第2話・その5


大地「いきなりか…それではこっちも…」

ランドビークルの屋根に飛び乗り、走らせる。

大地「吸収合体!!!」

地エネルギーに100%変換された大地は人型に変形したランドビークルに吸収され、

大地「ガイ・ランダー!!!」

ガイ・ランダーになった大地は直ぐにランドショットを抜き、攻撃を仕掛ける。敵兵器は実弾砲撃で攻撃してきたが、ガイ・ランダーは難なくかわし、次々に命中させる。

あの時みたいに難なく倒せそうな感じがした。だから一抹の不安が頭を過ぎった。

地の精霊「やはり大地も不安か。」

ガイ・ランダー「油断はしないよ。」

ガイ・ランダーはランドショットのパワーを最大にして射撃する。

ガイ・ランダー「ガイア・シューーーートッッ!!!」

敵兵器は一撃で中心を貫かれ、小さな爆発と共に倒れた。

ガイ・ランダー「…。」

ロカリス軍部隊長は車の陰からすっと現れた。手には小さな物体が握られている。

ロカリス軍部隊長「授かった力、今こそ発揮せよ!!!!」

小さな物体が敵兵器に投げつけられる。触れた瞬間、一瞬光を放ち、その場であっという間に巨大化した。まるで細胞が一気に分裂していくかのように。

ロカリス軍部隊長「さあ、これで貴様も最期だ!!行けぇぇぇっっっ!!!」

敵兵器がガイ・ランダーに襲い掛かる。

ガイ・ランダー「は、速い!」

先程と比べ、動きが格段に違う!構え直す間もなく強烈なボディブローを喰らう。

ガイ・ランダー「ぐぅっ!」

数メートルほど吹き飛ばされ、背中を打ち付ける。ダメージは余り大きくないようだ。直ぐに片膝をついて体を起こす。

兵士F「大地殿!大丈夫ですか!!」

ガイ・ランダー「ああ。だが、一寸ヤバイ感じがする…少し離れていてください。」

兵士G「は、はい…承知しました。大地殿もお気をつけて。」

兵士F&Gが遠ざかるのを見届けてガイ・ランダーは立ち上がり、敵兵器を見据える。

ガイ・ランダー「今度はこちらから!」

敵兵器に間髪を入れず連続パンチを繰り出す。

全てヒットするのだが、まるで利いてないようだ。パワーの差も有り過ぎる。何とかしなければ…

ガイ・ランダー「パワーとスピードが足りない…。」

地の精霊「やってみるか。」

ガイ・ランダー「!!…何をだ!」

地の精霊「聖獣ティグに模したサポートメカだ。ランドビークルと同様に召喚しろ。そしてそれと合体しろ。」

ガイ・ランダー「名前は?」

地の精霊「特に無い。自分で付けてくれ。」

ガイ・ランダー「あ、ああ…分かった!!」

 


 

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