピアノ)「目の正月」の慣用句があるのは知っていた。喜ばしいもの、珍しいもの、美しいものを見て1年で一番楽しいとされる正月のように楽しむ意だが、新春クラシックコンサートは文字通り「耳の正月」だった。


平成24年12月11日(火)
学長
鶴田隆志 先生 「健老大学の大正人」一升桝(90分)に2升は入らないのは当然だろうが、語れなかったエピソードをひとつ。日本がオリンピックに初出場したストックホルム大会(1912年)にマラソンで出場した金栗四三(1891〜1983)。暑さで途中棄権したが、スウェーデンオリンピック委員会が1967年に55年記念祭を開く際、記録を調べたところ金栗の意思が届いておらず「競技中に失踪、行方不明のまま」になっていた。


平成24年12月4日(火)
毎日新聞客員編集委員・サンデー毎日元編集長
八木亜夫 先生 八木亜夫の「世相を斬る」第46回衆院選の公示日の講義としてははまり過ぎ。史上例のない12党が乱立、争点は原発、消費増税、社会保障、デフレ脱却、TPP、外交・防衛、憲法など、候補は見たこともない顔も。混沌の中でのわが国の進路を選択するのは難しい。


平成24年11月27日(火)
(財)災害科学研究所理事長・大阪大学名誉教授
松井 保 先生 「地球と地盤の中をのぞいてみよう」半径6400`bの地球は層からなり、表面の地殻30〜60`、地殻から2900`までのマントル、更に深部の液体の外核、固体の内核がある。組成も分かっている。「地震波の伝わり方を解析し可視化」され、知らないうちに「足下は明るくなっている」。一方で「地表からボーリングできるのは十数キロ。内部は誰も見たことが見えないのだから限界はある」。


平成24年11月20日(火)
(社)福祥福祉会理事運営本部長
阿久根 賢一 先生 「超高齢社会に咲く豊泉家(ほうせんか)」 可愛がってくれた祖母が認知症になったのをきっかけに大学で福祉の分野の勉強をして現場へ。理論と実践に裏打ちされた言葉は力強かった。介護にかかわっていて「最も感銘を受けるのは、どんな状況でも生きようとする皆さんの意欲」と言い切る。



平成24年11月6日(火)
俳優・シニア劇団「すずしろ」指導
倉田 操 先生「晴れ舞台はブロードウェイで!」マチュアシニア劇団「すずしろ」がニューヨークのブロードウェー公演を達成した過程を感動的に手際よく語ってくれた。高齢者にとって大きな挑戦のドラマの過程がすんなり理解できた。さすが「富良野塾」で倉本聡の薫陶を受けた役者である。


平成24年10月30日(火)
学生発表
@31期生・運営委員 服部武志 さん「癒しの音楽」
A34期生 井ノ口 宏 さん「世界100ヶ国巡り」服部武志さん(31期)が教職にあったことは知っていたのでてっきり音楽関係と早合点していた。ところが専攻は数学、ピアノ、アコーディオン、フルートなど楽器・・・。「ASOBININ」を名乗る井ノ口宏さん(34期)は、世界中を歩き回った実績に脱帽だ。数だけでなく「大阪のじじ・ばば・元気!」宣言が泣かせる・・・。



平成24年10月23日(火)
高砂大学校同窓会のみなさん「金沢・高砂大学校同窓会アワー」健老パワーvs高砂パワーの二項対立・比較は不毛の論議。まもなく50周年を迎える高砂大学校同窓会の活動、彼我の違いを堪忍して今後の参考に。80歳の浅井克・同窓会長によると「会員の最高齢は101歳。私が会員の平均年齢」とか。


平成24年10月9日(火)
伊勢神宮評議員・伊勢市観光協会会長
山中隆雄 先生「お伊勢さんの式年遷宮」20年ごとに行われている伊勢神宮の式年遷宮(2013年、第62回)を貫いているのは「常若(とこわか)の精神」という。「ご神体はいつも若々しくあってほしい」願望を具現していると聞いて非常に分かりやすかったし感銘を受けた。


平成24年10月2日(火)
泉佐野市長
千代松大耕 先生「アイデア市長奮闘記」「15歳の時、世の中の矛盾に気付いた。原因は政治にあり正さなければ」の思いが26歳で泉佐野市議、37歳で同市長に向かわせた。喫緊の課題は関西国際空港で借金まみれの市財政の立て直し。財政健全化団体から脱出するあの手この手が関空連絡橋の利用税徴収、市名のネーミングライツ(命名権)売却、犬税などだ。


平成24年9月25日(火)
岸和田徳州会病院顎顔面口腔外科部長
岩田雅裕 先生「カンボジアでの医療支援」2000年からカンボジアでの医療支援ボランティアを始めてから1年に数回渡航、すでに50回に及ぶ。唇列口蓋列や腫瘍、顔面骨折、口腔内の病気など手術した患者は1000人を超えた。


平成24年9月18日(火)
毎日新聞論説委員
藤田 悟 先生「ミャンマーとビルマ」「ミャンマーとビルマ」。同一の国なのに2つの国名の併存は、クーデターによる軍事政権が成立した翌年の1989年から。米国や英国は正当性に欠けるとして「ミャンマー」への呼称変更を認めなかったが、国連は承認し日本や中国、欧米以外の多くの国もその判断にならった。


平成24年9月11日(火)
グループホーム「つぼみ」施設長
奥 幸博 先生「終の住処としてのグループホーム」2012年時点の認知症の高齢者は305万人、65歳以上人口の1割を占め、2025年には470万人、12・8%にのぼるという(厚生労働省の推計)。重い数字に対応策が追いつかない現状で、認知症の高齢者が共同生活しながら介護を受けられる施設がグループホームだ。


平成24年9月4日(火)
大阪府立大学教授
清水教永 先生 「わがままな体内時計が健康長寿のもと」健康問題について多岐にわたる興味深い研究やデータが紹介された。「私たちは体内時計を持っている。脳に親(中枢)時計、臓器や血管などすべての細胞に子(末梢)時計がある」「体内時計は24時間周期の明暗による生体リズムを刻む」「生体リズムは健康の維持に重要」「だから人工時計ではなく体内時計に従えば健康長寿につながる」。



平成24年8月7日(火) 夏季公開講座B
毎日新聞元記者・中外日報前論説委員
山野上純夫 先生 「原発問題とヒロシマ」広島は8月6日、67回目の原爆忌を迎えた。その被爆体験を人前で語るようになったのは4年前。隠していたわけではないが、広島に居合わせて負傷しなかった人が持った共通の感情ともいうべき「生き残りの後ろめたさ」があったからだ。全く知らなかったし、想像もできなかった。


平成24年7月31日(火) 夏季公開講座A
東京国際大学国際関係学部教授
阪口規純 先生 「北朝鮮核開発問題と戦後日本の核政策」昨年の「3・11」による東電福島原発事故以降の原発を巡る論議は「電力需要をまかなえるかどうか」のエネルギー問題になっている点に疑問を呈する。その上で「原子力の平和利用という日本の政策は米国の核戦略に組み込まれ、北朝鮮の核開発リスクなどと切り離して考えられない」という。


平成24年7月24日(火) 夏季公開講座@
浄土宗西光寺住職
寺尾昌治 先生 三味線法話「仏教と三味線の不思議なご縁」「三味線坊主」は、「仏像ガール」(廣瀬郁美さん)の命名とか。津軽三味線、日本民謡を生かして法話を語るスタイルは斬新で、活動範囲が広がっているのもうなずける。


平成24年7月17日(火)
毎日新聞客員編集委員・サンデー毎日元編集長
八木亜夫 先生 八木亜夫の「世相を斬る」原発・エネルギー問題に1時間以上費やした。「東電福島原発事故の原因が不明のまま安全性うんぬんは不見識」「関電大飯原発の再稼動を自分の責任でという野田総理の発言はインチキ。事故が起これば責任は取れない」「動き出した原発はとめられない」。


平成24年7月10日(火)
本学講師
浜田禎三 先生「米寿からの挑戦」・・・助けた友人が死に、荼毘に付した。入院後に行方不明になった友人も。「この(究極の)体験が人生観を決めた」。「被爆しなかった。偶然としかいいようがない。生きることを課せられたのかも」。今年の12月24日で88歳の米寿を迎えるが、「当面は大台(90歳)超えを」。これまでほとんど語らなかった言葉が熱かった。声量同様意気軒高だった。見習いたいものだ。(鶴田隆志)


平成24年6月26日(火)
地震考古学者
寒川 旭 先生「地震考古学入門」学際研究の「地震考古学」が成立したのは1988年。結果、縄文時代から現代にいたる日本列島の大地震の歴史が明らかに。869(貞観11)年には「3・11東日本大震災」に匹敵する東北沿岸の巨大地震が起き、最大4`も津波が平野部に遡上したと歴史書の『日本三代実録』にあり、地質調査でも証明された。


平成24年6月12日(火)
国際女医会前会長・埼玉医大名誉教授
平敷淳子 先生「国際女医会長のたどった世界」世界43カ国の女性医師約10万人を傘下に持つ国際女医会という組織を初めて知った。会長だった2007年から3年間を中心に40〜50カ国を訪れ、国連でも演説したこともある国際派。VIP待遇で経験した各国の「ひと筆書き」のスケッチは歯切れよかった。一方で「文化や宗教、民族などの違い」を尊重し、訪問先の民族衣装を身につける・・・。


平成24年6月5日(火)
防犯教育
岸和田警察署・生活安全課
「振り込めサギに引っ掛からないために」振り込め詐欺といってもオレオレ・なりすまし・架空請求・還付金詐欺など手口はさまざま。わが家にも息子の実名をかたってこの手の電話がかかってきた。幸い声の調子になどで気付いて撃退したが、どのようにして実名、電話番号を知ったのか。新聞で、出身校の同窓会名簿が出回っていて被害例もあるというニュースを読み、疑問は解けた。


平成24年5月29日(火)
サイクリスト
田中貞夫 先生「ドイツ・ロマンチック街道自転車旅」60歳からの10年間が大切なのは誰もが分かっているし、どのように生きるかそれが問題だ。この日の回答は南ドイツのロマンチック街道428`の分割自転車旅。相棒はイギリス生まれの愛車「ブロンプトン」(折り畳み式)。「子どもの頃の自分に戻り、趣味を活用した人生の集大成を目指す」団塊の世代の心意気が伝わった・・・。


平成24年5月22日(火)
元岸和田藩主・岡部家16代
三重県・城田神社元宮司
岡部長禮 先生「岸和田だんじり祭と岡部家」駿河(静岡県)に起源を持つ岡部家が岸和田藩主となったのが寛永17(1640)年。明治4(1871)年の廃藩置県まで13代約230年続いた。最後の藩主の曾孫の講師は3年前から岸和田市に。「だんじり祭は元禄16(1703)年、3代藩主が京都の伏見稲荷を城内の三の丸に勧請し五穀豊穣を祈願して祝った」のが始まり。


平成24年5月15日(火)
大正紡績取締役
近藤健一 先生「オーガニックコットン」農薬や化学肥料を使っていない農地で栽培し、生産者を守る綿花の取引、紡績や縫製で化学薬品を避け健康に配慮するのがオーガニックコットン。栽培地を広げる国際貢献は「魚を与えるのではなく魚の取り方を教えること」。「その国を知り仕事をするには現地の大学で勉強する」「化繊の原料の石油を長持ちさせるため天然繊維、特に綿の比重を高める」「有害な紫外線カットはコットンで」「東日本大震災で塩分濃度が高くなった東北を産地に」。



平成24年5月8日(火)
「獅林」編集長
森 一心先生「俳句を楽しむ」「俳句という形式は現代の人生を表しえない」などとして仏文学者の桑原武夫(1904〜88)が1946(昭和21)年に発表したのが「第二芸術論−現代俳句について」。作者名を伏せ、大家10人の10句、無名に近い5人の5句を並べて優劣が見分けられるか。立論の根拠を追体験した結果は予想通り。


平成24年5月1日(火)
本学講師 小山 昇 先生 古典ヘの招待48
「平清盛─時代を変えた男─」平清盛(1118〜1181)とその時代を描くNHK大河ドラマの評判がイマイチだ。「平安時代末期の政治システムである院政と摂関政治が理解しにくいのと登場人物が多く相関関係が入り組んでいるため」である。その分かりにくさが該博な知識を縦横に駆使した誠実かつ丁寧な説明で解きほぐされた。清盛の生い立ちから武家政権の樹立にいたる背景、親兄弟が敵味方に分かれた骨肉の争い「保元の乱」などを通して、大転換期の時代の全体像も伝わってきた。


平成24年4月24日(火)
学長 鶴田隆志 先生
「『舟』を読もう」「耳障り」(形容動詞)と「耳触り」(名詞)は悩ましい。「耳障り」は本来、音や言葉などを「聞いていて、気にさわる。聞いていて、不愉快に感じたり、うるさく思ったりする」場合に用いられる。ところが最近、「手触り」「肌触り」「舌触り」「歯触り」などの連想から「耳触り」と表記して「耳触りのよい音」「耳触りのいい言葉」のように使われる例がある・・・。


平成24年4月17日(火)
特別記念講演
元大阪府知事 太田房江 先生
「人生リセット論」─官僚・初の女性知事・事業家・NPO法人─通商産業省(現経済産業省)のころは「通常残業省といわれていた通りとにかくわき目もふらずお国のために働いた」。全国初の女性知事になり、大阪府知事2期8年の在任中は「880万府民のためにあった」。退任後は農業問題に取り組む実業家、タレント、NPO法人長寿安心会の大阪支部長。その歩みは起伏に富み「考えてみれば子どものころからリセットの繰り返し。波乱万丈だった」。「現在はグレートリセットが求められているのではないか」とも。


平成24年3月27日(火)
本学理事長
山田祥次 先生 修了記念講演大正生まれで戦地に赴き負傷、44歳で亡くなった自身の父に、家族に珍しく言及した。最近になって「個人の意思では抗(あらが)う術もなかった戦中、戦後にも精いっぱい美しく生きたことが理解できるようになった」感懐に心動かされた。その上で「だれもが美しく生きること、美しさを持つことを求めているのではないか」「人生のなにが、どこが美しいか。私の考えでは自ら学び続け健やかな老いを全うすることだ」「健老大学創立の理念はこの点にあるといっても過言ではない」と。


平成24年3月13日(火)
日本ノルディックウォーク協会理事・公認マスター
伊藤義昭 先生 「ノルディックウォーク体験」最高齢の92歳の赤垣文子さんが目を輝かせながらポールを握っていた。昨年卆寿を迎えた岡田哲夫さんは「私もポールを持っています」と余裕の表情。エクササイズで腰が伸びたのか、いつも突いている杖を忘れた学生も。新たな挑戦に皆生き生きしていて楽しそうだった。
協力・フロンティアエイジ


平成24年3月6日(火)
毎日新聞客員編集委員・サンデー毎日元編集長
八木亜夫先生 八木亜夫の「世相を斬る」野田佳彦総理と谷垣禎一自民党総裁が極秘会談したのは、2人の否定の仕方から見て疑いようがない。「隠せばいよいよ現(あらわ)る」し、「隠すもの見たし」となるのが人情。「消費増税をテーマにした話し合い解散」「小沢(一郎元民主党代表)外しの大連立志向」「政界再編」「6月末解散」という筋読みはマスメディアの論調と大同小異だが、反応は雲泥の差。


平成24年2月28日(火)
(株)北海製作所社長
林 孝彦 先生 「鉄人28号の夢をかたちに」夢を持ち、夢を語ることはできる。だが夢を実現し、成功させるのは難しい。高い壁を突破するには何より高い志と覚悟が必要だ。努力と忍耐が欠かせない。「ゆめをかたちに」の旗じるしを掲げ、「鉄人28号」を完成させた取り組みは、言い古されていることを思い知らせてくれた。漫画の「鉄人28号」のデビューは、戦後の復興を成し遂げつつあった半世紀以上前。


平成24年2月21日(火)
がんこフードサービス会長
小嶋淳司 先生 「がんこ一代」60年以上の地を這うような商いの経験から「飲食業の基本はどこよりもいいものをどこよりも安く売ること+サービス」「お客との真剣勝負、お客に問うことで商いの基本を会得した」「これは、病気の母にかわって家業の雑貨屋を切り盛りしだした高校時代から身につけた考え方」「100店舗以上チェーン展開している今でも基本は同じ」。


平成24年2月14日(火)
NHK連続テレビ小説「カーネーション」チーフ・プロデューサー
城谷厚司 先生 NHK朝ドラ「『カーネーション』を語る」〜その人気と反応〜小篠綾子さんの生涯のドラマ化は何度か企画されたが、日の目を見なかった。自叙伝『コシノ洋装店ものがたり』(講談社+α文庫)などを読むと破天荒な生き方に感動し驚嘆しながらも、ある程度その理由が分かる。今回実現したのは、時代の流れや社会環境の変化もさることながら「出来不出来、(視聴者、内部の)批判をすべて引き受けるのがチーフプロデューサー」の覚悟と熱意のたまもの。


平成24年2月7日(火)
本学英会話クラブ講師
橋純子 先生「異文化おもしろ発見」文化的な背景を異にする者同士のコミュニケーションは難しい。国内でも地域によって生活習慣、風土、歴史、伝統などによってそうなのだから、言語障壁がある外国とはなおさら。だが、語られたエピソードは、日常的な内容で分かりやすかった。


平成24年1月31日(火)
KSC鳳スイミングスクール
葉室三千子 先生・広瀬カヤ子先生
「92歳&64歳親子女性スイマーの夢」インタビューでは美しくも幸せなユーモアあふれた言葉がポンポン飛び出した。学生にぜひ生で聴いてほしいと思った。水泳ではプレッシャーと無縁だが、「みなさんの真剣な目に押され」口数が少なめ。対談形式にするなど工夫すればもっと持ち味が伝わったはずだ。反省の半面、演壇に立った存在そのものが雄弁だったのではとも。みなさんの受け止めはいかが。


平成24年1月24日(火)
能楽師・大倉流大鼓方
辻 芳昭 先生「能楽のすべて」〜鼓に触ろう〜桜の木で作った砂時計型の胴、鉄製の輪に張った馬革を胴の裏表に置き、調緒(しらべお)の麻ひもで締めあげたのが大鼓(おおつづみ)。左膝に置き左手で固定し右手で打ち込む。瞬間、澄み切った鋭い音色が空気を切り裂く。


平成24年1月17日(火)
Y&S代表取締役
竹内洋子 先生・竹内園絵 先生「阪神淡路大震災から17年」1995(平成7)年1月17日の阪神・淡路大震災で神戸市長田区の自宅周辺は火の海に。「視界のすべては焼け野が原と瓦礫の山。負けや。負けや」とつぶやき、泣いた。「心の糸が切れ、腑抜けに。鏡に映った顔はお化けのようですっかり白髪になっていた」。どん底から立ち上がれたのは家族のため・・・。


平成24年1月10日(火)
「民の謡」代表取締役 森田 玲 先生
「民の謡」岸和田店店長 城 かおり 先生  和楽演奏会「篠笛の調べ」2012年のオープニングにふさわしい篠笛の演奏だった。一管の笛がかくも多彩な音色を紡ぎ出すとは。ある時は空気を切り裂くようにシャープに響き、ある時は心のひだを揺さぶるようなシンプルでスピード感のあるリズム。思わず体を動かしたくなったほど。



平成23年12月13日(火)
建築家
吉野富博 先生「地震に強い家の話」姉歯一級建築士のおこした耐震強度偽装事件が発端となって、建築確認申請のお役所仕事が明るみになった。確認申請は役所が責任を持って許可するのでなく、建築主事が拝見したことで発行する確認済み書程度の物だ。それですら体制が整わず発行が滞る時代に姉歯が眼をつけ、速やかに建築確認を取りつけ仕事を増やしていった。


平成23年12月6日(火)
毎日新聞客員編集委員・サンデー毎日元編集長
八木亜夫 先生 八木亜夫の「世相を斬る」どんな選挙でも全体像をつかむのは簡単ではないが、そんなことを全く感じさせなかった。大阪維新の会が圧勝した大阪ダブル選では、橋下徹、平松邦夫両氏の主張やキャラクターなどの比較から「有権者、特に若者はおもしろい方に投票した」。有権者の投票行動は「大阪都構想の是非は別にして新しいことをやらせてみせようという民意の表れ」。


平成23年11月29日(火)
朗読アナウンサー
辻 ひろ子 先生「朗読・読み語りの世界」〜美しい日本語を声で味わうために〜朗読は日本語の美しさを聴き手に訴えかける。朗読する作品に寄り添い、解釈し、楽器のように情感に語りかける。「朗読は1人オーケストラ」朗読は歌うようなリズム、流れが大切」という通り、今では古文に近いかなり難解な『春琴抄』(谷崎潤一郎)の筋が、春琴と佐助の会話が自然に耳に入った。


平成23年11月22日(火)
NPO法人「デセオ」代表理事
安田依央 先生「終活ファッションショーの贈り物」齢を重ねたわれわれにとって現在の生と同様に老・病・死・葬・弔が欠かせないことに気付かされた。このことを認識し自分自身と向き合い、意志的に最期の準備をするシステムとして終活を提唱。20歳代から70歳代までの男女13人が、亡くなった時に着たい服を身にまとい好きな音楽や過去の映像の中で大切な人にメッセージを伝える「終活ファッションショー」に結実させた。



平成23年11月15日(火)
龍谷大学教授
松島泰勝 先生「琉球自治共和国の可能性」米軍普天間飛行場移設問題が迷走する沖縄(琉球)で昨年6月に講師が発表した「琉球自治共和国連邦独立宣言」。日本国土の0・6%でしかないのに基地の74%が集中していることへの強い異議申し立てだ。同様の考え方は古くからあったそうだから沖縄県民の心底にある意識の一面といえよう。


平成23年11月1日(火)
日本ユースホステル協会会員・技術士
間中俊夫 先生「欧州巡礼道を歩く」エルサレム、バチカンとならんでキリスト教3大巡礼地のサンティアゴ・デ・コンポステラ(スペイン)。フランスから主要な4本の巡礼路が延びピレネー山脈を越えて聖地に至る行程はそれぞれ600〜1850`、徒歩で20日から50日以上かかる。そのコースをリタイア後の10年間で7回も歩き通した証明書を目にし、言葉がなかった。


平成23年10月25日(火)
本学講師
井上信男 先生「ヨーガで健康に」健康法ととらえれば「(この)ヨーガの体系は、若い人においては病気を防ぐこと、高齢の人においては病気を超えていくことを可能にする」。人間論とすれば「私達の心の大切な部分は死ぬまで成長する。どこまでも伸びていくことができる」。



平成23年10月18日(火)
大阪教育大監事
野口克海 先生「子育て・孫育てPrat2」1年に2度の登場は異例。そのラブコールは裏切らなかった。会場が一時教室になったような雰囲気だったのだ。「教育の原点は愛。親からわが子、教師から教え子に精いっぱいの愛情を注ぎ、伝えること。特に幼児期の愛のシャワーが重要」。最近激増している幼児・児童への虐待は「親が孤立している時に起こる」し、「孤立させないようなつながり、社会的環境が失われている」。


平成23年10月4日(火)
滋賀医科大学睡眠学教室 特任助教
北村拓朗 先生 「高齢者のための睡眠学」不眠やいびき、睡眠時無呼吸症候群など眠りに関する悩みを持っている人がいかに多いことか。出席者は多かったし、切実な質問が相次いだのもうなずける。悩みを抱えていても病院に行く気になれないし、他人に打ち明けられず、自分なりにこんなものと勝手に決めつけていたのだろう。


平成23年9月27日(火)
与謝野晶子文芸館学芸員
森下明穂 先生 「与謝野晶子の魅力」─生涯と作品を通して─堺出身の与謝野晶子(1878〜1942)は『みだれ髪』の歌人、「君死にたまふこと勿れ」の反戦詩人、『源氏物語』の現代語訳者として知られている。しかし評論、古典文学の研究、芸術教育の場である文化学院の創設、小説、童話、戯曲の創作などそれ以外の絢爛多彩な活動は一般的に見逃されている。



平成23年9月20日(火)
上方文化評論家
福井栄一 先生「秋の草花の文化史」上方の芸能、歴史・文化を対象とした上方学の創始者、肩書は上方文化評論家。どんな話になるのか興味津々だったが、堅苦しい評論家というより話芸、講演芸といった語り口が光った。いかに聴衆を引き付けるかの仕掛けは細かく、サービス精神にあふれていた。


平成23年9月13日(火)
南大阪ヤクルト販売次長・健康管理士一般指導員
秋山真之 先生 「食中毒とその予防」食中毒の話はシーズンごとに取り上げて注意を喚起したいし、健康長寿は本学のメーンテーマのひとつ。過去何度が聴いたのと比べ、分かりやすく秀逸だった。学生との掛け合いが巧みで笑いの渦が絶えなかったのは、旺盛なサービス精神のなせる業。



平成23年9月6日(火)
岸和田市危機管理室 岸和田市消防本部 岸和田市社会福祉協議会(協力)
「備えあれば・・・」─防災を考える─「天災は忘れたころにやってくる」。物理学者・随筆家・俳人の寺田寅彦(1878〜1935)の言葉と記憶していたが、調べてみると違うようだ。関東大震災(1923=大正12年)を学術調査し「(同規模の)地震がいつかは、恐らく数十年の後には、再び東京を見舞うだろうことは、これを期待する方が、しないよりもより多く合理的」と書いた文章を受け、意訳されたらしい。



平成23年8月30日(火)
夏季公開講座 東日本大震災に学ぶB
東京国際大学国際関係学部教授
阪口規純 先生 「東日本大震災・原発危機と安全保障」広島、長崎に投下された原爆、第五福竜丸の被ばくを経験しながらなぜ原発を受け入れたのか。アイゼンハワー米大統領が1953年、国連総会で行った「アトムズ・フォー・ピース(平和のための原子力)」演説から説いた原発の受容史は福島第1原発事故をより深く知る格好の手掛かりに。冷戦時代の国際情勢と高度成長期の国内事情、原子力の平和利用に安全神話。



平成23年8月2日(火)
夏季公開講座 東日本大震災に学ぶA
甲南大学マネジメント創造学部講師
林 万平先生 「東日本大震災の経済被害の迅速な推定と復興のあり方」「直接被害額は東北3県を中心に推定43兆円超」は、東日本大震災が未曾有の災害であることを改めてあぶりだした。政府推定の16兆〜23兆円に比べて隔たりがあるが、阪神・淡路大震災(1995年)など過去の災害の解析、今回の被害データを基にした分析統計的手法による論証はユニークだった。


平成23年7月26日(火)
夏季公開講座 東日本大震災に学ぶ@
「東日本大震災被災地からの報告」
岸和田市社会福祉協議会職員 三林達哉さん 上松祐太さん 
岸和田市青年団協議会会長  吉野保史さん「3・11」の東日本大震災で甚大な被害を受けた宮城県の気仙沼市と南三陸町。現地に入った3人の五感で受け止めた報告に目頭が熱くなった。被災前と後の写真を並べて見せられて言葉を失った。「山がなくなっていた」「高い木立に浮輪が引っ掛かっていた」「一面がれきの山。ヘドロや魚の腐敗臭。異常なまでの静けさ」「戦争は知らないが、空襲による焼け野原さながら」



平成23年7月19日(火)
毎日新聞客員編集委員・サンデー毎日元編集長
八木亜夫 先生 八木亜夫の「世相を斬る」菅直人首相にはニックネームが多い。イラ菅からアキ菅、反菅、逃げ菅、こりゃい菅、すっから菅……。ネットで検索するともっともっとあり、今日新たに「粘(ねば)菅」が加わった。支える人がいない「市民運動家宰相」が粘り腰でどこまでやるのかというイメージが見事に伝わる。


平成23年7月12日(火)
不二製油フードサイエンス研究所副所長
高松清治 先生 「健康食品とのつき合い方」アガリクス、アロエ、ウコン、カテキン、グルコサミン、コラーゲン、コンドロイチン、ローヤルゼリー……。健康食品・サプリメントならすらすら出て来る。「続けて正解」「その高めに血圧に」「日本の元気」といったキャッチコピー、利用者の体験談もおなじみ。しかし医師から処方される医薬品と違って過度の期待は禁物。


平成23年6月28日(火)
インターネットクラブ代表
野々村信郎 さん「IT社会で高齢者が生き抜くために」本学のインターネットクラブは、情報化社会に生きる私たちが選択するひとつのモデルケースかもしれない。パソコン、インターネット、ソーシャル・ネットワーキング・サービスなどを通して必要不可欠の情報を入手していると思うからだ。


平成23年6月21日(火)
岸和田市民病院地域医療センター副室長・ケースワーカー
和田光徳 先生 「地域の医療と介護」伸び続ける医療・介護費の抑制基調の中でキーワードは医療と介護をつなぐ「地域医療連携システム」。かかりつけの開業医・在宅療養支援診療所――入院・手術などを行う急性期病院――訓練と機能回復が中心の回復期リハビリ病院――機能の維持・療養を目的とした療養病床――さらに・・・。


平成23年6月14日(火)
ふたば楽器会長 加藤正治 先生
オルガン奏者   花井 淑 先生 「懐かしのオルガンは今」「富士には月見草がよく似合う」(太宰治「冨嶽百景」)風にいえば「日本人にはオルガンがふさわしい」か。1990(平成2)年に製造中止になったオルガン。その音色は全員の耳の底に残っており、小学校の音楽の時間を思い出した学生も少なくなかったのでは。オルガン小史も興味深かった。


平成23年6月7日(火)
交通安全教育 岸和田警察署昨年1年間の全国の交通事故による死者は4863人。うち65歳以上の高齢者は2450人、50・4%を占め、半数超えは初めて。(警察庁まとめ)大阪府内ではそれぞれ201人、77人、38・3%と少し低いが、高齢者が交通弱者であるのは変わらない。


平成23年5月31日(火)
植村牧場代表取締役
黒瀬礼子 先生 「共に働き共に生きる」─小さな町の牧童たち─講義終了後、同性に感想を尋ねた。「目頭が熱くなった」「自分を主張しながら他者を受け入れる生き方に頭が下がる」「想像もできないような厳しい仕事を明るく語る人柄」「多様な人に対する寄り添う優しさ」「偏見を克服して地域との信頼関係、つながりを築き上げた人間力」「あきらめないひたむきさ」「圧倒的な事実に感動した」……。



平成23年5月24日(火)
関西フィルハーモニー元代表
大川真一郎 先生 「私の夢・オペラハウス」だれしもが「夢は持ち続ければ必ず実る」と思い続けたいのではないか。しかし年を重ねるにつれ、夢から遠ざかりやがて見果てぬ夢に終わる。大多数がそうであるだけに夢と格闘する生き方に感銘を受けるのだろう。実業家として音楽家として、百貨店を誘致し、隣接してわが国初の本格的オペラハウスを建設したいという40年来の夢。


平成23年5月17日(火)
亀光庵庵主・前教化部長
土口哲光 先生 「お前はお前で丁度よい」過去5年間の全体授業で5指に入る講義といえる。事件に巻き込まれて両手を失い、口を使って書画で一流の域に達しながら仏門に帰依した大石順教尼。順教尼の一番弟子で小児まひのため両手が不自由を克服し順教尼同様に書、絵を描く大塚全教尼、全教尼の言葉で僧衣によって人に尽くす心を悟り話す楽しさを手にした講師。


平成23年5月10日(火)
学長
鶴田隆志 先生 「心にひびく言葉」─名言ブームを探る─レジュメはA4判9枚の分量の草稿を4枚に縮めた。最も削ったのは名言の数々で、30項目を10項目に。それでも講義で話せたのは3分の2か。10項目選択で迷ったのが「物を増やさず、むしろ少しずつ減らし、生きている痕跡をだんだん消しながら、やがてふっと消えるように生涯を終わることが出来たら幸せだろうと時どき夢想する」。



平成23年4月26日(火) 特別記念講演
日本画家
上村淳之 先生 「花鳥画に見る日本の美と心」昨年の遷都1300年祭でにぎわった奈良・平城宮跡の復元大極殿の壁画を制作した。描かれた四神や十二支は白い壁の中で優しく穏やかな雰囲気を醸し出している。これまでの四神図などは、恐ろく、威圧的だが、上村壁画は明らかに違っていた。長年数え切れない鳥、自然を凝視し対話を続けて形成されたイメージの集大成なのだろう。



平成23年4月19日(火)
日本スマイリスト協会会長
近藤友二 先生「元気で長生き これが一番」会場がひとつになった。腕を振り上げてのシュプレヒコールは、どこの決起集会かと錯覚さえ覚えた。聴く者を盛り上げ、ひきつける笑顔力は、喜劇王エノケン(榎本健一さん)の最後の内弟子だけある。


平成23年3月15日(火)
本学理事長
山田祥次 先生 修了記念講演健康についてさまざまな定義があるが、船(自身)が波や風で揺られ傾きながらも回復し復元していく力をイメージすればどうか。船に襲いかかるストレスは、健全な人生を歩むために不可欠であり人生のスパイス。そこで心身ともに健やかに生きるの条。


平成23年3月8日(火)
堺市立泉北すえむら資料館・関西学院大非常勤講師
森村健一 先生「世界遺産をめざす仁徳陵古墳と倭の五王の謎」1500年以上前の東アジアにおける日本の姿、中国との関係、世界最大の墳墓・仁徳陵古墳(百舌鳥古墳群)が一筆書きで浮かび上がった。文字通り時間と空間を超越したストーリーは「古代のロマン」と呼ぶにふさわしい。



平成23年3月1日(火)
毎日新聞客員編集委員・サンデー毎日元編集長
八木亜夫 先生 八木亜夫の「世相を斬る」国内外で飛び交う超弩級の事件、ニュースを鮮やかに整理する手際は他の追随を許さない。ひときわ光彩を放っていたのがチュニジア、エジプト、リビアと続く中東ドミノ、京都大などの入試で試験問題が流失した問題、大相撲の八百長メールの3題話。



平成23年2月22日(火)
金沢大学名誉教授
永野耐造 先生「法医学実務のいろいろ」特に犯罪の痕跡を見逃さない地をはうような科学捜査で、サリンに至る経緯は迫力があった。わが国犯罪史上で初めてサリンが登場したのだから「サリンでなかったら腹を切らねばと思った」そうだ。


平成23年2月15日(火)
出水クリニック院長
出水 明 先生「在宅で過ごすという選択肢─在宅ケアの現場から」入院治療で治癒が望めないなどの患者に自宅での医療と介護を組み合わせたシステムが在宅ケアとのおぼろげに認識していたが、少子高齢化社会において必要不可欠で避けて通れない課題であることがよくわかった。


平成23年2月8日(火)
総本山知恩院布教師・正覚寺住職
阪口祐彦 先生 「法然上人と現代」今年800年大遠忌にあたる期浄土宗の宗祖・法然上人は、聖徳太子に次いで2番目に伝記の数が多いそうだ。それだけ日本人の多くに受け入れられ、影響力を持っているひとつの証左だろう。



平成23年2月1日(火)
大阪教育大学常任監事
野口克海 先生 「子育て・孫育て・曾孫育て」さすが教育のプロにふさわしく機微に触れる内容だった。傾聴していて頭に浮かんだのが、昨年亡くなった小説家・劇作家・作家の井上ひさしさんの詩。「むずかしいことをやさしく やさしてことをふかく ふかいことをゆかいに ゆかいなことをまじめにかく」。


平成23年1月25日(火)
四天王寺大学名誉教授・船場大阪を語る会会長
三島佑一 先生 「大阪オーラと健老オーラ」「大阪オーラ」は即ち大阪学。三島「大阪学」によると、歴史的にみて大阪はしばしば理不尽な扱いをされてきた「可哀相ないじめられっ子」。この意識を内に包みこんで外に向かって健気に生き、発展のエネルギーにしている大阪像をデッサンした。


平成23年1月18日(火)
大阪市立科学館学芸員
飯山青海 先生 「小惑星『はやぶさ』7年の旅を振り返る」2010年6月13日22時51分、オーストラリア南部ウーメラ砂漠の上空。「はやぶさ」が火の玉になり消滅。切り離されたカプセルはさらに光跡を残して地上に落下し、「はやぶさお帰り!」の絶叫が繰り返し響いた。


平成23年1月11日(火)
オープニングコンサート「春の光と風」
楽団プロムナード主宰 中西治生 先生「子連れ」の若い女性シンガーは聴衆の耳だけでなく目も集めた。付き添う予定だった祖母が急に来られなくなったそうだが、演出では出せないぬくもりが。もちろんおやじバンドの実力もなかなかのもの。


平成22年12月14日(火)
学長
鶴田隆志 先生「『坂の上の雲』の時代」演題を大きく構え、なにもかも語ろうとしたが間違いだった。自身の『坂の上の雲』体験、受け止め方、評価を前面に出せば、もっと分かりやすかったはず。つまりレジュメの6n目にまとめてある「『坂の上の雲』と私」に絞り込めばよかったのだ・・・。


平成22年12月7日(火)
毎日新聞客員編集委員・サンデー毎日元編集長
八木亜夫 先生 八木亜夫の「世相を斬る」菅内閣の通信簿は意外に同情的だった。衆院で再可決できる3分の2を確保するため、社民党との提携を模索している動きに「頼りない菅のイメージが政権6ヶ月の記者会見で変わる兆しが・・・。



平成22年11月30日(火) 学生発表
@「上海万博見て歩き」 32期 木村好雄さん 田端信行さん
A「地下鉄建設物語」 30期 葛野恒夫さん


平成22年11月16日(火)
社会福祉法人「きらくえん」理事長
市川禮子 先生 「長寿社会の高齢者福祉」高齢者福祉の理念は、「地域の中で1人の生活者としての暮らしを築く」というノーマライゼーション。この豊かな水源から発し、高齢者の人権を守り、施設の社会化する。「福祉は文化」であり、「自己実現を目指す」。まるで水が砂にしみ込むようだった。



平成22年11月2日(火)
奈良工業高等専門学校教授
松井良明 先生「スポーツ学のすすめ」英語の「スポーツ」は体を動かす運動、競技、運動・競技会などと訳され一定のルールに基づき優劣・勝敗を決める競争のイメージが強いが、娯楽・楽しみ・気晴らし・レクリエーションから冗談・いたずら・わるさといった意味も・・・。


平成22年10月26日(火)
日本国際地図学会員
池田晶一 先生 「地図を楽しむ」新聞、テレビなどで知らない地名やうろ覚えの場所に出くわすと地図を見る。興味を引けばどんなところか調べるが、そこから先には進まない。見るのではなく地図を読めば俄然、新しい世界が広がる。


平成22年10月19日(火)
ヒグチ歯科グループCEO
樋口真弘 先生 「アクティブシニアを目指して」私たちは1回の食事で620回くらい噛むという。食生活の変化で柔らかい食べ物を摂るようになり戦前に比べて半分以下になっているとか。よく噛めば・・・。



平成22年10月5日(火)
関西経済同友会安全保障委員会副委員長
田中克彦 先生「日本の安全保障」幸か不幸かわが国の安全保障政策を語る上での条件がそろい過ぎたタイミングだった。沖縄県・尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件はどうか。「国を守る、自国のことは自分の頭で考える国防意識がない。国益や他国からの脅しにもっと敏感に」・・・。



平成22年9月28日(火)
宮大工棟梁
瀧川昭雄 先生「宮大工から見た古建築」古代人の知恵の結晶である技法もすごい。工具や古材のほか、短い部材をつないで長くする「継手」、T字形や十字形などを組み合わせた「仕口」の模型を触った人たちが、おもちゃを与えられた子どものようにひねくり回していたのが印象的。知恵と技術は実に雄弁であった。


平成22年9月21日(火)
高野山大学元教授
山陰加春夫 先生「高野の聖たち」「高野聖」と聞けば泉鏡花の小説や映画の世界。中世以降諸国を遊行回国し弘法大師、高野山の霊験を説き、高野山への勧進や参詣、納骨など勧めた僧と理解していたが、一面的すぎた・・・。


平成22年9月14日(火)
理事長
山田祥次 先生「老化を科学する」厚生労働省が毎年発表している簡易生命表。生まれたばかりの赤ちゃんから105歳まで男女別、1年刻みで死亡率、死亡数、平均余命などの概数が並んでいる。・・・・口癖の「健老生にはいつも教えられる」と重ね合わせると「健老大学は日本一、世界一」はオーバーでなく味わい深い表現といえよう。


平成22年9月7日(火)
特別記念講演
プロゴルファー
杉原輝雄 先生 「生涯現役だ」小学5年から始め、20歳でプロ入りしてから53年のプロゴルファー生活、国内56勝などの数々の記録、がんとの闘い。その長く、厳しく、輝かしい歩みから語られた体験談は人生の道に通じていた。



平成22年8月24日(火)
夏季公開講座 新しい風・変化の息吹B
東京国際大学教授
阪口規純 先生「普天間移設問題を論ず」8月6日の広島での平和記念式典に一般参加もOKとは全く知らなかった。今年もTV参加の私だったが菅首相の話には全く心が籠もっていなかった・・・には全く同感。広島市長との話の差を改めて感じると共に式典参列者の皆さんはどう感じただろうかと同時に思った私だったが、まだ熱い気持ちを持っている・・・?



平成22年8月3日(火)
夏季公開講座 新しい風・変化の息吹A
インド日本友の会理事長
クンナ・ダッシュ 先生「インドを知ろう」〜その食文化を通して〜日本に親しみを持ち、20年以日印文化交流の懸け橋になってきただけに日本評は率直で鋭い。「隣人と仲良くすることが大切」「仲良くできなければ隣国とも仲良くできない」「若者の間で近隣関係や他を思いやる気持ちが薄れている」。常々思っている点をズバリ指摘され、耳が痛かった。


平成22年7月27日(火)
夏期公開講座 新しい風・変化の息吹@
大阪府立和泉高校校長
中原 徹  先生「グローバル社会を生き抜く教育とは」教育の重要性を痛感し公募で校長に転身した最年少校長。そのキャリアから語られる日米比較文化論、グローバルスタンダード、スピーチやディベート、表情、服装をも通して自分を表現する重要性、世界の共通言語は論理という認識は、現在のわが国に対する警鐘のように鳴り響いた・・・。


平成22年7月20日(火)
毎日新聞客員編集委員・サンデー毎日元編集長
八木亜夫 先生 八木亜夫の「世相を斬る」参院選での民主党の惨敗、ねじれ国会、代表選予算編成、普天間問題、政界再編など内憂外患の菅政権。「菅」は「患」「艱」に通じ「憾」に至るのか。「一寸先が闇」の政界が鮮やかに腑分けする手際はさすがで、90分聴けばちょっとした政治の筋が分かる・・・。


平成22年7月13日(火)
本学講師
今口正一 先生「ロボットはお友達」30年にはテレビや本の感想を語り合える知能ロボットが登場するという。すでにRT(ロボット・テクノロジー)が広い分野に導入されているのは承知していたが、講演内容と予測を重ね合わせると「ロボットはお友達」の時代は10年後かもしれない・・・。


平成22年7月6日(火)
ペルシャ文化伝道士
ダリア・アナビアン 先生「関西とペルシャの赤いリボン」〜文化と気質は従兄同士〜現在のイラン(・イスラム共和国)もそうだが旧国名のペルシャと聞くとなおさら具体的なイメージを結びにくい。ところが古代の東西交通路「シルクロード」という補助線を引くと日本とのつながりが見えてくる・・・。


平成22年6月29日(火)
泉大津市立病院院長
永井祐吾 先生「身体にやさしい外科手術」─腹腔鏡下手術の紹介─友達に医師がいれば、率直に相談したいことが誰もが1度や2度はあったしこれからもあるのではないか。30年以上のキャリアの中で心に残った患者について語った際、声を詰まらせ言葉にならなかった講師の人間性を垣間見てこの一節が浮かんだ・・・。


平成22年6月22日(火)
公証人
浦 文計 先生「安心して老後を過ごすために」─尊厳死・任意後見・遺言について─最も興味を覚えたのは尊厳死宣言公正証書。人間としての最終的な意思として過剰な延命治療、苦痛などを望まない尊厳死を選択するつもりで、「日本尊厳死協会」の資料や市販の「エンディングノート」も手元に置いている・・・。



平成22年6月15日(火)
毎日新聞客員編集委員
岡本健一 先生「平城京の光と影」飛鳥・高松塚古墳からカラフルな飛鳥美人が現れ、火がついた1972(昭和47)年以降の考古学ブーム。そのフロントランナーとして活躍した毎日新聞記者の取材メモがひもとかれ、710(和銅3)年の平城京遷都前後が俯瞰された。


平成22年6月1日(火)
岸和田警察署 交通安全教育歩道を歩いていて自転車と接触しそうになった経験が何度かある。ベルも鳴らさずにかなりのスピードで後ろから接近し体すれすれに通り過ぎるのだ。マナーの悪い利用者といえばそれまでだが、危険極まりない。暴走自転車は高年者にとって凶器にもなることを心したい。


平成22年5月25日(火)
西国29番札所 松尾寺住職
松尾心空 先生「人生の達人」生・老・病・死に愛別離・怨憎会・求不得・五陰盛の苦しみを加えた四苦八苦はおどろおどろしい。が、滋味あふれる具体例や体験を通して語られると聴く者の琴線に触れる。知らぬうちにうなずき、共感する自分がいる。説法の神髄というべきか。


平成22年5月18日(火)
「健老大学の原点をたどる」〜正井尚夫元学長の思い出〜
理事長 山田祥次 先生・本学講師 浜田禎三 先生・本学元講師小林太一 先生人はかくも他者との思い出を熱く深く語りえるのか。岸和田健老大学を創立した初代学長の正井尚夫さんが1997(平成9)年5月21日に73歳で死去されてから13年間。3人のスピーカーはこの空白を突きぬけて鮮やかに正井さんをよみがえらせた・・・。


平成22年5月11日(火)
食品生成コンサルタント
殿元正徳 先生「健老を維持するための食の安全」経口感染で冬季に多いノロウィルスによる食中毒。年間発生件数の20%以上、患者数の40%超を占めるが、ウイルスの分離・検出・培養が難しく、原因究明や感染経路の特定ができないという。治療用の抗ウイルス剤もない。「見えぬもの清し」ではなく「怖し」か・・・。


平成22年4月27日(火)
本学講師
小山 昇 先生 古典への招待34「平城遷都1300年に寄せて」-万葉秀歌ものがたり-平城遷都1300年祭の平城宮跡会場で復元された大極殿や遣唐使船を見て古の栄華をしのぶのもよい。だが、古代人の心を知ろうと思えば「万葉集」にしくはない。20巻、約4500首からどんな「秀歌」が取り上げられるがポイントだが、さすが具眼の選択であった・・・。


特別記念講演・同窓会員招待
平成22年4月20日(火)
家族会元代表
横田 滋さん
横田 早紀江さん 「拉致被害者をかえして」〜娘・めぐみさんを想う横田 滋・早紀江さんの叫び〜横田滋さんは娘のめぐみさんを含めた拉致問題の事実関係を訥々と語った。早紀江さんは失われた親子の時間を静かに訴えた。自制された語り口に33年間の悲しみと怒りの深淵をのぞき見たような震えを覚えたのは私だけではなかろう。「拉致は北朝鮮の国家犯罪」「残された時間は多くはないが、あきらめない」「国の断固とした処置を」「自分の家族が拉致被害者なら」「皆さんの後押しが一番」。どの言葉も重いし、胸に迫る。



平成22年3月16日(火)
本学理事長
山田祥次 先生 修了記念講演2009年度締めくくりの1日は厳粛かつ和やかで印象深かった。体調不良をおして出席いただいた山田祥次理事長の講演は学生に対する心強いメッセージに。


平成22年3月9日(火)
中外日報論説委員
山野上純夫 先生 「『恩讐の彼方に』昇華した物語〜啄木の父と高知〜」歴史の彼方から発掘された事実が琴線に触れた。誰もが口ずさんだことのある短歌を残した石川啄木(1886〜1912)の父一禎(1850〜1927)によって、渋民村(岩手県盛岡市)と約1000`も離れた南国・高知市が時空、恩讐を超えてつながっているという意外性に満ち満ちていたのだから。


平成22年3月2日(火)
独立行政法人造幣局・造幣博物館前館長
塩川幸男 先生 「貨幣の歴史をたどる」お金の話は幅広くて奥深く、汲めども尽きない。善きにつけ悪しきにつけわれわれを縛っているからだろう。次々に紹介されるエピソードに思わず耳をそばだてた・・・。


平成22年2月23日(火)
特定非営利活動法人フレンズJAPAN
赤尾和美 先生「カンボジア・アンコール小児病院の10年」子どもの治療代を払えば家族全員が餓死するので最愛の娘を見放した祖母の心情。犬にかまれた後すぐ注射すれば助かる狂犬病の手当てが遅れ苦しみながら死を迎える息子を見守るしかない母親。私たちの日常から超絶したカンボジヤの現実にただぼう然とするのみだった。ありきたりの分析や理解が通用しない不条理の世界に雄々しくしなやかに立ち向かう「フレンズ・ウィズアウト・ア・ボーダーズ(国境なき友人たち)JAPAN」の姿に目頭だけでなく心が熱くなった。



平成22年2月16日(火)
毎日新聞客員編集委員・サンデー毎日元編集長
八木亜夫 先生 八木亜夫の「世相を斬る」
政権交代後の高揚感は一体どこにいったのだろう。政界のナンバー1とナンバー2がマザコン・ゼネコン疑惑で金まみれ、泥まみれ。相も変らぬ「政治とカネ」のしがらみに誰もが既視感をぬぐいきれない・・・。

平成22年2月9日(火)
学生発表
@26期 大野勝彦さん・28期 松谷敬一さん「福祉ネットワークについて」
A30期 古江常太郎さん「200歳 父母を見守る」
B29期 安田眞琴さん 「112日間 世界一周」自分の体験を語ることはやさしいようで難しいが、過不足ない発表だった。テーマには新しい情報も盛り込まれており、自己表現力を評価したい・・・皆さんの豊かな人間性を浮き彫りにする学生発表バンザイ。


平成22年2月2日(火)
同窓会員招待
岸和田徳州会病院副院長・整形外科医
鄭 明和 先生「健康寿命について〜寝たきりにならないために〜」QOL(生活の質)を保ちながらいかに健康寿命を維持するか。整形外科医の合理的、実証的、断定的な内容は非常に分かりやすかった。特に生活習慣としての肥満、いわゆるメタボリックシンドローム改善については数ヶ月の炭水化物ダイエットで8キロ減を自己達成しており、訴求力抜群・・・。


平成22年1月26日(火)
株式会社間口社長
前田克巳 先生 「相撲社会から学んだこと」もれ伝わってくる相撲界のしきたり、文化と一般社会にどのような橋を架けてくれるか。結論はいうまでもあるまい。会場の反応がすべてを物語っていた。元力士の大きな体と声で紡がれた内容は、自信と迫力に満ちており、強いインパクトと説得力があった。


平成22年1月19日(火)
東大阪宇宙開発協同組合理事長
癘{日出夫 先生 「やりました夢の実現 まいど衛星」〜ものづくりは人づくり〜地域のため若者のために計画した身の丈を超える夢のようなプロジェクト、計画から打ち上げまで7年の歳月、異業種の連携、資金など想像できないような困難を克服した裏には数え切れないほどの人間ドラマが・・・。



平成22年1月12日(火)
琴演奏家
前田琴瑟 先生 新春オープニング「琴の音を楽しむ〜日本と中国の琴〜」漢文調の詩の朗詠は21弦の中国琴の荘重な調べと、演奏家の名前のようにまさに「琴瑟」相和した。日本の琴の音色と区別する耳も持たないが、今度は日本の琴に合わせた「五丈原」を聴いてみたいと思わせた。



平成21年12月8日(火)
郷土史家
玉谷 哲 先生「泉州を語るA」─秀吉の時代─戦乱の中の岸和田城は、とても重要な地として多くの武将、城主を迎え、その時々での話しが良く判り、改めて岸和田の地を好きになった。


平成21年12月1日(火)
毎日新聞客員編集委員・サンデー毎日元編集長
八木亜夫 先生 八木亜夫の「世相を斬る」前回講演7月21日(火)から130日、ものの見事に民主圧勝、開口一番八木節炸裂。自民から民主へ大きく変わったとと伝われているが、今生きている我々は余り気にしていない。夫々無我夢中に生きている・・・には思わず、なるほどその通りと感じたのは私だけではないだろう。



平成21年11月24日(火)
将棋9段
有吉道夫 先生「81路の将棋人生」現役最高齢(74歳)のプロ棋士が10代後半の内弟子生活を本当に楽しそうに珠玉を慈しむように話した。「現在まで棋士として戦えるのもその時期があったから」。大山康晴15世永世名人(1932〜1992)方に住み込んだ4年半で、指導将棋は2回、無言の教えというのだろうか。


平成21年11月17日(火)
わらじ医者
早川一光 先生「人間ばんさい!」文句なしに笑えた。楽しかった。笑いをとるパターンを熟知している人にすれば簡単なのだろうが、笑いの渦の中に処世の警句がちりばめられていた。「宵越しの怨みを持つな」「お年寄りは家に居るだけで役に立つ」「笑いを大きく表現できればボケない」・・・。


平成21年10月27日(火)
毎日新聞特別編集委員
岡本健一 先生 「童謡『かなりや』の誕生」─西條八十と『古事記』の物語─・・・赤い鳥』の鈴木三重吉の誘いを触媒に当時の境涯、歴史童話や西欧の神話伝説の造詣、大正ロマンや異国趣味などが「八十の脳中の窯で化学変化を起こし『窯変』した」。



平成21年10月20日(火)
スポーツキャスター
西澤 ワ 先生「アナログ時代を喋り続けて スポーツアナ55年」ラジオドラマの「君の名は」第1回放送(1952年)から日本シリーズ南海−巨人戦(1959年)、東京オリンピック(1964年)のファンファーレ、プロ野球史上最長試合の阪神−ヤクルト戦(6時間26分、1992年)実況のさわりなどを再現した「音源」は実に懐かしかった。



平成21年10月6日(火)
タレント
永田之子 先生「中高年のお洒落&身だしなみ」フリーアナウンサーらしい会話力、滑らかな発声、カラーコーディネートによるメークとファッション、柔らかでマナーにかなった身のこなし……。


平成21年9月29日(火)
日本体育協会公認 体操上級指導員
清水幸恵 先生 「転ばぬ先の筋力アップ」体全体を使って遊び心をくすぐり、ふれあいや笑いの大切さを通して超高齢社会の指針をズバリ表現するパフォーマンスはお見事。線路がどこまでも続くように、私たちは「健やかで美しく豊かで幸せな老い」、すなわち「健老」生活をいつまでも追い求めたい。


平成21年9月15日(火)
毎日新聞元論説委員
梶川 伸 先生「遍路とお接待」「人と人とのつながりや結びつきが希薄になっていく中で“心の共同体”があり、見えない部分で人を結びつける」。お遍路、お接待を経験した人なら「何か得るものがある」ことを理解できるし納得できるのであろう。自然に抱かれた約1200キロ、40日から60日かかる全行程が持つ磁力の一端が伝わってきた。


平成21年9月8日(火)
専任講師
小山 昇 先生 古典への招待(29)「日本歴史物語 万華鏡」─安倍晴明とその時代─安倍清明(921?〜1005)といえば夢枕獏の小説『陰陽師』、狂言師の野村萬斎が主演した映画のイメージが強かった。天文や暦、種々の占いや邪気払い、物忌みや方忌み・方違いなど目に見えない世界に通暁した陰陽師は平安時代、「時に神の言葉ほどの重さ」を持ち、「日常生活でなくてはならない存在だった」。


平成21年9月1日(火)
同窓会員招待
同志社大学名誉教授
廣川勝美 先生「私たちへの神と仏の言葉」鎮守の森。かつてはシイ、クスノキ、クリなど照葉樹に囲まれてうっそうとしていた。そこを訪れると身も心も引き締まるような気持ちになったことを思い出した。森や川、草木に神や仏が宿っているかどうか別にして、「目に見えないもの」「自分を超えた存在」を感じた原体験といえようか・・・。


平成21年8月25日(火)
夏季公開講座 グローバルに ローカルにB
女 優 
新屋英子 先生 演じ続けて半世紀「身世打鈴(しんせたりょん)」とともに60余年に及ぶ演劇人生一筋のエッセンスをひとことでまとめるのは難しい。的外れを承知で言挙げすれば、分身ともいえるひとり芝居「身世打鈴」(しんせたりょん・身の上話)に引き寄せて述べられた「それぞれがハルモニのように自分を語り合うこと」。



平成21年8月4日(火)
夏季公開講座 グローバルに ローカルにA
東京国際大学准教授
阪口規純 先生「オバマ政権誕生後の世界と日本」米国のオバマ大統領が4月にプラハで行った演説は核兵器のない世界の実現、核兵器を使用した唯一の核保有国の道義的責任に言及し、世界中に感銘を与えた。しかし・・・。


平成21年7月28日(火)
夏季公開講座 グローバルに ローカルに@
大阪管区気象台気候・調査課
足立謙一 先生「地球温暖化について」「右肩上がり」には成長・発展・勢いのイメージが強いが、地球温暖化の数値は「右肩上がり」ばかり。気温しかり、雨量しかり、CO 2濃度しかり・・・。宇宙船地球号の1人としては、押し寄せる津波のような印象だった。



平成21年7月21日(火)
毎日新聞客員編集委員・サンデー毎日元編集長
八木亜夫 先生 八木亜夫の「世相を斬る」4年前の郵政解散以後だけでなく、55年体制の総決算として日本が直面している転機に国民の審判の行方は。結論の「チェンジ」「政権交代」は当然として、すでに民主党政権を想定した外務省ぐるみの密約暴露、東京12区、兵庫8区での民主党と公明党の微妙な対応など鋭い指摘だった。



平成21年7月14日(火)
プログラム作成委員会編
「≪ライブ≫きみまろ」─DVDで人気の秘密を探る─中高年の間で絶大な支持を受けている最大の理由は、ネタのどれもが自分の経験したこと、既知の問題を鮮やかにどんでん返ししてくれるからではないか。夫に妻に世の中に、腹の底でひそかに言いたいと思っていることをまるで代弁してくれるように。


平成21年7月7日(火)
京都大学大学院理学研究科准教授
北井礼三郎 先生「母なる太陽の素顔」話題沸騰の皆既日食。トカラ列島や上海ツアーなどの参加者はさすがにいないようだが、「プレ日食」を十二分に満喫したに違いない。観測衛星などからの太陽の映像は目を見張った。45億年前、100万度、秒速400キロなどの「宇宙スケール」も創造を絶し、すべてが知的興奮に満ちみちていた。



平成21年6月30日(火)
高野山真言宗潮音寺住職
南岳裕史 先生「思い出の人々」「一切男子是我父 一切女子是我母 一切衆生皆是吾二親師君」。弘法大師空海の教えという。詳しい解説が聞けなかったのは残念だが、我流の解釈でストンと胸に落ちた。「男も女も人の父であり母である。世間の誰もが親であり、師であり、友達である」。


平成21年6月23日(火)
泉南生協協同組合理事長
笠原 優 先生「みのり豊かな老いを」2000年からスタートした介護保険サービスは高齢者にとって避けて通れない制度であり、「終(つい)のすみ家」は深刻なテーマ。雰囲気が暗くならないか心配したが、杞憂だった・・・。


平成21年6月16日(火)
元気に百歳クラブ関西代表
大澤 須美子 先生「私の元気はどこから」「人生は感動の連続」「感動するとすぐ行動する」。だから「やりたいことがいっぱいある」し、ボランティア活動に趣味のモノづくりに忙しい。「歩ける間は好きなダンスも踊れる」し自宅の託児所で預かった幼児の世話も続ける・・・。


平成21年6月2日(火)
岸和田警察署
小川昌美 警部補「交通安全教育」6月1日施行改正道路交通法では75歳以上の高齢ドライバーが運転免許証を更新する際、事前に認知機能検査を受けなければならなくなった。記憶力や判断力の低下に起因するとみられる交通事故が増えているためだ・・・。



平成21年5月26日(火)
毎日書道展審査会員・書家
森本龍石 先生「書の美 日本の美」「墨をするのに3日。大きな筆で書くとすぐになくなる」「墨液だと同じだが、墨を使えばひとつとして同じ文字は書けない」「個性を出すのが本当の書。だから誰もが書家」。淡々とした表現にもかかわらず、うなずかせた。


平成21年5月19日(火)
郷土史家
玉谷 哲 先生「泉州を語る@」─織田信長の時代─織田信長の天下布武から豊臣秀吉の全国統一という歴史の中で「和泉」がどのような役割を担っていたのか興味があった。歴史小説が好きで時代背景、主要人物や出来事はおおむね理解できたが、郷土史の「和泉」となると知識不足は否めなかった・・・。


平成21年5月12日(火)
浜中医院院長
濱中雄二 先生「おしりはつらいよ」─肛門医からのメッセージ─4人のうち3人は「痔主」というのも「そうだったのか」と安心する向きもあるかも。講演を聴いたのを機に皆が本当の「おしりあい」になるのではないか。


平成21年4月28日(火)
本学講師
小山 昇 先生 古典への招待26「日本歴史ものがたり 万華鏡」─怨霊の祟り─千数百年前の歴史や人物がこれほど身近に感じられるのはなぜだろう。逆説的だが怨霊(御霊)がテーマだからではないか。


平成21年4月21日(火)
記念講演・同窓会員招待
立命館大学国際平和ミュージアム名誉館長
安斎育郎 先生「こわい思い込みと錯覚」─振り込め詐欺を防ぐために─広く深い学識、行動と経験、筋金入りの信念、スプーン曲げなどの思いもかけない手品、流暢な話術が相まって説得力のある内容に。一つひとつの話が独立していてオチがついており、全体として一本筋が通っていたからだろう。


平成21年3月17日(火)
理事長
山田祥次 先生 修了記念講演◎修学式・追悼会を終えて 4年間の歳月、1年間の活動が集約されたこの日。山田祥二理事長が久しぶりに姿を見せられたのはうれしかった。それ以上に感激したのは、修学者42人の代表による謝辞を聴いた時・・・。



平成21年3月10日(火)
精神科医
楠部剛史 先生「心と体の健康」・・・「うつ病にならないための十カ条」「(認知症の)介護の基本原則」がズバリいい当てている。私たちは他者との関係なしには生きられないし、支えあわなければならない。「この点で健老の皆さんは素晴らしい場を持っている」・・・。


平成21年3月3日(火)
毎日新聞客員編集委員・サンデー毎日元編集長
八木亜夫 先生 八木亜夫の「世相を斬る」“八木節”は相変わらす健在だ。麻生太郎首相の「反射的な受け狙い。吉本流」対応が政治の混迷の主因と分析。「目立ちたがりで先が見えない。全体を考えていない」個人的資質を両断すると、同感の笑いが広がった。


平成21年2月24日(火)
岸和田警察生活安全課長
山崎文義 警視「振り込めサギに遭わないために」・・・振り込め詐欺はこのような深層心理を突いているのだろう。高齢者を狙うのも極めて卑劣な犯罪だ。おかしな電話があれば掛け直して周囲に相談することを肝に銘じたい。


平成21年2月17日(火)
大阪総合会計事務所所長・税理士
清家 裕 先生「消費税はどうなる」税制の話はややこしい、理解しにくいという先入観があった。どうも偏見だったようで、組み立て方、展開の仕方次第でこんなに分かるものか・・・。



平成21年2月10日(火)
毎日新聞大阪本社社会部 司法クラブキャップ
玉木達也 先生「目前の裁判員制度─どうなる・どうする」まだまだ細部まで詰まっておらず、スタートしてみなければ分からない点が少なくないこともよく分かった。人が人を裁くプレッシャー、有罪・無罪の判断や量刑を決める評議での葛藤や心理的圧迫感、守秘義務、思想・信条の自由との関係、被害者参加制度・・・。


平成21年2月3日(火)
大谷女子大学元教授
入江春行 先生「石川啄木と小林多喜二─格差社会の悩み」声高な格差社会の反映か、プロレタリア作家の小林多喜二(1903〜1933)の代表作『蟹工船』が売れ社会現象になっている。発表されたのが奇しくも80年前の1929(昭和4)年、米国を震源地とする世界大恐慌が起こった年だ・・・。


平成21年1月27日(火)
元 建設大臣・観光ボランティア
森本晃司 先生「政界から観光ボランティアへ─元 建設大臣の胸の内」子どものころから見守ってくれた古里・明日香と人生の最終章を輝かせるため全力を尽くしたい明確な目的意識と達観が観光ボランティアの道を切り開いた。ガイドをしていると全国から訪れる人々との出会いがあり・・・。


平成21年1月20日(火)
同窓会員招待
演芸プロデューサー・日本笑い学会副会長
熊谷富夫 先生「笑いは百薬の長」・・・とりわけ感銘を受けたのが、「笑い」のネタは「お笑い」芸だけにあるのではなく、暮らしの中に根付いているという指摘。大阪では当たり前のように受け入れられており、生活の中で潤滑油の役割を果たしている。



平成21年1月13日(火)
新春オープニング
ピリアロハ フラ ハラウ
島田智枝 先生「フラで楽しく健やかに」目的を持った学生さんの意欲、真剣さにうたれた。・・・「学生は講師に刺激され講師は学生を理解する」。こんな出会いの場、学びの機会をもっともっと増やさねば。



平成20年12月2日(火)
同窓会員招待
毎日新聞客員編集委員・サンデー毎日元編集長
八木亜夫 先生 八木亜夫の「世相を斬る」毎日報道される国会解散の時期、2次補正予算、漢字が読めない麻生首相の置かれている自民党内での立場などの話には胸の痞えが降りた。



平成20年11月25日(火)
「音で聴く瀬戸内寂聴〜生きるとは〜」 瀬戸内寂聴を聴く会 編「老い」や「孤独」、「無常」に「死」「認知症」「嫁姑」……。どれひとつとっても誰にとっても避けて通れない難題だ。ところがこの法話を聴くと肩の荷が下りたような、心が軽くなったような気がした。


平成20年11月18日(火)
坂東眼科理事長
坂東桂子 先生「加齢と目の健康」高齢者にとって目の健康が重大関心事であることを痛感した。白内障、緑内障、加齢黄斑などを分かりやすい言葉と比喩で表現し、理解を深めることができた。


平成20年11月4日(火)
明治生まれの現役ランナー
馬杉次郎 先生「白寿からの青春」年齢ではひけを取らない面々も98歳の気力、体力、行動力、記憶力、自信に満ちた張りのある声に脱帽といったところ。


平成20年10月28日(火)
コスモ石油株式会社コーポレートコミュニケーション部広報室(石油連盟広報専門委員)
矢野達也 先生「ガソリンはどうなる 原油は‥‥」第1次石油危機(1973年10月〜74年8月)を肌で知っている世代に、知らない世代が原油・ガソリン問題をどう解説するか興味があったが、「餅は餅屋」だった。‥‥原油がわれわれの生活に寄与しているウエートの大きさを再認識させられた。


平成20年10月21日(火)
大塚国際美術館学芸部副部長
平田雅男 先生「今だから話せる大塚国際美術館創設裏話あれこれ」−西洋美術史美術館を10倍楽しむ方法−大塚国際美術館(徳島県鳴門市)を訪れた学生が3分の1前後に達したのに驚いた。行ったことがなくてもわかりやすい解説で世界初の陶板名画美術館の意義、設立までの苦労、制作過程・・・。



平成20年10月7日(火)
本学講師
浜田禎三 先生「83歳 世界1人旅」100日を越える船旅といわれてもイメージがわかないが、「船上は毎日にぎやかで、長いと思わなかったし退屈しなかった」のは、新聞記者的な知的好奇心と行動力のなせる業か。


平成20年9月30日(火)
大阪市立大学教授
栄原永遠男 先生「歌木簡は語る─地中からのメッセージ」今回の歌木簡確認のきっかけを聴いて古代のミステリーを感じた。紫香楽宮遺跡跡とされる宮町遺跡(滋賀県甲賀市)で10年前に出土した木簡片。「難波津」の歌が書かれていたのは分かっていたが、裏面に関心は向けられなかった。


平成20年9月16日(火)
大阪センチュリー交響楽団常務理事
出野徹之 先生「大阪センチュリー交響楽団を守れ」1989年設立の大阪センチュリー交響楽団(55人編成)を半数以上が知っていた。・・・


平成20年9月9日(火)
本学講師
野口恵子 先生「暮らしに生きる陰陽五行」・・・天地、日月、昼夜、剛柔、健順、男女、君臣、夫婦、大小、多少など陽と陰の組み合わせもなるほど。げに日常生活に日本の文化に陰陽五行は生きている。


平成20年9月2日(火)
わらじ医者
早川一光 先生「しなやかに老いる」「誰もが産まれて3年は親に手をかける。この恩を返済するのが、年老いた親の介護」・・・会場を、聴衆をひとつにしてしまう卓絶したコミュニケーション(能)力、説明力である。


平成20年8月26日(火)
夏期公開講座「世界を知る・日本を学ぶ」B日本人とクジラのかかわりを通して別の観点が提示された。・・・一般人にとって国際的な反捕鯨団体「シー・シェパード」や環境保護団体「グリーンヒース・ジャパン」の主張や行動を評価する際の貴重な基礎データといえよう。
園田学園女子短期大学部教授
浜口 尚 先生「世界の捕鯨を考える」



平成20年8月5日(火)
夏季公開講座「世界を知る・日本を学ぶ」A
東京国際大学准教授
阪口規純 先生「日本の安全保障と世界の動き」190カ国が締結している核不拡散条約(NPT)に依拠し、核拡散に取り組むことが間接的にわが国の安全保障につながるのではないか。広島、長崎の原爆記念日を控えタイムリーで、胸を打つ論旨だった。


平成20年7月29日(火)
夏期公開講座「世界を知る・日本を学ぶ」@
佛教大学教授
小野田俊蔵 先生「日本人にとってのチベット問題」3月に起こったチベット騒乱は、北京オリンピックの聖火リレーの混乱とともに世界中に伝わったが、その根っこにあるチベット問題を私たちはどのくらい理解しているか。・・・10〜20人しかいないという我が国のチベット専門家の発言は雲表の国「チベット」は少しだけ私たちに近づいた。



平成20年7月15日(火)
学習発表会 「歌は健老とともに」
乕田良子 先生 「心のうたをうたいましょう」春から冬まで、幼いころから青春時代、人生の晩期まで。北海道から九州まで時間と空間が重なり合って古里を、思い出を呼び覚ました。舞台で歌うメンバーの表情が輝いていたこと。会場の学生も歌い、一体となって盛り上がった。・・・「早春賦」の「時にあらずと 声も立てず」「いかにせよとの この頃か」の一節を口ずさみながら熱いものがこみ上げてきた。



平成20年7月8日(火)
親鸞会講師
山中 徹 先生「縁は異なもの」─釈迦と親鸞の心─「生きる目的は“よくぞこの世に生まれたものだ”という生命の大歓喜(だいかんぎ)を得て永遠の幸福に生かされること。どんなに苦しくともこの目的を果たすまで生き抜きなさい」。「何のために生まれてきたのか」「なぜ生きるのか」・・・



平成20年7月1日(火)
毎日新聞客員編集委員
サンデー毎日元編集長
八木亜夫 先生 八木亜夫の「世相を斬る」毎日の報道で必ずといっていいほど登場する後期高齢者(長寿)医療制度・・・感情的、情緒的な論議の時期は過ぎ、的外れという指摘は痛快だった・・・説明責任を十分果さない、その能力のない政府に聞かせたいほどだ。



平成20年6月24日(火)
岸和田徳州会病院 脳外科部長
大岩美嗣先生  「脳卒中の最新治療と予防」
治療法が3次元で示された映像は訴求力があった。しかも手術は顕微鏡下で行われると聴いて想像力を超え、ミクロの世界への脳神経外科の挑戦に言葉がなかった。また心臓を動かしたままで行う冠動脈バイパス手術や手術翌日から歩行できる早期リハビリプログラムなども目を見張った。



平成20年6月17日(火)
アドバンス会長
安川昭雄 先生「第2の人生は社会に恩返し」「40歳台や50歳台に大胆な発想や冒険を求めるのは無理。これが出来るのはわれわれと若者のコラボレーション」など歯切れのよい75歳の「語録」がポンポン。



平成20年6月10日(火)
交通安全教育
大阪名物交通安全おじさんこと
嶋田公博さんとラブラドールレトリバー“ワンビー”  「自転車の乗り方」大阪名物の交通安全おじさんとラブラドールレトリバー「ワンビー」、2匹の鳩の取り合わせは異色だった。内容的にはいささかくい足りなかったが、第2の人生を交通安全教育にという熱意と汗だくで語りかけた善意に拍手を送りたい・・・。



平成20年5月27日(火)
創立30周年記念講演
理事長
山田祥次 先生「岸和田健老大学の明日」天台宗の開祖・最澄(767〜822)はその著『山家学生式』で「照千一隅此則国宝」と引用している。社会の一隅にいながら社会を照らす生活をする。これが国の宝という意味だ。このキーワードこそが岸和田健老大学のあるべき姿であり、学生の本分というのである・・・。



平成20年5月13日(火)
社会保険労務士
多田 勉 先生「高齢者医療はどうなる」新制度施工後初めて内容の講演を聞いて、なるほどと思う反面、行政がいかに説明不足かを痛感した。平成20年4月から始まりますの通達のみ、書類を送られて内容を何人の人が理解できただろうか。閣議決定後の2年間は何をしていたのかと腹立たちさも感じられる。



平成20年4月22日(火)
本学講師
小山 昇 先生「源氏物語」─むらさきの恋─・・・超満員の学生が「王朝の恋愛物語」に聴き入り、ときめきを抑え切れない風情だったからだ。恋は愛はかくも魅惑的でかくも刺激的なのか。・・・。



平成20年4月15日(火)
相馬総合法律事務所 弁護士
相馬達雄 先生「三面記事から学ぶ法律」難して敬遠気味だった法律とはこんなに身近で面白かったのか。国際派弁護士としての豊富なキャリアと巧みな話術のとりこになっていた。特に高齢者に関係の深い遺産相続の実例の数々・・・。


平成20年3月18日(火)
本学理事長
山田祥次 先生 修了記念講演「・・・生きるとは何か。生命とは。病気とは」。臨床医になってからも「年を重ね病を得ても生き続けなければならない人間存在の意味、老いることの意味を手探りで求めた」。自身が語る原体験を踏まえると今回の講演はより理解が深まるのではないか。「この30年、健老から多くのことを学び教えられた」として挙げた5点は、根源的な問いかけの回答と私には思われた。


平成20年3月11日(火)
毎日新聞編集委員
玉置通夫 先生「オリンピック物語」日本のスポーツ史、国際情勢や戦争と切り離されないオリンピックのあり方まで広がりがあった。北京五輪の開幕まで5カ月を切ったが、夏季五輪の過去のメダル数は金114、銀106、銅115。さてどこまで上積みできるか。


平成20年3月4日(火)
毎日新聞客員編集委員
サンデー毎日元編集長
八木亜夫 先生  八木亜夫の「世相を斬る」2008年は年明けから内外とも不透明で荒れ模様だが、巧みな味付けと絶妙の話術に引き込まれ「なるほどそうだったのか」。特に橋下徹大阪府知事に触れたところでは、ジャーナリストの見識が冴えた。


平成20年2月26日(火)
日本高野連顧問
永野元玄 先生「マスク越しに見た高校野球から」─ 野球よもやまばなし ─・・・ミスを率直に認めるフェアな姿勢に試合中も試合後もクレームなし。もちろん埋め合わせのジャッジのような二重ミスは絶対にしなかった。「審判は目立たなくてよい。いたのかいなかったのかわからないように試合を終わらせるのが理想」だったが、実現したことはなかったとも・・・。


平成20年2月19日(火)
月山 渉 先生「白川上皇の熊野詣と伝説」・・・京の都から難波を経て海岸沿いに田辺へ、田辺から山間をたどって熊野本宮にいたる行程700キロ。想像を絶する大移動のモチベーションは、末法のおびえと浄土への憧れ、熊野水軍の慰撫だった。「三不如意」で有名な白河上皇を軸にした中世史の展開と身近に残された足跡をたどる語りにすっかり引き込まれていた。


平成20年2月12日(火)
大阪府警科捜研前所長
荒砂正名 先生「科学捜査と私のポリグラフ人生」ポリグラフ(うそ発見器)は、呼吸、脈拍、血圧、発汗などの生理現象を電気的に計測してその反応で記憶や情報の有無をチェックする装置。犯罪捜査の手法として利用され「十分な経験と技術があれば被験者の記憶、情報が本当かどうか95%の確率で真偽を判断できる」と断言する。ところがポリグラフのごまかし方に挑戦するような不届き者がいるという。


平成20年2月5日(火)
洋画家(美術クラブ講師)
北村 暢 先生「ドイツ美術紀行」政治や宗教、文化の異なる国々の現代美術作家によるワークショップで激論があったという。「どうして芸術家になったのか」「国際的な作家交流をどうしてするのか」のテーマについて、前者に対し講師は「創作をするのが楽しいし、好き。それを伝え子どもたちに夢と希望を与えたい」・・・。


平成20年1月29日(火)
学長
鶴田隆志 先生「流行語でたどる健老30年」・・・状況の変化に対応しなければならないのは分かっているが、90分しゃべる内容を2分の1、3分の1に圧縮するのは戸惑った。筋は通らないし、表現もストレートになりすぎた。言いたいことが十分伝わらなかったことをお詫びしたい。ただ新語・流行語が時代の叫び・ため息であり、次の時代を開くドアであることを知っていただければ幸い。


平成20年1月22日(火)
帝塚山大学名誉教授
伊原吉之助 先生「親日国台湾の現状」台湾で今月、立法院(国会)選挙があり野党・国民党が圧勝したニュースは、3月に総統選を控え大々的に報じられた。この結果を現地取材に基づき、民意の「神風が吹いた」・・・。


平成20年1月15日(火)
同窓会員招待
古代音楽研究家・箏曲家
安部 遼 先生「古代の音色」−お話と演奏−復元された「古代琴」弾奏は時空を超えてどんなメッセージを私たちに送ってくれるのか、興味津々だった。音色は心のひだまでしみわたり、ずっしりとした手応えを残した。歌声は伸びやかで生命力に満ち、大空を舞う鳥のような開放感をかきたてた・・・。


平成20年1月8日(火)
新春コンサート「新春の光に包まれて」・・・摩耶明子さんの歌声と伴奏のピアノは、私の脳の〈内なるシンフォニー〉と重なり合い、溶け合った。1時間のコンサート中、過ぎ去った時に出会ったハーモニーやリズム、歌詞が愛おしく懐かしく思えた。なるほど「cure vocal」(癒しの音楽)であった。
CureVocal 摩耶明子 さん
Piano 田中浩之 さん


平成19年12月4日(火) 同窓会員招待
毎日新聞客員編集委員・サンデー毎日元編集長
八木亜夫 先生  八木亜夫の「世相を斬る」分かりやすくて切れ味鋭い言葉がここまで心地よく笑いを誘うとは。参院選の自民党大敗に伴うねじれ、大連立騒ぎ、新テロ対策特措法案など難しいテーマも手際よく料理、味付けされていた。「ベルギー化」もそのひとつ・・・。


平成19年11月27日(火)
和歌山大学教授
堀内秀雄 先生「地方自治の課題」行政、議会、住民によって形成される三角形が地域住民の身近な生活を支え、発展させる「地方自治三角形論」。最も重要なのは住民の質と言い切り、住民の意識レベルを超越した地方自治はできないし、行政や議会も同じという論旨は首肯できる・・・。


平成19年11月20日(火)
神戸山手大学教授
河上邦彦 先生 「高松塚壁画の意義と解体」古墳だけで200以上発掘したという自他とも認める「掘り屋」さん。徹底した現場主義のせいか発想が事実に即して現実的で柔軟だ。高松塚古墳は特別史跡、壁画は国宝の二重指定の中でどちらを取るかの選択だったのだ・・・。


平成19年11月13日(火)
本学学長
鶴田隆志 先生「老人力と鈍感力」いつも思うのだが、持ち時間90分は長いし短い。長く感じるのは、用意した内容をすっ飛ばして何を話していいか頭に血がのぼる時。短く感じるのは、終わりのあいさつをした直後、笑いを取ろうと考えていたくだりに触れなかった時。今回はどちらかと問われれば、後者・・・。


平成19年10月30日(火)
日本ハイパーサーミア学会指導教育者
バレンチナ・オスタペンコ 先生「最近のがん治療について」日本人の死因第1位はがん。男性が肺がん、女性は大腸がんがトップだ。世論調査では「いま一番恐ろしい病気」に4割以上があげる。そのがんに対する温熱療法(ハイパーサーミア)は、外科・放射線・化学療法と併用すれば効果的で健康保険も適用されるが、まだまだ一般的ではない・・・


平成19年10月23日(火)
現代アート作家
植田睦雄 先生「ほんとうは面白い現代美術」ミキサーに金魚を入れスイッチを押した様子を観察したり、全裸の女性が鉄条網のフラフープを回し続けたらどうなるか。こんなモチーフの作品を現代美術といわれて正直ギョッとした。美術は表現であり、表現は無限の感性の授受。作品は完成すると作家から離れ鑑賞者のものに・・・。


平成19年10月16日(火)
「ことば&書」作家
辻 慶樹先生「ことば&書のふれあいを大切に」言葉と書のコラボレーションによって共感と連帯の場が広がった。壇上にはそれぞれの現在、過去、未来の行き方を投影したような数十点の作品群・・・。


平成19年10月2日(火)
市立岸和田市民病院看護局長
森本一美 先生「医療現場は今」病院・診療所・老人ホーム・老人保健施設で最期を迎える人が今や85%以上を占める。核家族化や住宅事情、看護の人手不足などのためだろうが、可能なら住み慣れた自宅で末期をというのも人情。病院か自宅かいずれ誰もが直面する。ならば「どこで息を引き取るか考えておかなければならない」。


平成19年9月25日(火)
大阪市立大学名誉教授
中川康一 先生「地震列島日本」SF小説の世界ではないけれど、地中には怪獣が住んでいると思った。「ゴーッ」「シューッ」「ドッドッ」という不気味な音を聴いた瞬間だ。深さ10キロから20キロで断層が動いた際に発生する地震波を地震計でとらえ、講師自身が音響処理したという・・・。


平成19年9月18日(火)
栄養管理士
小林久雄 先生「食と健康」「食と健康」は健老生にとって最も身近で関心の深いテーマではないか。「簡単だが大事」と理解していても実行できない悩みがついてまわる・・・。


平成19年9月11日(火)
関西大学法学部教授
山野博史 先生「逆説としての日本近代」博覧強記、縦横無尽の「マシンガントーク」の華々しく炸裂は、限られた時間内により多くの知識や情報を伝えようという誠実さがうかがわれ、耳に快く響いた・・・・。

平成19年9月4日(火)
日本スマイリスト協会会長
近藤友二 先生「高齢者を光齢者に」会場に5分前、足を踏み入れた途端、右手を挙げ大声で「皆さん こんにちわ お元気ですか」。型破りな登場に度肝を抜かれたのか250人の学生は声なし・・・。


平成19年8月28日(火)
夏季公開講座「東アジアの隣人たち」B
大阪ソウル会事務局長
本田雅嗣 先生「日朝関係の歴史と課題」


平成19年8月21日(火)
夏季公開講座「東アジアの隣人たち」A
京都外国語大学教授
彭 飛(ポンフェイ) 先生「中国の現状と最新情報」


平成19年8月7日(火)
夏季公開講座「東アジアの隣人たち」@
岡山理科大学准教授
阪口規純 先生「日本外交と東アジア共同体構想」


平成19年7月17日(火)
電車博士(本学学生)
天野昌明 先生「電車のおはなし」


平成19年7月10日(火)
総合人間研究所所長
早川一光 先生「“わらじ医者”老いを語る」


平成19年7月3日(火)
毎日新聞客員編集委員
八木亜夫 先生「最近の日本と世界情勢」


平成19年6月26日(火)
全日空元機長
乙訓昭法 先生「続・知られざるパイロットの世界」


平成19年6月19日(火)
日本アイアンマンクラブ会員
浜島範年 先生「トライアスリートの心」


平成19年6月5日(火)
岸和田警察署 交通安全教育


平成19年5月29日(火)
社会保険労務士
多田 勉 先生「高齢者のこれからの医療・介護保険制度の仕組み」


平成19年5月22日(火)
大阪市立大学院前教授
広川禎秀 先生「日本の近現代史を見る目」


平成19年5月15日(火)
ダイナミックスポーツ医学研究所副所長
土井龍雄 先生 「ウォーキングWALKING


平成19年5月8日(火)
関西フィル元代表
大川真一郎 先生「クラシックへの誘い」


平成19年4月24日(火)
樟蔭女子短大名誉教授
森田康夫 先生「貝原益軒の『養生訓』を読む」


平成19年4月17(火)
本学学長
鶴田隆志 先生「老楽学のすゝめ」


平成19年3月20日(火)
本学理事長
山田祥次 先生 修了記念講演「健やかに生きる」


平成19年3月13日(火)
モンゴルの里村長
スーチン・ドロン 先生「モンゴル事情」


平成19年3月6日(火)
毎日新聞客員編集委員
八木亜夫 先生「最近の日本と世界情勢」


平成19年2月27日(火)
関西電力地域共生・広報室マネージャー
真嵜康行 先生 「最近のエネルギー問題と電力事情」


平成19年2月20日(火)
紀三井寺貫主
前田孝道 先生 「現代の世相と宗教」─観音信仰を中心に─


平成19年2月13日(火)
NPO法人高槻オレンジの会理事長
岸本昌三 先生 「生きる」─わが人生・情熱と共に─


平成19年2月6日(火)
堺市立堺病院名誉院長
里見 隆 先生 「人間ドックで"○○が高めですよ≠ニ言われた人のために」


平成19年1月30日(火)
本学学長
鶴田隆志 先生 「『いくつになっても脳は若返る』から」


平成19年1月23日(火)
宝塚・アフガニスタン友好協会
西垣敬子 先生 「アフガニスタン情報」 草の根からの報告


平成19年1月16日(火)
歌声喫茶 筒井幹夫 先生 
ピアノ・アコーディオン 塩入哲郎 先生 「青春のうたごえIN健老」


平成19年1月9日(火)
新春コンサート
オカリナバンド KOYA 三宅省一郎さん


平成18年12月12日(火)
大阪地検岸和田支部支部長
内井啓介 先生「裁判員制度とは」


平成18年12月5日(火)
毎日新聞客員編集委員
八木亜夫 先生「最近の日本と世界情勢」



平成18年11月28日(火)
小林利郷 先生 泉州地方の伝説「ちぬの海ものがたりU」


平成18年11月21日(火)
鰍mTTドコモ関西マーケティング本部 営業企画部
営業企画担当課長 松村祐一 先生
営業推進担当課長 西本  匠 先生
「ケータイの今と未来」─番号ポータビリティによせて─


平成18年11月14日(火)
松永直子 先生「与謝野晶子に魅せられて」


平成18年10月31日(火)
細井清司 先生「からくり人形とものづくり」


平成18年10月24日(火)
口笛音楽奏者
もく まさあき 先生「口笛で楽しく健康に」


平成18年10月17日(火)
和泉史談会代表
小林利郷 先生泉州地方の伝説「ちぬの海ものがたり」


平成18年10月3日(火)
葛城市歴史博物館学芸員
神庭 滋 先生「遺唐留学生・井真成の故郷は」─竹内遺跡が語るものは─


平成18年9月26日(火)
奥 幸博 先生「介護予防」─認知症に活かす─


平成18年9月19日(火)
大原正義 先生「阿倍仲麻呂伝 」


平成18年9月12日(火)
阪神タイガース専属レポーター
唐渡吉則 先生「放送30年 阪神タイガースとともに!! 」


平成18年9月5日(火)
前岸和田市長
原 f 先生「地方自治32年 」


平成18年8月22日(火)
夏期公開講座「国際紛争にゆらぐ日本」B
中外日報論説委員
山野上純夫 先生「一神教と多神教のはざま 」


平成18年8月8日(火)
夏期公開講座「国際紛争にゆらぐ日本」A
龍谷大学教授
越前谷 宏 先生「近・現代文学に見る『戦争と平和』 」─井伏鱒二『黒い雨』中心に─


平成18年8月1日(火)
夏期公開講座「国際紛争にゆらぐ日本」@
岡山理科大学助教授
阪口規純 先生「世界のなかで日本は今」


平成18年7月18日(火)
毎日新聞客員編集委員
八木亜夫 先生「最近の日本と世界情勢」


平成18年7月11日(火)
NPO法人WACわかやま理事長
中村富子 先生  「100歳をめざして 」


平成18年7月4日(火)
大阪府マリーナ協会相談役 ヨットマン
鹿島郁男 先生  「77歳の挑戦─単独世界一周の航海へ」


平成18年6月27日(火)
月山 渉 先生 泉南の「 藤 代 」


平成18年6月20日(火)
(社)日本ウォーキング協会講師
畑中一一 先生  「英国で一番美しい町や村々」─コッツウォルズを歩く旅─


平成18年6月6日(火)
交通安全教育   岸和田警察


平成18年5月30日(火)
大阪府臨床心理会 会長
梶谷健二 先生  「心の健康」 人と人との関係を考える


平成18年5月23日(火)
岸和田市教育委員会生涯学習課
寺田 博 先生  「地域社会が支える子供の安全」


平成18年5月16日(火)
岸和田消防本部消防指令補
田中健次 先生  「防災力を高めよう」


平成18年5月16日(火)
本学学長
鶴田隆志 先生 「健老新時代」


平成18年5月9日(火)
和歌山生涯学習協議会
村田溥積 先生 「生命の尊さと人間の誇りを」─あなたにしかできない事がある─


平成18年4月25日(火)
前学長
村田義人 先生 「言い残したこと やり残したこと」


平成18年4月18日(火)
日本笑い学会副会長  元気で長生き研究所所長
昇 幹夫 先生  「元気で長生きPPKのコツ」


平成18年4月11日(火)
(財)日本サッカー協会キャプテン
川淵三郎 先生  「ドイツへの道」


平成18年3月14日(火)
修了記念講演
本学理事長
山田祥次 先生  「生命を観る人間を観る」


平成18年3月7日(火)
国際東洋医療鍼灸学院副学院長
坂本豊次 先生  「健康管理のツボ療法」


平成18年2月28日(火)
 学生発表「健老大学と私」
 寺川チサトさん 「健老大学と私」
 伊藤阪夫さん  「天照大神について」
 吉村 貢さん  「近畿よいとこ 泉州一番」


平成18年2月21日(火)
小林利郷 先生  「泉州の民話」


平成18年2月14日(火)
和歌山生涯学習協議会
村田溥積 先生  「華やいで輝いて」─厳しさと優しさ─


平成18年2月7日(火)
大原正義 先生   「唐の都 長安に馳せる夢 望郷の想い 阿倍仲麻呂


平成18年1月31日(火)
月山 渉 先生  「歩くということ」


平成18年1月24日(火)
毎日新聞編集委員
玉置通夫 先生  「記者が見た大阪のスポーツ」


平成18年1月17日(火)
元 全日空機長
乙訓昭法 先生  「知られざるパイロットの世界」


平成17年12月13日(火)
元 藤井寺高校々長
森井久夫 先生  文学の世界「小林一茶の世界」


平成17年12月6日(火)
毎日新聞客員編集委員
八木亜夫 先生  「最近の日本と世界情勢」


平成17年11月29日(火)
いづみ健老大学学長
戸神繁一 先生  お話しと一人狂言「萩大名」


平成17年11月22日(火)
本学学長
村田義人 先生  貝原益軒「和俗童子訓」」


平成17年11月15日(火)
環境省自然公園指導員
畑中一一 先生「伊能忠敬と『伊能ウォーク』が遺したもの」


平成17年11月8日(火)
弁護士
相馬達雄 先生  「世相と法律」


平成17年10月25日(火)
うえむら牧場代表
黒瀬礼子 先生  「小さな町の牧童たち」


平成17年10月18日(火)
元 大阪城天守閣館長
渡辺 武 先生  「豊臣秀吉を語る」


平成17年10月4日(火)
文部科学省選定映画   「NITABO」


平成17年9月27日(火) 
天王寺動物園 園長 
宮下 実 先生 「移り変わる動物園」


平成17年9月20日(火) 
全日本車椅子バスケット総監督  
高橋 明 先生 「共に生きる」 障害者のスポーツを通して

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