実生のすすめ

私のコノフィツム実生方法を紹介します。

秋に花が咲き交配して1年後種を採取し、種をまきます。

種の採取方法は、実を水につけると、早いもので1〜2分で実がはじけて種が出ます。

さあ、種まきの準備が出来ました。

 これがコノフィツムの実です。この中に種が入っています。受粉させるのは、ピンセットや綿棒などで交配させますが、私は、歯ブラシの先を使います。一本抜いて指でこすり摩擦をして静電気をため(釣り糸でもかまいません)咲いた花に差し込み受粉させます。
 種まきの準備です。まず、手頃なカップを用意します。ここでは、クリーンカップを使います。左がフタで右が種をまく容器です。
 次に鉢受け皿を用意します。これは、腰水用に用います。この中に水を入れ切らさないようにします。植え替えまで約1年ほど使います。又、時々青ゴケを防ぐため、竹酸酢液を1,000倍に薄めて用います。
 容器ですが、裏底に5〜6カ所の穴を開けます。穴あけにはキリを使います。ここから水を吸い上げるのに利用します。それではまず最初にガラ土を敷き詰めます。ガラは日向土の細粒を用います。
 次に培養土を入れます。土の成分は一般のコノフィツム栽培土を用います。(古株の再生方法)と同じものを使用します。
 最後に培養土の上に種をまく床を作ります。無肥料の細粒赤玉土を敷き詰めます。これで完了です。この上に種をまきます。又、種の上に土をかぶせないようにしてください。
 巻き終わったら、フタをして、鉢受け皿に水を入れ土が乾かないようにします。2週間ほどで目が出てきたらフタを少しあけて空気を入れます。ここで注意しなければならないのは、置き場所です。蒸し枯れを起こさないよう、高温を避けてください。せっかくの芽が溶けてしまいます。
 発芽後7ヶ月目の写真です。フタは2ヶ月ほどで取ってしまいますが、1年ほどこのままで栽培します。又、コケや細菌の予防として、ベンレートやダコニール1000などを散布すると良いでしょう。
 1回目の脱皮です。秋に種を蒔いて翌年の夏の暑さ対策がうまく乗り越えたら1回目の植え替えです。適期は10月を目安に涼しくなったら行ってください。植え替え後は腰水はいりません。一般の管理で、乾いたら水を与えます。
 置き場所は、直射日光が当たらない明るい場所で涼しい所が最高です。


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